注意事項はありません。
<設定>
高尾結梨:秀徳高校に通う高尾の双子で
男バスマネージャをしながら、陽泉高校にも顔を出している。
成績優秀であり運動神経抜群、反射神経抜群と申し分なし。
高尾のホーク・アイや、他のメンツの能力が使える。
帝光中出身。
例えば、赤司のエンペラー・アイ
緑間の3Pシュート
黄瀬のコピー。
黒子のミスディレクション、イグナイトパス
黛のミスディレクション・オーバーフロー
伊月のイーグルスピア、イーグル・アイ
元帝光中学・男バスマネージャ。
情報量はさつきを凌いでいる。
誕生日は11/21
身長は174
口癖:「てめぇら、いい加減にしないとしばくぞ」
きれい:かわいい:格好いい(5:1:4)
特技:バク宙返り、空手。
彼氏:陽泉高校のSG(イニシャルはH・T)
高尾和成:結梨の双子様で秀徳高校男子バスケ部に所属。
ホーク・アイが使える。
このホーク・アイは「イーグル・アイ」よりも遥かに広い視野が特徴。
休日は中野のトレカショップで買い物をしている。
好きなモノはキムチ。
自称・緑間の相棒。
星座は
誕生日は結梨と双子なので11/21。
特技はバク転。秀徳バスケ部や他校のバスケ部と共に結梨を守る。
藤堂桃華:秀徳に転校してくるイケメン好きな超ミーハー。
バカでチビ。結梨を陥れようとするが悉く失敗する。
ニキビだらけのブス。
氷室辰也:秋田の陽泉高校に通う
蒼衣の彼氏様で、中学はアメリカの帰国子女。
かなりの美男子。
英語がペラペラ。
誕生日は10/30
星座は
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本編
「集中しろ」
某・高校の体育館から声が聞こえる。
「真面目にやれ、シバキ倒すぞ」
今の声はマネージャの高尾結梨。
彼女は此処・秀徳高校男子バスケ部マネージャ。
彼女には双子の相棒が居る。
「10分休憩。
それぞれタオルとドリンクを取ってください」
「結梨~今日は御機嫌斜めか?」
今のが結梨の相棒で双子の
高尾和成だ。
「アハハ~高尾のやつ轢いてやる」
「宮地、軽トラ貸すぞ?うち八百屋だし」
物騒な声が聞こえたが
最初は、宮地清志。
後者は木村信介。先に断っておくが、木村の実家は八百屋だ。
軽トラくらいなら用意出来るのである。
「結梨、この後3Pシュートの練習に付き合って欲しいのだが」
彼は、元・帝光中学男バスのレギュラー、緑間真太郎。
毎朝ラッキーアイテムを身につけている。
常に、人事を尽くしているのでシュートを外すことはないとのこと。
「いいよ。じゃあ・・・あたし少しだけ
練習して良い?」
頷く緑間。
「良いだろう。」
眼を閉じタオルを頭から被る真太郎。
ボールを籠から出し
真太郎よりも遠い位置から
3Pを放つ。
「人事を尽くすだけじゃ
あたしには勝てないわよ」
ストン・・・
ボールがネットを綺麗に潜った。
「!!結梨、今から練習に付き合って欲しい」
真太郎から急なお願いだったが
「了解、エース様のお願いなら
断らない。」
結梨はすぐにシューティング練習のスタンバイへ・・と行きたいところだったが
辰也から電話だ。
「何よ、部活中ですけど」
『機嫌悪いね』
「いや・・部活中に電話してくるからじゃん・・
で、ご用件は?」
『近いうちに秀徳と練習試合組みたくてね・・・・
監督か、主将は居るかい?』
「ちょい待って、主将に変わる」
主将の大坪を呼ぶ結梨。
「お電話変わりました、秀徳高校の大坪です」
『陽泉高校の氷室辰也です。
結梨がお世話になってます。
実は近々秀徳高校と練習試合を・・と思いまして』
「構いませんが、いつが宜しいですか?」
『そちらに合わせますが・・』
「では、来週の21(土)、昼一13:00
はいかがですか?」
『大丈夫です、では
来週の21、昼一に。
会場は秀徳高校で宜しいですか?』
「ああ、じゃあまた」
電話を切る大坪。
「練習試合ですか?」
「ああ、来週の21、昼一だ。
会場は此処。
対戦校は、秋田の陽泉高校」
「辰、むっくん・・・・
はぁ、気が重いよ・・・・・・」
結梨は小さくため息をついた。
「高尾ちゃんお疲れ」
宮地清志・・此処・秀徳高校男子バスケ部に所属する
3年だ。時折、物騒な発言をすることもあるが
本人に悪気は無い。
「宮地先輩お疲れ様です。
タオルとスポドリです」
「どうした?複雑そうだな」
「次の試合です」
「ああ、次の練習試合か。
知り合いと彼氏さんが
居るんだっけか」
頷く結梨。
「まさか、辰也と
むっくんの2人とやりあうなんて・・・・
荷が重いよ」
「やるだけのことをやるしか無いのだよ」
「そうだぜ、エース様の言うとおりだ」
「高尾、その言い方はやめろ」
「休憩終わり、始めるよ」
結梨の声が秀徳の体育館に響いた。
「おう!!」
そこから容赦ない練習が続き
終わったのは19:30を回った頃だった。
「くあー疲れた。帰ったら寝るわ」
「その前に、宿題と夕飯、風呂が先よ」
「分かってるよ」
「じゃあ、真ちゃんお先」
「ああ、もうすぐ帰るのだよ」
その場を後にする高尾家の双子。
2人はチャリ通。
「寒い~マフラーが恋しくなるわ」
和成が言うと
「ホイ、和の分」
結梨が和に渡す。
「サンキュー。
流石、俺の双子」
「ふは、こっち向いて?巻いたげるから」
「頼むわ」
暗い時間だが紺色のマフラーが映える。
「うん、長さとかピッタリだ」
「暖けぇ」
「そりゃあそうだよ、大坪先輩にも手伝って貰ったんだから」
「主将に?また何で?」
「いやー不安になっちゃってさ。
で、和の誕生日って大体買った物が
プレゼントだったでしょ?
