☆嵐と黒バスと推理小説の部屋へようこそ☆

♪リクエスト受付中です。
恋愛~絆系まで更新中。
今後とも応援とコメント
お願いします♪

高尾の双子は氷室の彼女様です。

2020-02-23 16:47:49 | 黒子のバスケ

注意事項はありません。
<設定>
高尾結梨:秀徳高校に通う高尾の双子で
男バスマネージャをしながら、陽泉高校にも顔を出している。
成績優秀であり運動神経抜群、反射神経抜群と申し分なし。
高尾のホーク・アイや、他のメンツの能力が使える。
帝光中出身。
例えば、赤司のエンペラー・アイ
緑間の3Pシュート
黄瀬のコピー。
黒子のミスディレクション、イグナイトパス
黛のミスディレクション・オーバーフロー
伊月のイーグルスピア、イーグル・アイ
元帝光中学・男バスマネージャ。
情報量はさつきを凌いでいる。
誕生日は11/21
身長は174
口癖:「てめぇら、いい加減にしないとしばくぞ」
きれい:かわいい:格好いい(5:1:4)
特技:バク宙返り、空手。
彼氏:陽泉高校のSG(イニシャルはH・T)

高尾和成:結梨の双子様で秀徳高校男子バスケ部に所属。
ホーク・アイが使える。
このホーク・アイは「イーグル・アイ」よりも遥かに広い視野が特徴。
休日は中野のトレカショップで買い物をしている。
好きなモノはキムチ。
自称・緑間の相棒。
星座は
誕生日は結梨と双子なので11/21。
特技はバク転。秀徳バスケ部や他校のバスケ部と共に結梨を守る。

藤堂桃華:秀徳に転校してくるイケメン好きな超ミーハー。
バカでチビ。結梨を陥れようとするが悉く失敗する。
ニキビだらけのブス。

氷室辰也:秋田の陽泉高校に通う
蒼衣の彼氏様で、中学はアメリカの帰国子女。
かなりの美男子。
英語がペラペラ。
誕生日は10/30
星座は
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     本編
「集中しろ」
某・高校の体育館から声が聞こえる。
「真面目にやれ、シバキ倒すぞ」
今の声はマネージャの高尾結梨。
彼女は此処・秀徳高校男子バスケ部マネージャ。
彼女には双子の相棒が居る。
「10分休憩。
それぞれタオルとドリンクを取ってください」
「結梨~今日は御機嫌斜めか?」
今のが結梨の相棒で双子の
高尾和成だ。
「アハハ~高尾のやつ轢いてやる」
「宮地、軽トラ貸すぞ?うち八百屋だし」
物騒な声が聞こえたが
最初は、宮地清志。
後者は木村信介。先に断っておくが、木村の実家は八百屋だ。
軽トラくらいなら用意出来るのである。
「結梨、この後3Pシュートの練習に付き合って欲しいのだが」
彼は、元・帝光中学男バスのレギュラー、緑間真太郎。
毎朝ラッキーアイテムを身につけている。
常に、人事を尽くしているのでシュートを外すことはないとのこと。
「いいよ。じゃあ・・・あたし少しだけ
練習して良い?」
頷く緑間。
「良いだろう。」
眼を閉じタオルを頭から被る真太郎。
ボールを籠から出し
真太郎よりも遠い位置から
3Pを放つ。
「人事を尽くすだけじゃ
あたしには勝てないわよ」
ストン・・・
ボールがネットを綺麗に潜った。
「!!結梨、今から練習に付き合って欲しい」
真太郎から急なお願いだったが
「了解、エース様のお願いなら
断らない。」
結梨はすぐにシューティング練習のスタンバイへ・・と行きたいところだったが
辰也から電話だ。
「何よ、部活中ですけど」
『機嫌悪いね』
「いや・・部活中に電話してくるからじゃん・・
で、ご用件は?」
『近いうちに秀徳と練習試合組みたくてね・・・・
監督か、主将は居るかい?』
「ちょい待って、主将に変わる」
主将の大坪を呼ぶ結梨。
「お電話変わりました、秀徳高校の大坪です」
『陽泉高校の氷室辰也です。
結梨がお世話になってます。
実は近々秀徳高校と練習試合を・・と思いまして』
「構いませんが、いつが宜しいですか?」
『そちらに合わせますが・・』
「では、来週の21(土)、昼一13:00
はいかがですか?」
『大丈夫です、では
来週の21、昼一に。
会場は秀徳高校で宜しいですか?』
「ああ、じゃあまた」
電話を切る大坪。
「練習試合ですか?」
「ああ、来週の21、昼一だ。
会場は此処。
対戦校は、秋田の陽泉高校」
「辰、むっくん・・・・
はぁ、気が重いよ・・・・・・」
結梨は小さくため息をついた。
「高尾ちゃんお疲れ」
宮地清志・・此処・秀徳高校男子バスケ部に所属する
3年だ。時折、物騒な発言をすることもあるが
本人に悪気は無い。
「宮地先輩お疲れ様です。
タオルとスポドリです」
「どうした?複雑そうだな」
「次の試合です」
「ああ、次の練習試合か。
知り合いと彼氏さんが
居るんだっけか」
頷く結梨。
「まさか、辰也と
むっくんの2人とやりあうなんて・・・・
荷が重いよ」
「やるだけのことをやるしか無いのだよ」
「そうだぜ、エース様の言うとおりだ」
「高尾、その言い方はやめろ」
「休憩終わり、始めるよ」
結梨の声が秀徳の体育館に響いた。
「おう!!」
そこから容赦ない練習が続き
終わったのは19:30を回った頃だった。
「くあー疲れた。帰ったら寝るわ」
「その前に、宿題と夕飯、風呂が先よ」
「分かってるよ」
「じゃあ、真ちゃんお先」
「ああ、もうすぐ帰るのだよ」
その場を後にする高尾家の双子。
2人はチャリ通。
「寒い~マフラーが恋しくなるわ」
和成が言うと
「ホイ、和の分」
結梨が和に渡す。
「サンキュー。
流石、俺の双子」
「ふは、こっち向いて?巻いたげるから」
「頼むわ」
暗い時間だが紺色のマフラーが映える。
「うん、長さとかピッタリだ」
「暖けぇ」
「そりゃあそうだよ、大坪先輩にも手伝って貰ったんだから」
「主将に?また何で?」
「いやー不安になっちゃってさ。
で、和の誕生日って大体買った物が
プレゼントだったでしょ?
でね?マフラーでも編んで渡そうかなーって思ってたら
主将に“マフラーなら教えてやる”って言われて
教えて貰ってたの」
「そっか、サンキュー」
「気に入って貰えたようで何よりです。
あたし自分の分はあるから大丈夫だよ」
「んじゃあ帰ろうぜ」
高尾双子は自宅へと歩を進めた。
「ただいま~」
2人はそれぞれの部屋へ行き
着替えることに。
「迷うこと無く思いのままにやれば良い。
迷ったときこそ原点に帰れ」
「昔から言ってるよな」
「中学時代に先輩が言ってたんだ・・・
“もし何かに迷えば
自分の思うままにやれば良い。
迷ったときこそ
原点に帰れ”って」
「良い先輩だな~俺もそういう良い先輩に出会いたかった」
和成が静かに呟いた。
  ー翌朝ー
朝練へ向かう双子の姿が・・。
「今その先輩ね・・アメリカに居るんだ。
その先輩がアメリカに行く直前に
言ってくれたのがその言葉だった。」
「俺も帝光中に行きたかった・・・・」
「時期に帰ってくるんじゃ無いかな・・・
ん?あの足音・・・お帰りなさい、ー虹村先輩ー」
「おお、久し振りだな。
元気だったか?」
「はい!いつこちらに?」
「昨日だよ。
隣が双子か?」
「はい、あたしの双子・高尾和成です」
「どうも」
「よろしく、虹村修造だ。来週から
秀徳に通うことになった。」
「!!ホントですか?嬉しいです。
緑間も驚きますよ」
「だろうな、あの頃の忘れてねーよな?」
「はい、“もし何かに迷えば自分の思うままにやれば良い。
迷ったときこそ原点に帰れ”ですよね?」
「その通り。無茶すんなよ」
「はい!!そうだ、和~」
「分かってるよ。転校生だろ?
安心しろ。守ってやるから」
「ありがと」
「俺も守ってやるからな」
「ありがとうございます、虹村先輩」
「朝練遅れるぞ、急げ!!」
ー3人が学校へ着いたのは朝練が始まる20分前だった。ー
「遅れました、スイマセン!!」
「大丈夫、まだ20分前だ。着替えてこい」
学校へ着くと既に3年の先輩達が朝練の準備をしていた。
「あれ?木村先輩は?」
「風邪で休みだ」
「珍しいですね、帰りに寄ってきます」
「移されるなよ」
「御意」
「そうだ・・結梨、転校生来るの今日だぜ」
「まじか・・・気が滅入る。確か、藤堂百花だっけ?
父親がサラリーマン。母がOL。
平凡な家庭の娘と言っても良い。」
「まじか・・・」
「あたしが消されるのも時間の問題ってやつだね。
何しろ“気にくわない奴は容赦なく蹴落としていく”悪女みたい。」
「少なくとも、俺はお前の味方だぜ」
「俺らもな」
そこには宮地兄弟、大坪、虹村、緑間と和成の姿があった。
「そいつがどんな奴だろうが、俺らには関係ねぇ。
で、そいつはいつ頃から来る予定なんだ?」
「今日だよ。」
「何とー!!!!・・・」
絶叫する秀徳レギュラーであった。
「気分悪い。
あたしの居場所を奪うなら
こっちもそれなりの対策はする。
念のためにアイツ(赤司)に頼んで消して貰う。」
赤司に連絡し手短に伝えた。
『成る程な、そこは任せ手貰っていい。
時期に俺もそっち(秀徳)に行く』
「ホント!?助かるな。」
『安心してくれていいよ』
「うん。頼りにしてるよ」
『嬉しいよ、そこまで言われると。』
「じゃあ、またいずれ。
よし、舞台は整った。」
「だな」
「行くぞ」
「はい。胃が痛い」
「俺らがついてる安心しろ。」
「はい。朝練始めますよ」
ー朝練終了ー
「はぁ・・・気が滅入る」
ークラス内ではー
「今日来る転校生めちゃめちゃ悪女らしい」
「おはよーどした?」
「おはよー今日来る転校生のこと」
「あー成る程ね」


