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圧巻です!!神品 清明上河図(じんぴん せいめいじょうかず)

2012-01-21 23:55:19 | 展覧会
上野の東京国立博物館 平成館で開催中の「北京 故宮博物院 200選」行って参りました。絵巻物、書、すごいです。一つ一つの物量が半端じゃありません。中国皇帝のとてつもなく壮大な権力の下に可能になったのでしょうけれど、実際に書を書く、絵巻物を描く、大きな壺の絵付けをする等の職人さんの力量も大したものです。
 絵巻物もいくつもありましたが、今回の目玉、神品といわれている、「清明上河図(せいめいじょうかず)」。実はこれだけは列に並ばなくては実物は見れなくて、それが210分待ち、ということであきらめました。縦24センチで、長さ約5メートルで、全体が茶色のモノトーンという感じです。各部分を液晶画面に拡大して、解説をつけたものは、しっかり見てきました。北宋の都、開封の光景を描いたものと言われているらしいのですが、河のほとりの庶民の暮らしが、活き活きと描かれています。馬をひく人、食堂の様子、商いをする人々、舟べりで洗濯をする母、大勢で船を操り橋の下を通ろうとしていて、それを橋の上から眺める人々、などなど。なんだか人々の喧騒が聞こえてきそうです。773人が描かれているそうです。実物は、列の隙間からちらっと垣間見ただけですが、多分拡大図の方がよく分かると思います。
 中国、恐るべし!です。清時代の皇帝の礼服も黄色の色鮮やかさが素敵です。
コメント
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