注意事項:実在の人物が出ますがあくまでもフィクションです。
<設定>
大野梓:秀徳高校に通う現役女子高生で秀徳高校男子バスケ部マネと生徒会の副会長をしている
1年生。極度の負けず嫌いで相手が強ければ強いほどクラッチシューターになってしまう帝光中出身。
座右の銘「不撓不屈」。バスケ部の練習着も自身で考え「不撓不屈Tシャツ」を部員に配っている。
双子の妹・美玖がいるのだが、髄膜炎になり入院中。
部員曰く「嫌いな言葉じゃ無いから大切に使う」とのこと。(秀徳バスケ部の理念)
使える能力は
ミラージュ・アイ(未来予知の眼)・・・先のことが見える特殊な眼で
赤司の「天帝の眼」と同等の力がある。
超長距離高弾道3p
エンペラー・アイ
ホーク・アイ
ミラージュ・シュート
イーグル・アイ
ドライブからエルボー・パス
型無しシュート(フォームレス・シュート)
12/20
伊達眼鏡を掛ている。(持っている本数はバスケ部1位)
彼氏が居る。(イニシャルはN・S)
美人・優秀・料理上手・・・・もう申し分無しの完璧ちゃん。
反射神経抜群・運動神経抜群とこちらも申し分なし。
未だに妹離れできない兄に嫌気がさしつつある。
警察の仕事で自身の生計を立てる。(警視庁勤務)
階級は警視総監(私服で臨場することあり)
時折、白バイに乗ることもあり。
帝光中出身で、小6までアメリカに居た。
特技:空手
資格:空手師範・漢検1級、英検1級
趣味:料理、データ収集、裁縫、オーデコロン集め。
性格:キレると相手が誰だろうが容赦なくブチ切れます。
普段は真面目で、クラスや部員達から信頼を寄せる。
緑間真太郎:秀徳高校男子バスケ部1年レギュラーの帝光中出身。「キセキの世代No1シューター」として活躍後
秀徳高校にスカウトされ進学。常に運命に従い人事を尽くしている。
フォームを崩されない限り100%決める。
7/7
大野美玖:梓の双子でこちらも秀徳高校男子バスケ部マネで秀才。
梓の不在時はレギュラーを叱責する美人。
帝光中出身で、小6までアメリカに居た。
特技:空手
資格:空手師範・漢検1級、英検1級
趣味:料理、データ収集、裁縫、オーデコロン集め。
性格:キレると相手が誰だろうが容赦なくブチ切れます。
普段は真面目で、クラスや部員達が信頼を寄せる。
髄膜炎で入院していたが復帰した。
高尾鞠那(4):HSKこと高尾の妹で梓と高尾、大坪、宮地、木村、緑間に懐いている。
梓のことは「あずねぇちゃん」と呼んでいる。お菓子作り大好き。
誕生日12/20
呼び方~鞠那編~
梓あずちゃん
和成和にぃ
緑間真にぃちゃん
大坪泰にぃちゃん
宮地清にぃちゃん
木村八百屋のおにぃちゃん
呼ばれ方~鞠那~
梓鞠ちゃん
和成鞠
緑間高尾妹
大坪鞠那ちゃん
宮地まーちゃん
木村鞠ちゃん
呼び方~梓編~
鞠那鞠ちゃん
高尾和
緑間エース様
宮地宮地さん
大坪主将
木村木村先輩
呼ばれ方~梓編~
宮地天使
大坪大野
木村梓
高尾大野ちゃん
緑間(大坪さんと同じです)
鞠那あずちゃん
高尾和成:秀徳高校男子バスケ部の1年レギュラーで
梓と同じクラス。キセキの世代No1シューター・緑間真太郎と登校することが大半。
ホーク・アイが使える。
11/21
座右の銘「人生楽しんだモン勝ち」
<本編>
此処はとあるバスケマネの部屋。現在この部屋では実力テストの勉強中の2人が居るのだが