赤司兄妹の事件簿~帝光中編~

2020-02-20 18:59:18 | 黒子のバスケ

赤司のキャラが崩壊している可能性があります。
ー設定ー
赤司結:赤司財閥の令嬢で文武両道で、周囲から好かれる性格。
笑った瞬間が亡くなった母と重なるらしく兄・征十郎が時折
部屋に来るのだとか。
趣味は将棋などのボードゲーム全般で、プロ顔負けの指し手。
自分に背く者に対しては容赦のない一面も見せる。
非常に広い視野と優れた判断力に加え鋭敏な反射神経を持ち、ゲームメイクに秀でている。
チームのコンディションを上げるほどの精密で完璧なパスを繰り出す事で
レギュラーのポテンシャルをゾーンに近いほどまでに引き出す事が出来る。
勉強、運動は完璧にこなせます。
男バス1軍マネ。
休日はバイオリンやピアノを弾いている。
身長:158cm
趣味:音楽鑑賞、読書、散歩。
特技:チェスや将棋、バスケ、武術系。
誕生日:3/19
座右の銘:「柔よく剛を制す」

赤司征十郎:赤司財閥の御曹司で結の実兄。
文武両道で苦手な科目がない天才様です。
帝光中学男子バスケ部副キャプテンとしてレギュラーを牽引していく。
キセキの世代の中では唯一平均的な身長で、オッドアイが特徴。
趣味は将棋などのボードゲーム全般で、プロ顔負けの指し手。
普段は礼儀正しく物腰の柔らかい少年だが、対面した者が威圧感を覚えるほどの風格も持つ。
自分に背く者に対しては容赦のない一面も見せる。
非常に広い視野と優れた判断力に加え鋭敏な反射神経を持ち、ゲームメイクに秀でている。
母親の死をきっかけに父親の英才教育がエスカレートし、それをこなしてしまえる才能からどんどん精神に負荷を受け
家での自分と学校での自分が別にいるような感覚を覚え始める。
仲間たちが才能を開花させていくことで置き去りにされる不安から唯一の支えであるバスケでも楽しみを感じなくなり
紫原との1on1で敗北の危機にさらされた際に今までの教育による勝利への執着から、別の人格を作り出してしまう。
本来の主人格である赤司は一人称が「オレ」で他人を名字で呼び、勝利意識は高いながらも温厚で
他人を頼りフォローすることができるなど冷静で仲間想いである。
チームのコンディションを上げるほどの精密で完璧なパスを繰り出す事で
レギュラーのポテンシャルをゾーンに近いほどまでに引き出す事が出来る。
休日は乗馬をしている。
誕生日:12/20
身長:158cm
座右の銘:「迅速果断」

虹村修造:手加減が苦手で、反抗してきた部員(灰崎)の首根っこを掴んで連れてくる程の
実力。黒子からのパスも捕れる。ポジションはSF。
特技:空手
趣味:卓球
誕生日:7/10
座右の銘「初心忘るべからず」

