灯り消し 途端に襲う 蚊の憎き 妻は刺さずに 我のみ目ざし
夜陰待ち 羽音高くも 襲い来る 蚊の正直も 褒める気ならず
蚊を無視に 茗荷を探す 妻見れば 子供の頃の 母思い出す
灯り消し 途端に襲う 蚊の憎き 妻は刺さずに 我のみ目ざし
夜陰待ち 羽音高くも 襲い来る 蚊の正直も 褒める気ならず
蚊を無視に 茗荷を探す 妻見れば 子供の頃の 母思い出す
餌貰い 嘘までつかぬ 犬ほどの 節度も持たぬ 人とは何か
黒をさえ 多数を頼み 白にする 民主制の 行き着くところ
欲望を 抑えるよりは 欲望の 根を抜くことの むしろ容易く