1人は秀徳高校男子バスケ部マネ・大野梓、もう1人は
秀徳高校男子バスケ部1年レギュラーの高尾和成。
だが、梓にはどうしても嫌いな人物が居るそれが・・・
「梓~構ってよ」
国民的人気アイドルグループのリーダーである彼
大野智は梓の実兄である。
「無断入室するな、勉強の邪魔だから早く出て行け。
罰金3千払って貰うから」
「ちょ、待てや」
「問答無用」
「ぎゃー」
「大体無断で入ってくる方が悪い」
兄は無残にも
妹に足蹴りされ部屋から追い出されました。
「鳩尾が痛い・・・・」
俺・大野智は、妹に鳩尾を蹴られ
まともに立てなくなっていました。
「ちょ、智君大丈夫?」
「大丈夫そうに見える?」
「見えない」
「リビングまで運んでくれない?」
「了解、にしても・・・梓ちゃん
怖かった」
「テスト勉強の邪魔しちゃったからね」
「テスト勉強(邪魔しちゃったの?そりゃあ、梓ちゃん怒るよ」
「やっちまった」
「テへ」
「何してるのかな?そこどいて貰おうか」
「!!ごめんなさーい」
「HSK、リビング行くよ-」
「ホホイのホーイ☆」
ー程なくしてー
「チース/シュウ、こちらのexcellent cool girlは?」
「修、お帰り。酷いな、あたしの事忘れた?ー辰也ー」
「ただいま。俺の彼女だよ。」
「もしかして、梓?」
「そうだよ、お帰り。
改めて、大野梓です。秀徳高校男子バスケ部1年マネです。」
「こちらも改めて、氷室辰也です。陽泉高校男子バスケ部2年だよ。
一段と肌に磨きかかったね。」
「thank you.」
「誠凛対桐皇戦始まるぜ」
高尾の声がリビングを支配する。
「thank you.多分、まだ
ウォーミングアップの段階だと思うよ?
HSK、サブバッグ取ってくれる?」
「ホーイ」
「thank you.データ取ってやる。簡単に
勝てると思うなよ・・・・“新鋭の暴君”
そしてーキセキの世代天才スコアラー、青峰大輝。
さつきも、あたしに勝てると思わないでよね。
誠凛には桐皇に勝利して欲しいけど・・
青峰を倒さないことには」
「誠凛に勝ち目は無い」
「そんなに強いの?」
「化け物だよ、青峰は。
テツのパスは必ず止められる。
中学の頃はこんな奴じゃ無かったけど・・・・
いつからだろ、変わり始めたんだよ。
修が卒業してからね。
赤司が変わったの・・中2の梅雨時。」
「マジかよー、やり合いたくねぇんだけど」
「修の相手になるとしたら・・・
黛か、無冠の5将の一人・・・・・葉山小太郎。
緑間の相手になるとしたら、赤司かな。
そして・・・HSKの相手が
実渕になる可能性もあるね」
「うわーやり合いたくないんだけど」
「あたしもマネとして最善の努力はする。
やる前から諦めるのは嫌だね。
ってか、さとにぃ
隣の女性誰よ。」
「今更?」
「うっさい、しばくぞ」
「初めまして、智君とお付き合いさせて貰ってる、藤堂桜だよ。よろしく」
「何か生理的に無理だわ。(ボソッ)
化粧濃すぎで香水がきつい。」
「何ですって?」
「あれ~?聞こえてました?
まあ、事実だから否定しないですよね?
男を弄ぶ藤堂さん。貴方の被害に遭ってる友人や、先輩が大勢居るんです。
調子こいてんじゃねーよ、雌豚が。
芸能界から追放するぞ」
「ムカつく女ね、殴るわよ」
「出来るならどうぞ?先に断っておきますけど・・・・空手の師範なめんなよ?