帝光中学バスケットボール部。その輝かしい歴史の中で10年に一人の天才が
5人存在した。それが「キセキの世代」。
所変わって・・・
此処は都内某所に建つ「赤司財閥」総帥・赤司征臣の邸宅である。
此処には二人の子供が居る。
一人が・・・
「征兄様、牧、お父様お早うございます」
彼女・赤司結である。
そして二人目は
「お早う、結。まだ眠そうだね」
兄・赤司征十郎である。
「おはようございます、お嬢様」
「おはよう結。」
「お父様、本日のご予定は?」
「今日は少しゆっくりでね。
もう少し、ゆっくり出来るんだ」
「そうでしたか。征にぃ様、そろそろお時間ですよ?
急がなくても宜しのですか?」
「!!そうだね。牧、お父さん行って参ります」
「行ってらっしゃい/お気を付けて」
こうしてあたしと征にぃ様は帝光中学へと向かった。
その道中・・部活の先輩である、虹村先輩に出会い一緒に登校。
「おはようさん」
「お早うございます。」
「結、眠そうだな」
「眠そうじゃ無くて、実際眠いんです。
夕べもなかなか寝付けなくて。」
「無理しないようにな。
顔色が悪いぞ。」
「はい。昨夜は、ひったくり犯を捕まえる事から始まり
とある知り合いの自宅で事件があって・・・そっちにかり出されて。」
「大変だな。」
「まあ・・・なんと言えば良いのか・・
睡眠時間を削らないとダメなんです。」
「無理するなよ?体調崩されたら大変だからな」
赤司兄と虹村の声が重なった。
「ありがとうございます。
お二人とも、急がないと
遅刻ですよ?それでは、お先です」
「あ、待て!!」
「待てと言われて待つ人なんて居ませんよ」
「正論だな。というわけで、虹村さん
お先です。」
「お前まで行く気か・・・赤司ー!!」
後方で虹村先輩の声が聞こえるが
あたしも、征にぃ様も、虹村先輩も朝練に間に合うように全力ダッシュ。
「急げー!!」
そんなこんなでギリギリセーフで到着。
「遅れました!!」
「大丈夫ですよ、今から始めるところでしたから」
先客がいたそれは誰あろう、3軍から上がってきた黒子テツヤその人だった。
「お早う、黒子。早いな」
「はい。少し早めに来て練習も悪くないかなと思いまして。」
「精が出るな、黒子」
「お早うございます、赤司君、主将。」
「あれ、あたしに挨拶は無しですか?」
「お早うございます」
ニコリと頷く結。
「おはよう」
次第にレギュラーが集まってきた。
「はぁ・・・気が沈む。昼から雨とか凹むわ」
「そうだな、俺もだよ」
「帰りは呼びますか?」
「ああ、そうしようか」
一日の始まりは朝練から始まる。
「集中して!!よそ見しないの」
結の叱責が。
((怖ーby1軍))

帝光中男バスマネはあの方の恋人です。

2020-02-16 20:30:41 | 黒バス+謎解きはディナーの後で

(設定)
霧龍陽葵(きりゅう):世界屈指の大財閥・霧龍財閥の令嬢で
赤司の恋人。マネージャ兼監督。宝生グループよりも遥か高い地位に有る財閥。
成績優秀であり運動神経抜群、美人で生徒会副会長。
反射神経抜群と申し分なし。
空手師範の資格あり。
身長:174cm
趣味は読書とピアノを弾くこと。
時折、天然になります。
誕生日は、11/21
副会長でもある。警視総監の仕事もしている。(決してコネでは無く実力で此処まで来ためっちゃ重要。
「初めから諦めるやつがどこに居る」が口癖。
生徒会室にシャンデリアを飾った張本人。
赤司の天帝の眼(エンペラー・アイ)
伊月のイーグル・アイ/イーグル・スピア(鷲の鉤爪)
笠松のドライブ
高尾のホーク・アイ
黒子のイグナイト・パス/ファントムシュート/ミスディレクション
黛のミスディレクション・オーバー・フロー
以上が使えます。
口癖「速やかなる対応を」
紺縁の伊達眼鏡を掛けている。

座右の銘:「柔よく剛を制す」

鷺沼:霧龍財閥の執事兼運転手。彼も事件の話を聞くだけで
解決するが、どこかの執事とは違い毒舌を吐くことはない。(ここ重要です)

城﨑真斗(25):陽葵のお気に入りイケメン刑事。
頭脳明晰・容姿端麗・紳士・反射神経及び運動神経抜群と
申し分なし。城﨑ホールディングスの御曹司で
風祭モータースを買収してしまう権力を持つ。

安斉(28):真斗専属の執事兼運転手。イケメンで空手師範の資格を有する。

宝生麗子:こちらも複合企業・宝生グループの令嬢で
警視庁国立署の新米刑事。
職場では令嬢であること隠し日々都内の安全確保に努めている。
家では令嬢としての時間を楽しんでいるが・・・事件が起こるたびに
執事の影山に詳細を話している。(こちらは親のコネあり)

風祭京一郎:中堅自動車メーカー「風祭モータース」創業家の御曹司。
警視庁国立署のエリート警部であり麗子の苦手な上司ランキング1位。(32歳)

影山:宝生家の執事であり、運転手。
類い希な能力と言っても良いのだろうか・・・
事件を解決してしまう・・能力を有している。
麗子に対して暴言すれすれの毒舌を吐いてしまう。

赤司征十郎:赤司貿易会社の御曹司で陽葵の彼氏。
成績優秀であり運動神経抜群。
こちらも宝生グループより高い地位の財閥。
反射神経抜群と申し分なし。
部活では副主将。(俺司)
生徒会長でもある。
座右の銘「迅速果断」
誕生日は12/20
生徒会室の間取りを広くした張本人。
黒縁の伊達眼鏡を掛けている。

