saeのブログ

いろいろと書いていきます。

今日から、男女共同参画週間です

2011-06-23 | 世の中の出来事いろいろ
先日も少し触れましたが、今日6/23~29まで、男女共同参画週間です。
昨日は、「男女共同参画白書(平成23年版)」が、発表されました。

白書の概要版を一瞥(いちべつ)しただけですが、一部には、両方の性別を尊重した記述も見られるものの、全体的には、「女性尊重」という視点がぬぐいきれません・・。

「男女共同参画」、「男女平等」とはいうものの、実際に白書が主張しているところは、
「女性の人権(についての取り組み)」を「男性の人権(についての取り組み)」よりも重視する、という感があります。
もし、白書の中の「女」「男」という文字を全部入れ替えても、国民の理解を得られる内容なら、問題ないでしょう。
しかし、実際、入れ替えると、確実に「女性差別」になる記述が、随所にあります。

項目の見出しが、「男女・・」などとうたってあっても、本文を見ると、「女性の・・」というのも目立ちます。

また、グラフなどで、男女のデータの比較をしている箇所が多いですが、男女間で、比較条件が均等でない例も見られます。

・p.26 第27図(高齢単身世帯(55~74歳)における低所得層の割合)
 上から、「女性単身世帯」「うち離別女性」「男性単身世帯」「うち未婚男性
 女性が「離別」なら、男性も「離別」、男性が「未婚」なら、女性も「未婚」、というように、
 同一条件で比較すべきでしょう。
・p.31 第33図(学校種類別進学率の推移)
 短大本科への進学率が、女子のデータしか出ていません。男子も載せるべきでしょう。
 載せなければ、比較できません。
 なお、一般的には、「大学等進学率」という場合、大学と短大を合わせた進学率を言うようです。
 (大学と短大を合わせると、女子の方が進学率が高いはずです)

まだまだ、探せば、このような不均衡な記述はあるでしょう・・。
看板は「男女共同参画」、実態は「女性のみを尊重」という感は、ぬぐえないのです。

そういえば、思い出しました・・。
日本は、「女性専用国」になることを目指しているのでしたね・・(苦笑)。
これからも、日本は、その目標に向かって、邁進(まいしん)していくのです(苦笑)。
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「節電」して、結果的に「男性差別」・・京都府庁

2011-06-22 | 世の中の出来事いろいろ
電力不足を受けて、官民ともに、どこでも節電に取り組むところは多いですが、
京都府庁でも、エレベーターの一部を停止したり、廊下などの蛍光灯をはずして、
明るさを通常の4分の1にまで落としたりしているそうです。

●「京都府庁の省エネ・節電対策について(6月15日)」(PDFファイル)
●「京都府庁 節電へ取り組み開始(6月22日)」(NHKニュース)

このうち、男子トイレは、照明を4分の1に落としているものの、
女子トイレは、「防犯上の理由」から照明はそのまま、だそうです。
(これは、性別による差別ですね)

女子トイレだけを明るいままにしても、他の暗い場所(男子トイレなど)で、
良からぬことをする者が出てくるかもしれません。
本当に「防犯」を考えるなら、トイレの照明に男女差をつけるのではなく、
別の場所の節電を考えるのが賢明でしょう。

もし、
「女性職員のデスク上は照明を暗くし、男性職員のデスク上は、照明はそのままとする」
という対応があったら、どうでしょうか?。
女性職員に対する差別(性別を理由にした差別)になるでしょう。
(これが、男女逆でも、差別であることは同じ)。

「トイレ」は「仕事をする場所」とは違って、常時いるわけではない。
だから、「差別ではない」、「(労働関係の)法律上も問題はない」という考えでしょうか?。
それなら、「女性が多い部局の休憩室の照明は暗くして、他の部局のそれはそのまま」
という対応をしてもいいのでしょうか?。
この対応は「可」ということになってしまいますね。

府庁のトイレは、一般市民の来庁者も使うのではないですか?。
京都府庁の対応は、一般市民への性差別にもなっています。
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日本は、女性専用国になる?

2011-06-14 | 世の中の出来事いろいろ
ある方のブログで、こんな記述を拝見しました。
「女性専用バス、女性専用駐車スペース・・(略)・・いっそのこと、女性専用列車を設けてはどうか。
更に、女性専用駅・・(略)・・女性専用都市があればなおよい。
そのうち、女性専用国になる可能性も・・・外国語をもっと勉強して、出国にそなえておかなければ・・・」


笑えないことですね・・。この指摘は当たっているような気もします。

女性専用国になると、首相はもちろん女性。国会議員も知事も市長も、医師、弁護士、裁判官、公務員から、企業の社長も社員も、ぜ~んぶ女性です。
「看護師」は「看護婦」に、「助産師」は「助産婦」に、名称を戻します。

クオータ制は、もはや意味がなくなります。何せ、全員女性ですから。
女性専用車両も女性専用バスも、設定は要りません。何せ、全員女性ですから。
確実に「オヤジ臭くなーい! 快適~♪」になるのです。

