昨日の夕食はこの木徳神糧の「タイ香り米」を炊いて前にもご紹介したヤマモリの蟹と卵のカレーをかけて食べました。
炊いてみるとやはりタイ米なのでパサパサしているのですがそれがタイ米らしいところです。
Saarのワインはあまりよく合わないと思いますが酸が丸くなる傾向のあるミッテルハートのRieslingの甘口でも良く合うかと思います。
炊いてみるとやはりタイ米なのでパサパサしているのですがそれがタイ米らしいところです。
Saarのワインはあまりよく合わないと思いますが酸が丸くなる傾向のあるミッテルハートのRieslingの甘口でも良く合うかと思います。
日本の水稲米ほど甘いものは無い訳で、その証拠に日本食は最も甘い食事の一つです。もちろん甘い食事に甘いワインが合うわけではないですが、やはり味の強いザールやルーヴァーの甘口リースリングの方が日本の食事には合うと皆さんは言います。
タイ米は、世界最高の米バスマッティーライスにも近く、料理の仕方にもよりますが、香りに富み繊細な食材には違いません。そうした香りの豊かさは、ザールのリースリングには合わないと言うのは分かりますが、カレーなどはアルコール度の低いザールの甘口で良いような気もします。
確かに日本食をそちらの方々が召し上がると皆さん甘いとおっしゃるようですね。ガイゼンハイムワイン大学を卒業されたある中央区出身の方がその卒業論文でドイツワインと和食との相性の研究を発表されていたのを思い出しました。
バッサーマンの中甘口のリースリングなどに出汁を使った料理との相性が良さそうなのがあるかとなんとなく思うのですが。
故土井勝先生の「甘さは旨味」は名言ですね。
ガイゼンハイムは正しくは高等専門学校でしょう。中央区って何処にでもありますよね。
「中甘口」のリースリングなんて、「シュペートレーゼ」と同じで時代遅れのあまり市場のないカテゴリーですよね。バッサーマンにそんなのまだありましたっけ?
確かに、日本の方は甘い食事に慣れた口になっているので、ああしたワインを夏にがんがん冷して食事に合わせると言うのはあります。所謂吟醸酒感覚ですね。それには、プファルツのその手のものがどうしても水っぽくなるモーゼルのものよりも酒軆があって合うでしょう。
やはりミッテルハートのが最上なんですよね?
それでも本日は暑いので南ワイン街道の旨味の無いレープホルツ醸造所の「雑食砂岩」を夕食に楽しみます。
「ブントザントシュタイン」つまり雑食砂岩は、モーゼルのスレートと並んでリースリングにとっては重要な地質的基盤です。ですから、南ワイン街道のレープホルツ醸造所でもこの名の付いたリースリングをベースにします。下位とか上位で行くと、その最高位にグランクリュの地所「ガンツホルン」が君臨します。それは石灰の混ざった地所「ゾンネンシャイン」でも、ロートリーゲンスの地所「カスターニエンブッシュ」でもない事がその価値を高めます。
要するに石灰の混ざった土壌で栽培された葡萄のワインの角を丸くするので口当たりは柔らかくなりますが、決して偉大なワインとはなりません。
こうした雑食砂岩の基盤に、更に複雑な要素が組み合わされて行って本当に偉大なリースリングとなるのはミッテルハールトなのです。それに比較するとスレートの苦味や旨味が逆に辛口リースリングの醸造を難しくしているきらいがありますが、グラウシーファーのように軽めに早飲みに醸造したり、アルテレーベンのように若干半辛口へと糖を残すことでチーズなどのデザートに合わせるような配慮をしている訳ですよ。
因みに例えばバッサーマンですとホーエンモルゲンの地所などどうお感じになられますでしょうか。