牧:赤司家の執事兼運転手。

オリキャラ
比良真斗:警視庁の鑑識課に所属する
比良財閥の御曹司。こちらも宝生グループより
高い地位の財閥。
陽葵とは幼馴染み。
10/23

日塔:比良専属の執事兼運転手。

城﨑真斗:陽葵の直属の部下で超優秀でイケメンな完璧で
風祭モータースよりも高燃費、イケてるデザインで有名な
「城﨑モータース」の御曹司。
身長:178cm

坂崎:真斗専属の執事で武術も出来るこちらもイケメン。
身長:188cm
ーーーーーーーーーーーーーーー
(本編)
此処はバスケの全国大会で3連覇を誇る
バスケの強豪校・帝光中学。
その中でも100年に1人の天才が
5人居た時代は“キセキの世代”と呼ばれている。
だが、此処・帝光中学男バスには
妙な噂がある。
誰も知らない
試合記録もない
だが、天才5人が一目置く選手が居る。
そして、大量の情報を活用する
マネージャー兼監督が居る。
ということ。
「では、坊ちゃん行ってらっしゃいませ」
「明日から送迎は必要ない」
「ですがそれでは旦那様からの・・・」
「学校くらい、自由にさせてくれ」
そして・・・こちらも
「お嬢様、お気を付けて」
「鷺沼、明日から送迎は必要ないから」
「ですが・・・お嬢様」
「お父様のこと?大丈夫、話は通してるから。
学校くらいは自由にさせてくれないかしら」
2台のリムジンが帝光中の前に停車している。
先に断っておくが、この2人は
彼カノ関係である。そして・・校舎に入れば
会長と副会長。
部活が始まれば副主将とマネージャ兼監督。
教室に行けばお隣同士。
そして・・・彼カノ関係の2人。
「おはよう、征君」(とびきりスマイル)
「おはよう陽葵」(微笑)
手を絡ませる赤司と陽葵。
「キャー2人がお通りよ。
道を空けなさい」
左右に分かれ道を空ける生徒達。
「おはようございます」
「おはよう/ご機嫌よう」
体育館へ向かう2人。
「なんだ、まだ来てないのか」
「そりゃそうだよ。
付き合おうか?朝練」
頷く赤司。
「シューティングを手伝って欲しい」
頷く陽葵。
「いいよ?征君、もしかして
天帝の眼(エンペラー・アイ)開花したんじゃない?」
「!!よく分かったね」
赤司の表情が強ばるのが分かる。
「ッフフ、予想通りだ」
なーんて話していると
陽葵のスマホが着信を告げる。
「あーもう、こんな朝から
呼び出しなんて冗談じゃない」
苦笑する赤司。
「ックク、仕事なら仕方ないさ、行っておいで」
副主将のありがたーい一言で
「ありがと、じゃあ・・・あとは任せるよ?」
直ぐさま迎えを呼ぶ陽葵。
「鷺沼、呼び出しよ。
4キロ先の動物病院で事件発生みたいだから
迎えお願い」
迎えを呼ぶ陽葵。
「直ちにお迎えに上がります」
幸い、霧龍家の執事は近くに居た様子。
すぐ迎えに来てくれた。
「ごめんね?現場は、檜尾動物病院。
すぐ向かって」
鷺沼は“心得ております”
とつぶやき、現場へ急行。
「いつも通り現場の200m手前で下ろしてね?」
現場200m手前になり鷺沼が軽い身のこなしで
後部座席の扉を開ける。
「行ってらっしゃいませ」
その5分後
また一台のリムジンが到着。
「行ってらっしゃいませお嬢様」
宝生麗子が現場に到着したようだ。
そして彼女の上司・風祭京一郎も到着。
陽葵は既に現場に入っている。
「比良君、ピンセット貸してくれる?」
鑑識の中でも一番陽葵と仲が良い
比良真斗。彼女と
年が近いこともあり、タメだ
「ホイ、何か見つけた?」
「うん、ライト此処に当てて」
陽葵がピンセットでその周辺を円で
囲んでいく。
「OK,そのまま」
ピンセットで何か
透明のある丸い物を見つけ
ハンカチに乗せる。
「コンタクトかしら?」
「うーん、調べてみるよ。」
そこへ・・国立署のメンツが来た。
「重役出勤かよ。随分遅い到着ね/だな」
比良と陽葵が呟く。
「被害者は
この病院の院長
檜尾雅成(55)。
彼には再婚の意志があった。
その相手が
お手伝いの藤代眞希(45)
第一発見者が
娘で受付の
檜尾雅美(同姓同名の方、申し訳有りません)
婿の檜尾昭彦。彼はジッポーのオイルライターがある。
何故なら唯一の喫煙者は彼だけ。
そして2人の間には息子の佑都(5)がいる。
死亡推定時刻は昨夜の21:00~24:00の間。
被害者の体内からカリが検出されました。」
城﨑が陽葵に報告を挙げる。
「約三時間の空白・・・・。
服毒死か?
いや、決めつけるのは早いな・・
ワインボトルが転がってるわね。」
陽葵が言うと
「遅くなりました、国立署の
宝生です。」
「同じく風祭です」
「随分遅いご到着ですね/重役出勤かよ。」
陽葵と比良が一瞥すると
「すいません」
麗子side:(やばい、警視総監・・お怒りだわ)
「怒ってるのが分かってるなら、早く
聞き込みに行ってください」
陽葵の怒りは頂点に達してしまうギリギリの所だ。
「行こう宝生君」
頷く麗子。(顔に出てたのかしら)
「陽葵~程ほどしなよ」
「無理だね、所轄は動きが遅すぎる。」
陽葵は時折毒舌になる癖がある。
「学校大丈夫?」比良が心配になったのだろうか
陽葵に聞くと
「会長から許可は下りてる。部活に間に合うように行くわ」
陽葵はあの2人にあきれてしまったのだろうか
あり得ないとでも言いたげな表情。
その頃ー宝生と風祭はー
聞き込みに奮闘中。
方や陽葵は、ワインボトルの内部を鑑識にて検査中。
「やっぱりね・・・細工はワイングラスにされていない。
まあ、動物病院ならあの小さな穴に相応しいだけの物はあるんじゃないかしら。
あたしの目はごまかせないわよ」
「だろうね」
比良と陽葵の会話だ。
部活開始まであと10分。
あの2人が聞き込みに行って早くも2時間経過。
「うわ~部活まであと、10分。
あいつ等どれだけ聞き込みに費やしてるのよ。」
陽葵の怒りが爆発寸前。
「良いよ、行きなよ。
大事な大会もうすぐなんでしょ?」
「真斗~thank you。
全中が近いから休めないんだよ」
陽葵が泣きそうな表情をしていると
「お嬢様、お迎えに上がりました」
鷺沼が迎えに来た。
「よく分かったわね」
陽葵の笑みが嬉しそう。
「そろそろお時間になりますので
お迎えに上がりました」
「仕事キッチリね」
陽葵が乗り込んだときあの2人が聞き込みから
帰ってくるのが見えた。
「出してちょうだい」
陽葵の声に頷き
帝光中学へ向け霧龍財閥のリムジンが発車。
車内では陽葵が着替えの真っ只中。
その頃、風祭と宝生は比良から
お説教timeでした。
「あんまりさ、警視総監の怒りに触れることは
やめてくれよな?で・・総監は部活に行ったから。
後で詫び入れろよ?」
深々と頭を下げる宝生と風祭。
「宝生君、明日・・総監に
詫び入れに行こうか」