国を守る自衛隊員も、全員女性です。戦闘機のパイロットも、護衛艦に乗るのも、全員女性。
被災地に派遣されるのも、ぜ~んぶ女性隊員。ガレキの撤去も遺体の収容も、ぜ~んぶ女性隊員が行います。

収束しない原発での作業も、ぜ~んぶ女性作業員が行います。年間被爆量の限度を超える作業員が万一出るとしても、それは女性のみです。何せ、女性しかいませんから。

被災地の避難所も「女性の視点を取り入れて・・」などと言う必要はありません。何せ、女性しかいませんから。
避難者も女性、運営スタッフも、すべて女性・・。

大学入試に「女性枠を」という議論も、もはや要りません。何せ、受験者は女性ばかりですから。

どこへ行っても、女性! 女性! 女性!
日本は、女性専用国になるのです(苦笑)。

男性の皆さんは、本気で「海外移住」を考えるのがいいのかもしれません(苦笑)。
今の日本よりも本当に「男女平等」な国への移住を・・。
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6月23日~29日は、男女共同参画週間だそうです

2011-06-13 | 世の中の出来事いろいろ
毎年、6月23日~29日は、男女共同参画週間だそうです。
●「男女共同参画週間について」(内閣府・男女共同参画局)

ところで、こんな情報を見つけました。
●「東日本大震災における女性の視点・ニーズを反映した避難所での好事例
 (内閣府・男女共同参画局、PDFファイル)

これは、内閣府・男女共同参画局ホームページ
東日本大震災への男女共同参画の視点を踏まえた被災者支援等について
というページに載っているものです。

また、ちょうど先週土曜(6/11)に都内で開催された、被災地復興の課題を考えるシンポジウムでも、「復興推進に女性の視点反映を」というような話があったそうです。

未曾有の大災害でしたが、被災地で困っている人は、年齢・性別には関係なく多数いらっしゃいます。
避難所での暮らしや、被災後の環境は、誰にとっても、それまでの「日常生活」とは全く違うもの。
避難所では、不自由で、プライバシー確保も不十分で、ストレスがたまったり、不安になるものです。

ですが、上の「避難所での好事例」というのを見てみると、ちょっと疑問を感じます。
「女性専用スペース」というのがありましたが、これはどうか?という気がします。
更衣室や風呂場を男女別にするのは、合理的と言いますか、当たり前だと思いますが、
性別による「専用スペース」というのは「?」です。
「女性専用スペース」と同時に「男性専用スペース」は設けられているのでしょうか?。
(というより、あえて、性別ごとの「専用スペース」は要らないと思いますが)
もし、避難所で「日本人専用スペース」があったら、日本人には好都合でしょうが、外国人に対する差別になります(同じ被災者なのに・・)。

「女性専用の物干し場」というのもありましたが、それを作るのなら、
「女性専用」「男性専用」「共用」という区分が合理的でしょう。
下着などの衣類を見られたくない、というのは「プライバシー」や「羞恥心」の問題ですから、
性別には関係ないと思います。

それから、シンポジウムでも話があったようですが、「避難所の運営にあたるのは、男性が多い」とのこと。
避難所のスタッフは、能力・体力・判断力などがしっかりしている人なら、年齢・性別に関係なく、誰がやってもいいはずです。
「女性は担当してはならない」「運営は男性限定」などというルールがあるわけではありません。
そもそも、非常時ですから、むしろ「ルールが無い」状態に近いかもしれません。
ですから、意欲があれば、性別に関係なく、運営に関わることは可能でしょう。
もし、女性であることを理由に運営に関わることを拒否されたなら、それは「女性差別」ですが、
実際には、そのようなことはないでしょう。

上のPDFファイルは、東日本大震災関係のものですが、どうも、内閣府が旗振りをして
行っている「男女共同参画」の取り組みも、本当に「共同参画」なのか、疑問を感じざるを得ません。

「男女共同参画」の部署は、国だけでなく、地方自治体にもありますが、
税金を使って行う取り組みにしては、あまりにも、一方の性別に片寄ったものではないでしょうか。

これでは、男性の皆さんは、相対的に「生きづらく」なってしまいます。
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都内図書館の「女性専用席」、廃止の動き

2011-06-11 | 世の中の出来事いろいろ
東京都内だけかと思いますが、公立図書館にある「女性専用席」。
どうやら、「(男性の)ホームレス対策」として始まったらしいのですが、
性差別的なものであることは言うまでもありません。

●「区立図書館での女性専用席、廃止実現!」(荒川区議・小坂英二さんのブログ)

「ホームレス対策」として何かの策を行うのなら、「性別」は何も関係ありません。
「利用マナー」などの観点から、普通の図書館利用に支障が出るのなら、
それ相応の対応をとればよかったわけで、「女性専用席」は「性差別」そのもので、
何の意味もありません。

若い女性が「女性専用席」で本を読んでいる一方で、高齢の男性が立ったまま
読んでいる、という光景もあったそうです。
何を優先し、何を大切にしなければならないか、再考する必要があるでしょう。
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