saeのブログ

いろいろと書いていきます。

東急東横線の「女性専用車」で、また男性客が不快な思いを・・

2010-07-16 | 女性専用車両のこと
ドクター差別さんのブログ「差別ネットワーク」の記事、
なぜ任意と言わないのか?」を拝見しました。

ドクター差別さんら、複数の男性が、昨日(7/15(木))、東急東横線の
「女性専用車」に乗車していたら、女性客から「女性“専用”ですから・・」などと
声掛けをされた、等々。

駅員も、例によって、「「女性“専用”車」は乗客の任意の協力で成り立っている」
という説明は、(その場の一般客へは)明確には説明しなかったようです。

もし、一般客に、きちんと「任意性」が周知されていれば、
一般客の中で、男性客に余計な声掛けする人は少ないはずですが・・。


だいたい、このような時は、駅員や車掌の矛先(ほこさき)は、
余計な声掛けをした女性客でなく、男性客の方に向きますね。
おかしいですね・・あくまで「任意協力」の車両で誰が乗っても
構わないですのに・・。

記事中には、録音(You Tubeへのリンク)も4件ありますので、
皆さん、お聞きになるといいでしょう。

普通に乗っているだけの乗客どうしが、
このように口論になるなんて・・おかしいですね。

今の日本の憲法・法律の下では、同じ運賃を払っている乗客を
性別だけで排除することはできないのです。
ですので、厳密な意味での「女性“専用”車」のような「専用車両」は、
日本では、作れないのです・・。
コメント (4)
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NHK・大相撲名古屋場所の生中継を中止

2010-07-07 | 世の中の出来事いろいろ
連日、大相撲関係の報道が多いですね・・。

昨日(7/6)の報道発表で、既にご存じの方も多いでしょう。
NHKは、今月の大相撲名古屋場所を生中継せず、午後6時台に、
ダイジェスト版(20分程度)を、総合テレビとBS2で放送するそうです。

NHKは、放映権料として、日本相撲協会にお金を払って
いるはずなのですが、その金額は公表されていません。
(ある市民グループは、公表するよう、NHKに要請を出しています)

ですので、はっきりした金額は不明ですが、
一場所5億円(年30億円)との情報があります。
現在の放映権の契約は、2008年度からの5年契約で、この金額(推定)だとか。
以前は年24億円だったのを、2003年度からの契約時に(当時のNHK会長は海老沢氏)、
年30億円にアップしたらしいです。

一般的な場合ですが、
・相撲協会側の都合で、場所が開催されない場合は、
 NHKは、その場所の放映権料を支払わなくてよい。
・場所が開催されていて、NHK側の都合で放送しない場合、
 NHKは、その場所の放映権料を支払わなければならない。
らしいです。

親方衆が集まった、緊急年寄総会(7/4)では、ある親方から
「NHKに中継してもらうのは良くない」との意見が出て、
8割ほどの親方が、この意見を支持したとか。
放映権料をNHKから受け取ったとしても、
「反省の意味で、慈善団体などに寄付すべき」という意見も出たようです。

放映権料を、いつも通りに満額支払うかどうかについては、
NHKの放送総局長は、
「通常の場合と違う。今後、相撲協会と話し合う。」と言っています。


日本相撲協会ホームページ
(トップページの一番上に、わざわざ目立つように
 「反社会的勢力との断絶をめざす日本相撲協会の活動
 というリンクもありますが・・)
の、「収支予算・決算のご報告」で、
平成21年度(1月~12月)の決算のご報告(PDF)を見ると、
「本場所事業収入」だけでも年86億円ほど。
NHKが年30億円を支払っているとすれば、本場所事業収入の約35%が、
NHKからの放映権料で占められていることになります。

ちなみに、上記の決算書によると、日本相撲協会の
平成21年度末の正味財産は、440億円ほどもあるそうです。

視聴者が払った受信料 → NHK(毎年黒字続き) → 相撲協会(財産たっぷり)
→ 力士たち(お金持ち) → 反社会勢力
ということでは、視聴者の反発は避けられないでしょう・・。
コメント (2)
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「ザ・コーヴ」の上映のこと

2010-07-06 | 世の中の出来事いろいろ
「ザ・コーヴ」という映画。
映画の内容は、ここで書くまでもないと思います。
アカデミー賞も受賞した「ドキュメンタリー」だそうで・・。

先月には、上映反対の街宣運動などがあって、一時上映中止になったようですね。
今、全国の数ヶ所では上映されているようです。

基本的には「表現の自由」は保障されるべきだと思います。
有形無形の何らかの「圧力」によって、この「表現の自由」が
侵害されるのなら、問題だと思います。

しかし、この「ザ・コーヴ」に関しては、
このまま上映するのは、いかがなものか?、という気がしています。

この映画の製作過程の詳しいところまでは、わからないのですが、
「盗撮」まがいのことまでやって撮影したとか・・。
(漁師の方々の顔には、ボカシが入っているらしいですが)

もし、そのような撮影・制作手法が許されるのなら、
極端な話、例えば、
露天風呂の一般客を「盗撮」して「映画」を作っても
顔などにボカシを入れれば、何でもOK、ということに
なりますね・・。
コメント (2)
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全身透視スキャナー・・成田空港での実証実験概要

2010-07-04 | 世の中の出来事いろいろ
6/6の記事でも書きましたが、明日7月5日(月)から、成田空港で、
「全身透視スキャナー」の実証実験が始まります。
その概要が、6/18に国土交通省から発表されました。

【国土交通省航空局のホームページより】

成田国際空港におけるボディスキャナー実証実験の実施について(航空局のページ)

成田国際空港におけるボディスキャナー実証実験の実施について(PDF)

実証実験実行委員会・委員名簿(PDF)

実証実験実行委員会・報告書(平成22年6月18日)

成田空港での機器設置場所(PDF)


この実験は、当然のことながら、乗客側の「任意の協力」によるものであって、
決して「強制」ではありません。

乗客のプライバシーへの配慮は、いろいろと考えられてはいるようです。
特に、ミリ波アクティブタイプと呼ばれる、鮮明な画像(全裸に近い画像)が
写る機種(この機種は、8/23(月)~8/27(金)に設置)では、
・画像は、別室のモニターに映す。
・画像分析担当者は、乗客の選択、または、乗客と同性の担当者とする。
・画像分析担当者以外の入室を禁止し、担当者も、画像と実際の乗客とを
 見比べることができないようにする。
・画像は保存せず、破棄する。また、画像が分析室に送信される際、
 外部に流出したり、外部からアクセスしたりできないようにする。
・画像分析室内への、カメラ付き携帯電話やカメラ等の記録媒体の持ち込みを禁止する。

これらの配慮は、やって当たり前と言えるレベルのものだと思います。

しかし、例えば、2番目の「乗客と同性の担当者」を希望した場合、
スキャナーが1台しかない時(モニターが1台しかない時)は、
その都度、分析担当者が、男性←→女性と入れ替わるのでしょうか?。
本当に、同性の担当者がモニターを見ているかどうか、
確証はありませんね。

もう一つ、6/6の記事にも書いた、「児童ポルノ法に抵触する恐れ」は、
どうなったのでしょう?。
上記リンクの実施概要では、この児童ポルノ法との関連や
妥当性については、全く書かれていませんね。

もし、18才未満の人が、「任意協力」を申し出て、
スキャナーに立ったら、一時的にであっても、
「児童ポルノ」に該当する画像が、モニターに出ますが・・。
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