風祭は愛車のシルバーメタリックのジャガーで帰宅。
「そうですね、では警部
また明日」
麗子が迎えを呼ぶ前に宝生家のリムジンが静かに停車。
「お帰りなさいませ、お嬢様」
宝生家執事の影山だ。
「ただいま、ねぇ・・警視総監って
まだ・・中学生だっけ?」
「左様でございます。少し様子見に行かれますか?」
頷く麗子。
「では参ります」
影山がゆっくりリムジンを発車させる。
ーその頃帝光中学ではー
「ロードワークに行けるメンツは
行ってきてね~。その間にスポドリとタオル用意しておくから」
その時・・薄い水色の髪の少年
黒子が手を挙げる。
「陽葵さん・・実は僕、足首をやってしまって
走りに行けないんです」
「了解、テツのメニューは他に考えようか。
タイムラグ行くよ。ロードワーク組スタンバイして」
陽葵の激が飛ぶ。
「第1組目、スタンバイ大丈夫?」
頷く虹村、青峰、黄瀬。
「んじゃあいきますか・・距離は10Km。
コースは任せるわ。制限時間は無し、脱落者が出るまでよ。」
ホイッスルを吹く陽葵。
「さつき、タオル出してくれる?
スポドリ用意してくる」
頷くさつき。
2人の気配に気付いたのか
「何かご用ですか?宝生グループのご令嬢様と
その執事さん」
「!!何時からお気づきで?」
「現場を出た時かしら?
大方、謝罪に来たんだと思うけど
お引き取りください。部活の邪魔なので。
テツ、ボール出してスタンバイ」
頷くテツヤ。
「では、これで失礼いたします。」
麗子を促し去って行く影山。
「次来るときは、事前にアポ取れっての」
陽葵の毒舌に
「相変わらずだね」
赤司が寄ってきた。
「所詮、宝生グループなんて
霧龍財閥と赤司貿易会社には敵わない」
「確かにね、陽葵・・
腹筋手伝ってあげようか?」
頷く陽葵。
「先に、テツの練習付き合う約束してるからさ・・
その後お願いして良い?」
頷く赤司。
「テツ、始めようか」
「お願いします」
ペコリと頭を垂れる
テツヤ。
「律儀だね~」
「いつものことです、敬語が抜けないのは
癖なので、勘弁してください」
「分かってるよ、始めよっか・・
テツ、座って?」
言われた通り座るテツヤ。
「足伸ばした時、痛い?」
「少しだけ」
「うーん・・・何時から怪我続いてる?」
「えーと・・2~3週間くらいですかね」
「そんな前から怪我してたの?無茶しないでよ?」
頷くテツヤ。
「いつも無茶しちゃうんです」
「ダメだよ、あたしには
いくらでも甘えて良いんだから」
陽葵が助け船を出した。
「ありがとうございます。」
またしてもペコリと頭を下げるテツヤ。
「じゃあ・・ボール回ししながら
腹筋してみようか」
簡単にやり方を説明していく陽葵。
「成る程・・始めましょう」
陽葵とテツヤを見やる赤司。
「クス)黒子のやつ足怪我したのか・・・
珍しいな」
「2~3週間続いてるみたいだよ?」
「そんな前から・・・
無茶しないでくれよ?
黒子の実力を
最大限に引き出して貰う相棒だって
居るのだからな」
陽葵とテツヤを見やる赤司。
「はい、軽い捻挫なので
部活に出ても支障ないって
病院の先生から言われました。」
顔を見合わせる陽葵と赤司。
「そっか・・始めて行くよ?
痛くなったら途中でも良いから言ってね?」
頷くテツヤ。
「はい、お願いします」
少しずつ始めるテツヤと陽葵。
そこへまたしても・・・
「部活中失礼いたします。」
あの令嬢と執事だ。
だが、誰も取り合おうとしないので
さつきが対応に回る。
「どちら様でしょうか?
関係者以外立ち入り禁止となっておりますので
お引き取りください。」
「さつき、良いよ
対応するから。あたし宛の客だ」
頷くさつき。
「またか、懲りない連中ね。
取引先が無くなっても良いのかしら?
正直な話、最近
お宅の株価だだ下がりのようね。
お陰様でうちと、赤司貿易会社の株価が急上昇」
「そういうことです、このまま怒りに触れると
火傷しますよ?」
赤司だ。
「あれ?休憩入ったの?」
頷く赤司。
「生意気な厨二病めが」麗子がボソリと呟くが
「誰が厨二病ですか・・・執事に馬鹿にされる
令嬢に言われる資格有りませんけど?
そこまで言うなら今回の事件、犯人の目星はついてるのかしら?」
陽葵の容赦ない毒舌が麗子を追い詰めるのだ。
「それは・・・まだですけど・・・」
「では、霧龍様にお尋ねいたしますが
霧龍様は犯人の目星・・・ついておられますか?」
麗子の傍らに控える執事影山が
「ええ、とっくに。でも
部外者に話す義務は無い。
どうしても、というのであれば
うちの執事と推理勝負してみなさい。
鷺沼・・居るんでしょ?」
スッと現れる陽葵の執事、鷺沼。
「さっき、話した事件の詳細
こちらの2人に説明を」
「畏まりました。お初お目にかかります、霧龍家執事
鷺沼と申します。以後お見知りおきを」
「宝生家執事・影山でございます。」
「鷺沼、あたし部活の方行くから
こっちは任せたわよ?」
「承知いたしました。」
「バスケ部始めるよ~。
虹村先輩達帰って来たみたいだし。
お疲れ様です。スポドリとタオルです」
「おう、お疲れ。」
虹村が陽葵の頭上にタオルを乗せる。
「目が赤いぞ。温めろ」
「ありがとうございます。最近
寝不足でしんどいです。」
「無茶するなよ?前みたいに
ぶっ倒れたら大変だからな」
「分かってますよ。3on3やるのでスタンバイお願いします。」
「ああ」
更衣室へ行く虹村。
「お嬢様、お時間宜しゅうございますか?」
「場所を考えなさい、今は部活中よ?
事件の真相が分かったの?」
「はい、ですがその前に
お嬢様のご意見をと思いまして・・・」
「あたしの意見って・・・前に話した通りよ?
それとも何?あたしが間違えたとでも言いたいわけ?」
「滅相もございません。ですが、影山様のご意見と私のご意見が
揃わないのでございます。」
「向こうは誰が犯人だと?」
「娘ではないか・・・と」
「で、あんたは・・・婿が怪しいと?
でも・・・孫が見たのは小さい明かりだった。
少なくとも懐中電灯では無い。
懐中電灯の明かりなら
もう少し明るいはず」
「左様でございます」
「なら、簡潔に言わせて貰うわ
犯人は婿の檜尾昭彦よ。
彼なら懐中電灯を使わなくても普段から使い慣れた物がある。」
「ジッポーのオイルライターでございますね」
鷺沼の静かな声が響く。
「その通り。昭彦は
院長の再婚を認めていなかった。」
「・・と言うのがお嬢様のご意見でございます」
「お見事でございます」
「流石ね~総監・・・数々のご無礼
お許しください」
「いや、許す・・許さないじゃ無くて
サッサと礼状渡すから逮捕してきなさい」
陽葵はカバンを探るとファイルから逮捕令状を麗子に渡す。
「総監・・・・」
