余禄 マスクをしない日やいつ 

2020-12-14 14:08:47 | 日記

 

死に顔を 好奇にみられる 屈辱を 避けてマスクに あの世にまでに

 

名所より 人の顔見て 満足の 旅の楽しみ マスクは奪い

 

大勢の 無言の圧力 マスクせぬ われに及んで 郷に従い


余禄 捨ててこその味わい

2020-12-14 10:04:22 | 日記

 

  人生を 賭けるに足らぬ 稼ぐこと サッサと見切り 足りるに生きて

 

馬齢つみ 馬になり終え 馬の目に 映し出される 悲惨なこの世

 

  あるままに 生きる草木を 見るさえに いのち一つに こころ癒され

 

悲しみに 深く溶け込み 突き抜けて 普遍にみちる 悲しみとなり

 

  死の淵を あえて潜るは みそぎかな 身軽になって 自在は得られ

 

平等の 死の無差別を 引き受けて 自由なおのれ 真に生まれて

 

  孤独にも ビクともしない 自信こそ 揺れる野草を 揺れずに支え

 

人生は 二度ない一度 一度ぎり 反芻すればに 意味や深まり

 

  生まれ死の 未発の中に こころ置き 過ち見ては あらた出直し

 

自分さえ 掴めぬおのれ 出会わずに 言うも為すにも 嘘臭いかな 

 

  幽明の へだて飛び越え 亡き人へ こころ移して あの世につなぎ

 

ともしびと ともるこの世の いのち消え ともるいつもの 巷の灯り 

 

  幸せが 夜の眠りと なり終わり 覚めない眠り ついの幸せ

 

透明な 壁にかこまれ 生きるわれ 外へ抜け出て 見え初めるかな