でね?マフラーでも編んで渡そうかなーって思ってたら
主将に“マフラーなら教えてやる”って言われて
教えて貰ってたの」
「そっか、サンキュー」
「気に入って貰えたようで何よりです。
あたし自分の分はあるから大丈夫だよ」
「んじゃあ帰ろうぜ」
高尾双子は自宅へと歩を進めた。
「ただいま~」
2人はそれぞれの部屋へ行き
着替えることに。
「迷うこと無く思いのままにやれば良い。
迷ったときこそ原点に帰れ」
「昔から言ってるよな」
「中学時代に先輩が言ってたんだ・・・
“もし何かに迷えば
自分の思うままにやれば良い。
迷ったときこそ
原点に帰れ”って」
「良い先輩だな~俺もそういう良い先輩に出会いたかった」
和成が静かに呟いた。
ー翌朝ー
朝練へ向かう双子の姿が・・。
「今その先輩ね・・アメリカに居るんだ。
その先輩がアメリカに行く直前に
言ってくれたのがその言葉だった。」
「俺も帝光中に行きたかった・・・・」
「時期に帰ってくるんじゃ無いかな・・・
ん?あの足音・・・お帰りなさい、ー虹村先輩ー」
「おお、久し振りだな。
元気だったか?」
「はい!いつこちらに?」
「昨日だよ。
隣が双子か?」
「はい、あたしの双子・高尾和成です」
「どうも」
「よろしく、虹村修造だ。来週から
秀徳に通うことになった。」
「!!ホントですか?嬉しいです。
緑間も驚きますよ」
「だろうな、あの頃の忘れてねーよな?」
「はい、“もし何かに迷えば自分の思うままにやれば良い。
迷ったときこそ原点に帰れ”ですよね?」
「その通り。無茶すんなよ」
「はい!!そうだ、和~」
「分かってるよ。転校生だろ?
安心しろ。守ってやるから」
「ありがと」
「俺も守ってやるからな」
「ありがとうございます、虹村先輩」
「朝練遅れるぞ、急げ!!」
ー3人が学校へ着いたのは朝練が始まる20分前だった。ー
「遅れました、スイマセン!!」
「大丈夫、まだ20分前だ。着替えてこい」
学校へ着くと既に3年の先輩達が朝練の準備をしていた。
「あれ?木村先輩は?」
「風邪で休みだ」
「珍しいですね、帰りに寄ってきます」
「移されるなよ」
「御意」
「そうだ・・結梨、転校生来るの今日だぜ」
「まじか・・・気が滅入る。確か、藤堂百花だっけ?
父親がサラリーマン。母がOL。
平凡な家庭の娘と言っても良い。」
「まじか・・・」
「あたしが消されるのも時間の問題ってやつだね。
何しろ“気にくわない奴は容赦なく蹴落としていく”悪女みたい。」
「少なくとも、俺はお前の味方だぜ」
「俺らもな」
そこには宮地兄弟、大坪、虹村、緑間と和成の姿があった。
「そいつがどんな奴だろうが、俺らには関係ねぇ。
で、そいつはいつ頃から来る予定なんだ?」
「今日だよ。」
「何とー!!!!・・・」
絶叫する秀徳レギュラーであった。
「気分悪い。
あたしの居場所を奪うなら
こっちもそれなりの対策はする。
念のためにアイツ(赤司)に頼んで消して貰う。」
赤司に連絡し手短に伝えた。
『成る程な、そこは任せ手貰っていい。
時期に俺もそっち(秀徳)に行く』
「ホント!?助かるな。」
『安心してくれていいよ』
「うん。頼りにしてるよ」
『嬉しいよ、そこまで言われると。』
「じゃあ、またいずれ。
よし、舞台は整った。」
「だな」
「行くぞ」
「はい。胃が痛い」
「俺らがついてる安心しろ。」
「はい。朝練始めますよ」
ー朝練終了ー
「はぁ・・・気が滅入る」
ークラス内ではー
「今日来る転校生めちゃめちゃ悪女らしい」
「おはよーどした?」
「おはよー今日来る転校生のこと」
「あー成る程ね」