「あたしは行かないわよ、部活の時間がもったいない。
逮捕に時間掛けるならあたしからすれば部活優先なので。
ほら、ボケッとしてると逃げられるわよ」
その一言で帝光中学を後にする宝生と影山。
「流石ですね・・・・たった一言で追い返すとは」
「酷い言い方に聞こえるけど・・・」
「捉え方は霧龍さんにお任せします」
とだけいうと自主練に戻るテツヤ。
テツヤは足を痛めているので走らず
自主練。
「3on3のスタンバイ出来ましたか?」
頷く3on3の2チーム。
「よーい・・・ピー」
ホイッスルを力強く吹く陽葵。
「よーし、さつき
あたしがスポドリ準備するから
タオルお願いして良い?」
「OK、タオル準備しまーす」
ソソクサ準備に入るさつきと陽葵。
「ではお嬢様、また後ほどお迎えに上がります」
「鷺沼、送りと迎えは要らないって言ったはずよ?」
「左様でございました、申し訳ございませんでした」
帝光中学を後にする鷺沼。
「イケメーン」
さつきが鷺沼を見送りながら呟く。
「でしょ?もうね、幸せとしか言えないわ・・
どこかの誰かと違ってね」
「あーさっきの・・・令嬢?確かにね・・言っちゃあアレだけど
バカそう」
「バカそうじゃ無くて、実際バカなの。
呆れて何も言えないほどにね」
陽葵の毒舌が牙をむく。
「ハハ、陽葵その辺で押さえておけよ」
虹村と赤司の2人が来た。
「事実だもん・・・行動の一つ一つが遅すぎる。
所詮所轄、されど所轄・・・」
「悩み事のようですね」
黒子だ。
「おわ、テツか・・
お得意の人間観察?」
「そうです。ってか・・驚きすぎですよ」
「ひな~また警察の人来たよ?超イケメンが」
「おお?もしかして・・・・」
「総監部活中失礼します」
城﨑真斗・・彼は警視庁の誇る
イケメン刑事で陽葵のお気に入りである。
今は過去に起きた事件を陽葵と共に調べ直している。
「お疲れ~ホイ、紅茶●伝」
「ありがとうございます。」
「で、何か分かった?」
2人は過去に起きた警官射殺事件と
最近起きた警官射殺事件を調べ直している。
手口が同じで証拠として現場に残るはずの
弾丸が残っていない。と言う事件が起きてしまい
犯人は見つかっていない。
「はい、害者と犯人の接点ですが
未だに分かっていません。
ですが・・・・」
言葉を濁す城﨑。
「何?ハッキリ言ってくれた方が良いんだけど」
「実は、害者の交友関係を探っていくうちに
ある人物に行き着きまして・・・・
羽浪志帆という人物に行き着きましたが・・・
ご存じですか?」
「端気夢穂・・・ああ、世界的なピアニストの1人で
あたしの幼馴染み・・というか、頼れるお姉さんって存在だった。
かつて被害者と夢穂は交際していた。
そして、害者が亡くなった1週間後に妊娠してることに気付いたけど
害者を失ったショックで流産しちゃって。
そして・・・害者が亡くなってから3週間が経った
ある日突然連絡が途絶えてしまった。
8ヶ月後に運良く発見されたけど
見つかった当初は怯えて何も教えてくれなかった。
男にレイプされたのが原因。んで
挙げ句の果てに
記憶喪失に追い込まれて睡眠薬を大量に服薬し浴槽で手首を切って自殺。
現場に急行したとき耐えられなかったな・・・。
まあ、あたしは捜査から外されたけどね。
今日が6年目の命日」
陽葵の目にうっすらと涙が浮かぶ。
「総監・・・泣かないでください。
ハンカチ使ってください」
素直に受け取る陽葵。
「必ず俺らで捕まえますから
総監は俺からの報告を待っててください」
「ありがと。」
真斗は暫く東京に居るらしく
いつでも陽葵と連絡を取り合うことが出来る状態にある。
「thank you真斗」
「じゃあ俺はこの辺で。
情報上がり次第ご連絡します。
次の大会頑張ってくださいね」
「ありがと。手間掛けさせるけど
よろしく・・・体調崩さないようにね」
フワリと一礼する城﨑。
「知り合いか?」
虹村が陽葵の側へ来る。
「まあ、仕事で知り合っただけです」
「あまり泣くなよ、眼腫れるから」
「分かってますよ・・けど、忘れられないんです。
今のあたしがあるのは彼の御陰です。
出会ってなければ今のあたしは居ませんから。」
「と、いうと?」
「あたし、小さい頃・・生死の間を彷徨ってた時期があるんです。
生存率僅か0.1%の難病で・・病名が、悪性リンパ腫。」
「良く持ち直したな。」
「はい。でも・・・途中から投薬治療がキツくなってきて・・・
で、そんな状態から助けてくれたのが・・」
「城﨑だった」
「その通り。彼が居なければ、あたしは
病院の屋上から飛び降りてるだろうね。」
「そこまで?」
「うん。でもね~嫌な予感するんだよ」
「!!大丈夫なのか?」
赤司の表情が愁いを帯びる。
「大丈夫だよ、あたしだってそこまでヤワじゃ無いから」
「だが・・・」
「何時から人の心配できるほど偉くなったのよ。
人の心配するならサッサと練習始めなさい。」
「ああ。無理だけはしないでくれ」
「ありがと。さ、始めよっか」
「オウ!!」
虹村side:(部活終了にさしかかった頃、嫌な予感がした。
モップがけをしているとき・・・“ガシャーン”大きな物音がした。)
「陽葵!?ミドリン、救急呼んで!!」
「何があったのだよ。」
「良いから早く!!」
血相を変え虹村、赤司も飛んでくる。
「何があったんだよ・・・さっきまであんなに
ピンピンしてたのに...。」
「桃井・・・何があった!!」
「あ・・・赤司君、陽葵が・・・・パイプの下敷きになって」
「行くぞ、手が空いてるレギュラーは手伝ってくれ!!」
「おう/はい!!」
虹村の声に手伝うレギュラーもいれば救急に連絡する者もいる。
中には止血を始めるレギュラーも居る。
「さつき、少しずつで良いから教えてくれ」
青峰とさつきは幼馴染みの腐れ縁。
さつきは過呼吸を起こしかけている。
「...ってことがあって、あたしがもう少し早く気付いてたら
陽葵を巻き込まずに済んだのに。」
「自分を責めるな、ろくな事にならないぞ」
赤司がさつきを宥める。
「赤司の言う通りだ、自分のことは責めるな。」
「ですが・・」
「大丈夫だよ、さっちゃん。
そこまで傷・・深くないから。」
「陽葵、大丈夫?」
「何とかね。左眼は確実に視力失ってるでしょ?
はぁぁぁぁ、局長に何言われるやら。
考えただけでも心臓止まりそう」
「そこまで深く考えなくても・・・・」
「少し席外します」
陽葵が席を外すと赤司が付き添って外へ行く。
「大丈夫か?」
「うん。実を言うとね、ふらつくの・・
貧血起きたみたいに」
「急に立たない方が良かったんじゃないか?」
「かもね。少し寄りかかっても良い?」
「ああ」
赤司がタオルで止血にはいる。
「すぐに病院に行った方が良い。」
陽葵は赤司に連れられて病院へ。

