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ワニと読むミステリ(ウエディングプランナーは眠れない)

読むと、病院でも落ち着いていられない。

(ローラ・ダラム著)
ウエディング・プランナーが探偵というのは、ワニは初めてです。
華やかな結婚式と死体という組み合わせがミスマッチで良いですね。
結婚式に全力を傾ける花嫁やその母のヒステリーが伝わってきますね。でも、どうして結婚式にこんなに必死になるのか、ワニはわかりません。ワニの結婚は質素なものです。
大金持ちの結婚式が事件の初めです。花嫁の母(クララ)は、実に口うるさくて、何か気に入らないことがあると手帳に書いて後でとっちめようと考えるようなにくたらしい人です。前夫もひどい目にあい、その再婚相手も根も葉もないことを言いふらされて、すっかり社交界から締め出された格好です。現夫には愛人がいますが、クララ本人にも愛人がいます。この辺、相関図が入り組んでくるので、みなさん、よーく理解して頭に入れておきましょうね。関係者はお医者さんが多いです。誰と誰が一緒にいるのか、その辺もややこしくなるので、しっかり把握しましょう。
もちろん死体となって発見されるのは、クララですよ。
結婚式のケータラーのリチャードが容疑者にされ、ウエディング・プランナーのアナベルは友達リチャードの疑いをはらすべく、事件解決に乗り出します。この展開はよくあるパターンですが、ワニは好きです。
アナベルのアシスタントは、露出過剰ですぐ男を誘惑しようとするし、隣人は詮索好きで聞き耳をたててるし(でもそのおかげで助かったりもするんだけど)、町の上流夫人が行きつけの美容師はとっても口が悪くて楽しいし、ユニークなウエディング・ケーキを作るお菓子職人は個性的だし、カメラマンはセクハラだし、刑事はセクシーだし、絶対シリーズは見逃せません! 早く次の作品が翻訳されないかなぁ、ワニは待ち遠しいです。
でもね、リチャードの作るおいしそうなお料理の説明が多いともっとうれしいですけど。
俳優のチェビー・チェイスの名前って、ワシントンDCの高級住宅地の名前からとったんでしょうか?
誰か知っていたら教えてください。
昔、昔、チェビー・チェイスが大好きって言ったら、バカにされました。どうして? 良いと思うけどな、それはワニだけかしら。

主人公: アナベル・アーチャー(ウエディング・プランナー)
Female
場所:  USA、ワシントンDC
グルメ:  パーティ料理
動物:   なし
ユーモア: 中


ウエディングプランナーは眠れない

ランダムハウス講談社

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