頭蓋骨陥没骨折したくなければ、あたしの事怒らせないでください。
次は叩き潰すか、拳銃で眉間撃ち抜くから。
あんたら5人も。
あたしの同級に芸能界にまで根回ししてる奴居るからそいつに頼むことも出来る。
警察勤務なので拳銃携帯が認められてるんです、あしからず。
修、この試合の後、手合わせしてくれる?」
「オウ。」
虹村が直ぐさま首を縦に振る。
「あれ?青峰が試合に出てない・・?
アイツが居ないって・・・・まさか・・?」
「「寝坊!?」」
「可能性あるね。あいつ勝てる試合になると
出てこないんだよね-。
余裕ぶっこいてると・・・しばくぞ、あの野郎」
「謝りキノコとサトリだ」
「謝りキノコとサトリ?」
「桜井良、桐皇学園1年。
ポジションSG
身長175
口癖なんだよ、「スイマセン」って言うのが。
座右の銘:自分がされて嫌なことは人にするな
料理が得意で、弁当は基本デコ弁。
趣味は漫画を描くこと。
そして、桐皇学園男子バスケ部主将・今吉翔一。
ポジションPG。
あいつは対戦相手の考えとか全部読めちゃうんだよね。
そいつに対抗できるのがあたしだけ。」
「マジ?!
恐るべしだな・・・大野情報」
「朝飯前だよ、これくらいなら。」
「こりゃあいいや・・カオス~」
「どこがよ。/どこがなのだよ」
「真ちゃん?!」
「真ちゃん呼びはやめるのだよ高尾」
「ヘイヘイ」
「ってか、どうやって入り込んだ?」
「それなら俺が対応したぞ」
「ホッ、修が対応してくれたなら安心だわ。
コーヒー淹れるけど、修はブラックで良いんだよね?
辰也は?」
「修と同じくブラックで頼むよ」
「ok。HSKとエース様は?」
「俺らは微糖で」
「了解。
淹れてきまっす」
「ちょ・・今のテンションと言い、テンポと言い
俺じゃん」
「煩い、黙れ、轢くぞ!!」
「怖えよ!!」
「宮地先輩に比べれば可愛いもんでしょうよ」
「まあ・・否定はしない」
「オイオイ、そんなこと言って良いのか?轢くぞ・・・高尾」
「あれ?宮地さん何で・・・・ギャー(チーン)」
「宮地先輩、大坪先輩、お疲れ様です」
「オウ。誠凛対桐皇戦・・・終わったぞ。」
「誠凛、負けたのかよ・・終わったな。
この後の相手は古豪・鳴成高校。」
「鳴成にも負けるよ・・・誠凛はメンタルが弱すぎる。
そういや、お昼まだでしょ?バスケ部何が良い?」
「焼き飯で」
「準備してくる。部外者は入り込むなよ?荒らされると堪ったもんじゃ無いから。
カニ缶、レタス、卵・・・よし、作りますか。ご飯は・・・
よし、残ってるね。」
「待って、俺らはどうすれば良いの?」
「知るか、んなこと。自分たちで考えろ。」
(あたしはこいつのこういう子供みたいな性格が何より嫌いだ。
こっちだって忙しいのに・・・ふざけてんじゃねーよ)
ーそれから5分後ー
「ホイ、お待たせ。お茶の準備してくるから先食べて良いよ」
「おう。」
こうして、あたしのバタバタな一日も終盤にさしかかったそんな矢先・・・
あたしのスマホにメールが届いた。
差出人は・・・赤司。
「WCまでに短期合宿を行うことにした。期間は冬休み。参加できるところは
早急に返事を頼む。」とのこと。
「赤司か?」
「うん、WCまで短期合宿やるから、参加できるところは早めに返事をだって」
「参加するか?」
「大坪先輩達に聞いてからだね」
あたしは主将にメールのことを伝えながら眼鏡のレンズを拭いた。
「合宿か・・・・参加の方向で頼む」
「分かりました、伝えておきます」
『TO赤司:お疲れ様です。合宿に是非参加させて頂きます。
合宿中、よろしくお願いします。FROM大野』
ー3分後ー