誠凛の司令塔には美人な妹様が居ます。

2020-02-13 18:56:19 | 黒子のバスケ

注意事項:キャラ崩壊ありです。
 <設定>
伊月結梨:誠凛高校1年で、男バスマネ。
身長:173cm
体重は秘密です。
容姿:黒髪のボブ。
座右の銘「柔よく剛を制す」
勉強は赤司と同等です。
誕生日:11/21
彼氏:(N・S)あの熱血キャプテンです。
帝光中学男子バスケ部でマネ経験あり。
反射神経・運動神経共に抜群。
キレると日向先輩同様「clutchtime」に突入し、練習メニューが増えていく。
ミラージュアイが使える。
能力は「チームメイト、個々の能力を最大限にまで
引き出すことが出来る。」言わば、ゾーンと同じ状態に出来る。
もう一つは「チームメイトの動きをシンクロさせることができる。」(ダイレクト・ドライブゾーン)
超長距離高弾道3Pシュート
雷轟ドリブル
イーグルアイとホークアイが使える。
趣味:料理、ショッピング、まるおの散歩、兄をしばくこと。
特技:バスケ、ピアノ、空手、サックスを吹くこと。

伊月俊:誠凛高校2年の男バス副主将で、結梨の実兄。
レギュラーの中で唯一バスケ経験が長い。
「冷静沈着慌てません、クールな司令塔かと思えばまさかのダジャレ好き。」と監督に言われるほど。
誕生日:10/23
座右の銘:「常に柔らかく」

虹村修造:高校1年までアメリカに居たこともあり、陽泉高校の氷室と知り合った。
父親の体調も良くなり帰国。
現在は誠凛高校男子バスケ部所属で、結梨の彼氏様です。
手加減が苦手で、反抗してきた部員(灰崎)の首根っこを掴んで連れてくる程の
実力。帝光中学出身で黒子からのパスも捕れる。ポジションはSF。
誕生日:7/10
座右の銘「初心忘るべからず」

黒子テツヤ:帝光中学男子バスケ部の元・幻の6人目。
並外れた観察眼を持つ。読書が好きで、図書委員会に入っている。
影が薄いため、あまり気付かれることが無い。
座右の銘「一期一会」
ー本編ー
「ラグビー興味ない?」
「日本人なら野球でしょ!!」
「水泳チョーキモチイイ!!」
「ラッセル車持ってこい!!」
「さっきから一歩もう動けねぇ。ってか、ラッセル車ってどんなの?」
「バスケ部ーバスケ部いかがですか」
「オイ、コガ。いかがってことはないだろ」
「じゃーなんだよ」
「バスケ部だけに助っ人募集中」
「もう良いよ伊月のダジャレは。水戸部、声出していこうぜ」
「バスケ部員になってブインブイン言わせよう」
そんな声が飛び交う中をすり抜けていく新入生が2人。
「久し振りだね、テツ」
「お久しぶりです、結梨さん。」
「部活、どうするか決めた?」
「バスケ部にします。結梨さんは?」
「あたし?うーん・・・バスケ部・・・おにぃちゃん居るしなー。
吹奏楽でも良いかなーって感じでまだ決まってない。」
「やりませんか?マネージャ」
「考えとく・・と言いたいけど、なーんか
視線感じる」
「よう、久し振りだな」
「修、いきなり来るのやめてよね」
「悪い悪い、迷ってるならバスケ部来い。
バスケやってる奴に悪い奴は居ないだろ」
「でも実際、あの5人は確実に変わった。
手がつけれないほどに。
それに、キセキの世代の影に埋もれた5人の天才・・
“無冠の5将”の一人・鉄心こと・・・
木吉鉄平が此処に居るんでしょ?」
「!!流石だな。その通り。
そこまで分かってるなら、バスケ部に来い」
「強制じゃん、自分の判断で決めたいから・・・強制なら断る。」
「頼む!!」
「断る、いくら中学時代の先輩の頼みでも
お断りです」
「喧嘩なら買うぞ-」
「上等、黒帯有段者甘く見るなよ。
テツ、先にバスケ部のブース行ってくれる?」
「分かりました。結梨さん、くれぐれも怪我しないように」
「分かってる」
「一生に一度のお願いだ・・・頼む!!」
「仕方ないんだから。」
「バスケ部のブース行くぞ、着いてこい」
「はーい」
その頃・・・バスケ部のブースでは
「じゃあ、出身中学と後は志望動機・・?」
「あー、その辺は適当だから適当で良いよ」
「もうちょい欲しいな。」
そこに・・・新入生であろう長身男性に捕まれた先輩(?)らしき人が。
「来ました・・新入生」
(連れて来られとるやんけー。
火神大我君か・・・中学は・・・・成る程、本場アメリカ仕込みか)
そして・・・
「監督、マネ志望の子連れてきた。
けど、他の部活と掛け持ちするってさ」
「マジ・・・って、結梨?」
「こうなるから、嫌だったんだよ」
そこには、我が兄にして・・・此処、誠凛男バス副主将の
伊月俊の姿が。
「伊月君、知り合い?」
「どうも、兄がいつもお世話になってます。
誠凛高校男バスマネ希望・伊月結梨です。
伊月俊の妹です。」
「んなー!?」
「伊月君にこんな美人な妹が居たなんて。
早く言いなさいよね。
水くさいんだから・・。
結梨ちゃん、中学は虹村と同じなのよね?」
「そうです。あたしは基本、データ分析専門なので
色々レギュラーのデータ取らせてください」
「勿論よ。タブレット端末を使ってのデータは取ったことある?」
「はい、中学時代から扱い慣れてます。」
「なら安心ね、改めて
監督の相田リコです、よろしく。
部活今日からだけど大丈夫?」
「勿論です、よろしくお願いします。」
「じゃあ、部活で」
「はい、失礼します」
ーバスケ部のブースではー
「まさか、来てくれるとは思わなかったな・・
虹村、どうやってアイツ(結梨)を説得した?」
「どうやってつってもよー・・・
あいつ、此処に無冠の5将の一人のこと知ってたぞ?
んで、“そこまで分かってるなら入れ”って」
「まじか・・・それで納得したのか?」
「したんじゃ無くて、させたんだよ」
「殆ど強制だったけどね。」
「禁句」
「黙れ」
「喧嘩売ってんのか?」
「そっちこそ」
「今日の放課後、体育館で相手してやる。忘れずに来い」
「へぇ、宣戦布告ってやつ?良いよ。
そこまで言うなら相手してやるけど、先にへたばるなよ」
「望むところだよ、お前こそへたばるなよ」
「上等よ」
誠凛バスケ部(こいつ等・・・怒らせると怖エー!!)
ー時は流れ放課後ー
「先に口火切った張本人が遅れてくるとか・・・あり得ない」
あたしはジャージに着替えるとバスケ部の体育館へと向かった。
「待たせたな」
「20分遅刻」
「チース」
バスケ部と共に来た虹村。
「良い度胸だな・・・チンタラするなと何度言えば分かる!!」
結梨の容赦ない鉄拳が虹村の鳩尾にクリティカルヒット。
「グフ!!」
体育館の隅っこまで飛ばされた虹村。
「あたしだってあの頃と同じじゃ無いの。
あんたに負けたあの日から
血豆が潰れるまで道場で練習してた。
立ちなよ、これくらいでくたばらないでしょ。」
リコ(嘘・・・虹村が吹っ飛ばされた!?)
「流石だな・・・痛てぇわ!!」
「あれだけ吹っ飛ばしたのに気ぃ失ってない方が
ビックリだわ・・・あんたの頭は石頭かよ」
「簡単にくたばるかよ。」
「減らず口が・・・後3発くらいたたき込んでやろうか?」
「今はやめてくれ」
「監督、明日の部活早めに上がらせてください。
空手があるので。」
「分かったわ。」
「やべぇ、立てねぇ。」
ったくと呟きながら虹村に手を出す結梨。
「ほれ、まだまだみたいね」
「サンキュー。俺も明日、空手なんだよ」
「まじか。一緒に行かない?」
「おう、明日は学校から直行だろ?時間的にも
1人は危ないだろ・・・?帰りも送っていく。
方向も同じだからな」
「ありがと。今から走り込み行きたい。」
「着替えてこいよ、走り込み行くぞ」
「タオルとドリンク準備する。・・てさか、なんでキセキの世代が勢揃いしてるわけ!?」
「暇だから来ちゃった☆」
そこには秀徳の鷹の目・高尾和成とキセキの世代No1シューターの緑間真太郎を初めとする
洛山の赤司征十郎と他の2年とおぼしき先輩。
更に、火神のアメリカ時代の兄弟分・氷室辰也と紫原敦。
黄瀬涼太と笠松・森山。
青峰と桃井、今吉、桜井。
「来ちゃったじゃないから。
帰ってくれる?何しに来たのよ。」
「遊びに来た☆」
「帰れ。レギュラーはストレッチ念入りにしてロードワーク行ってらっしゃい。
その間にタオルとドリンクの準備するから」
「ヨシ、行くぞー!!」
「主将、“戦じゃー!!”みたいな言い方するのやめてください。
叩きますよ」
「冗談だよ、行くぞお前等。
んじゃ、頼むぜ」
「はい、タイムラグ行きますよー。
スタンバイお願いします。」
「ワン!!」
「2号、来たのか~おいで」
吠えながら結梨に擦り寄る2号。
「2・・2号」
火神は犬にかまれたトラウマがあるためどんなに小さな犬でも苦手なのだ。
「あんたはガキか!!こんな小型犬1頭すら怖がるとか」
「怖いモンくらいあるだろ!!」
「お生憎様、あたしには怖い物すらありませんので」
「まじかよ」
「早く行かないと、帰る時間遅くなるわよ~。」
「あ、Bカップの監督・リコさん」
「黙って貰おうか」
「じゃあ、逝ってくるわ」
「修、漢字が違う」
「悪ぃ、行ってくるわ」
「行ってらっしゃい、ヨーイ・・「ワン!!」
「2号、吠えちゃダメ」
ホイッスルを吹く前に2号が吠えてしまいそれを合図に
ロードワークへ向かった誠凛レギュラー。
「さーて、あたしは今のうちに
ボールの空気圧見て、ドリンク準備とタオル準備といきますか。
まだボールに触れるなよ。
監督、この後の全体練習からあたしも参加させてください。」
「良いけど・・・大丈夫?かなりキツいけど。」
「大丈夫です。
これくらいでへたばるあたしではありませんから」
「そう?なら、この後の練習からね。
今はマネ業に徹してくれる?」
「ハイ。」
ドリンク準備が終わり、ボールの空気圧を一つずつ確認。
タオル準備も終わりにさしかかった頃にレギュラーが数名戻ってきた。
「あらあら・・テツは変わらずだね。」
「そのようだな・・・。」
虹村の表情もあの頃と同じだ。
「外でへたばってるよ」
降旗と福田の声。
「ok、行ってくる」
「良いよ、俺が行く」
「頼むわ、火神」
火神に黒子のドリンクとタオルを渡し仕事に戻る結梨。
「もうちょい体力つけてほしいな・・・テツの今後課題は
体力向上。
俊にぃは・・脚力向上。
主将はシュートミスを無くすこと。
降旗、河原、福田は後輩としての役目をキッチリ果たすように。
まあ、それはあたしにも、他のレギュラーにも言えるけど・・・。
コガ先輩は何処から打ってもシュートミスを無くすこと。」
「冷静に分析してるわね」
「当然、できることは全てやる。
それがあたしのモットーです。」
こうして誠凛高校男子バスケ部R陣が全員戻ってきたのは3時間が経過した頃だった。
「お、帰ってきたわね。黒子君は・・・
変わらずへたばってるみたいね」
「テツ、変わらねーな」
「あ、青峰君と桃井さん」
「テツくーん」
「苦しいです、桃井さん」
「邪魔しに来たなら帰れ。」
息を切らせて誰かが来た・・・誰あろう
伊月俊その人だ。
「なした?」
「結梨・・始末して欲しい害虫発見。」
「はぁ・・・しゃあないな。修、体育倉庫から木刀持って来てくれない?」
「すぐ行きます」
ー10秒後ー
「結梨、頼む」
ギリギリで修が戻ってきた。
「で、どこにいるの?」
「着いてこい、こっちだ」
着いていくとそこにいたのは・・あの虫だった。
「駆逐してやる」(進●の●●)by兵長Voice
すかさず駆除する結梨。
次々墜ちるあの害虫。
箒で掃き出す虹村。
「駆逐完了。
その箒は始末でお願いします。」
「おう」
「よーし帰りますよ。
電気消すから早く出て」
結梨の声で体育館を後にする誠凛レギュラーと他校バスケ部員。
「鍵返してきます」
「良いよ、俺が行く」
「ありがと俊にぃ。休みの日に
コーヒーゼリー作るわ」
「まじか、やり」
「嘘は言わない」
「だよな、昔から冗談は言わない主義だもんな。
よし、帰るか。マルオの散歩行かないとダメだし」
「うん」
2人仲良く帰宅の途へつく伊月兄妹。
「「ただいま」」
「お帰り。」
「マルオの散歩行ってくる」
「待って行く」
俊と結梨兄妹は愛犬の散歩へ。
「そう言えばもうすぐ花火大会だよな」
「そうだね。」
「浴衣の準備してもらわないと」
「そうだな」
なんて話しているとキセキの世代と虹村をの姿を発見。