『こちらこそよろしく頼むよ。久し振りに会えるのを楽しみにしている。
from赤司』
「変わってないな。あー合宿が楽しみだ。
みんなに会える。黒子、青峰、紫原、黄瀬、さっちゃん、そして・・赤司。
あたしとさっちゃん、修以外は変わってるだろうね。」
「楽しみだな」
「うん。
修が卒業してから、大変だったんだから。中2の夏・・・
赤司とむっくんが喧嘩しちゃって・・・それで赤司対紫原が1on1して
初めは紫原が4-0で赤司をリードしてたの。あたしもこのままなら
赤司が、負けるかもって、思ってた。でも....あいつは、その不利的状況を打ち崩した。
逆転勝ちしちゃって。あの時の赤司が一番怖かった。アイツの中に
もう1人の人格が居るんじゃないかって思うくらいに。それが・・中2の夏。
4-3になった時点で止めておけば・・・此処まで
アイツ等が変わることなんてなかったのかもしれない。
最初に青峰が変わって。その後、紫原、緑間、黄瀬、赤司。」
「結局、敦が負けた・・・・。」
「うん。4-5で。」
「尚更怖いな。」
「赤司の“天帝の眼”(エンペラー・アイ)が開花しちゃって。
青峰が変わった時点で気付けば良かった。」
「お前のせいでは無いのだよ。自分を責めるのはやめるのだよ。」
「うん....どうしたら良いか分からなくなっちゃった。
考えても答えが出なくて。
自分がどうあるべきかすら分からない。
少し外行ってくる。
クールダウンしないと体が持たない。」
「早めに帰ってこいよ。」
「うん、早めに戻る。HSK・・・頼みがある」
「珍しいじゃん。」
「あたしが帰ってくる2時間前に、冷凍室から
スポドリと冷蔵庫にレモンの蜂蜜付けあるから出してくれる?」
「2時間前ね、はいよ~」
「んじゃ、行ってきます」
足早に部屋を後にする梓。
「いってらー」
見送るバスケ部とアイドル御一行。
そして梓の戻ってくる2時間前
「そろそろかな」
梓に言われた頃になり冷凍庫から飲料を取り出す高尾。
ー2時間後ー
「戻りました」
「おー、お疲れさん」
「捻挫しそう・・アイシングしないと痛いわ」
「走りすぎたんじゃねーの?一体何処まで行ってきたの」
「海常まで」
「神奈川までか・・・って、走りすぎなのだよ」
「Niceツッコミ。帰る途中で、黄瀬に出会った。
それで、まあ・・少し話し込んだけど」
「元気そうだったか?」
「うん、変わらず。宣戦布告された。
"WC では、直接、試合することはないと思うけど、一応宣戦布告ッス"って」
「相変わらずのようだな」
「大変みたいよ?まあ、アイツ等がどうなろうがこっちの知ったことか。
"単純(シンプル)だからこそ真理なのだよ。
いずれ俺が証明してやろう"って言ってたことが
事実になったね。」
「当然だ。人事を尽くすと言うことはそういうことなのだよ。」
「そうね、ストバスでも行く?」
頷くバスケ部一行。
「着替えてくる」
ー2分後ー
「お待たせ~行きますよ」
「梓、邪魔しないからさ一緒に行っても良い?」
「邪魔しないなら」
「約束する。」
「特別に許可する」
「良かった~」
「戸締まりよろしく。」
梓は既に黒長袖に白の練習着を着て某スポーツジャージを身につけている。
「準備出来てるじゃん」
「うん。鞠ちゃん、行くよー」
「待って、あずちゃん。
お待たせ^^」
「はい、行きましょう。」
メンバーとレギュラーでストバスへ来た梓。
「あれ・・・?未玖?」
「梓~会いたかった」
「あたしもだよ、大丈夫なの?!」
「うん、少しずつ回復してきてるし」
「良かった。心配したんだからね?
無茶しないでよ。」
「分かってる」