欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

つながり

2008-01-14 | poem
魂でつながっているから。この手が離れても私はそばにいるわ。
たとえこの身体がはるかかなたに吹き飛ばされたとしても。
魂がつながっているから。私たちはいつも一緒よ。
ずっとそばにいるわ。だから、安心して過ごしていてね。

あなたと私。そう、魂はつながっているから。
離れていても離れられないの。
たとえ、どこか遠くへ引き離されたとしても、いずれひとつに戻っていくのよ。
私たちは同じ運命を辿っていくんだから。安心して歩んでいてね。

あなたがこの先を考えようとも。私のこの先を考えようとも。
いずれはひとつになる運命。一人ひとりとは違うんだから。
二人で一緒に考えていきましょう。
かけがえのないお互いを大事に思える、そんな間柄を続けていきましょう。
二人の間になにがしかの壁ができたとしても、それはいずれ解けていくもの。なくなっていくものなんだから。
安心して見つめ合っていましょう。歩みをあわせて行きましょう。

二人乗り

2008-01-12 | poem
君をのせて、あそこへ行くために。
あなたとともに。あなたの背中を感じながら。

道はおだやかに。かの地へと続く道。
ゆるやかに揺られて。二人であそこへむかう道。
おだやかな日ざしがおりる時も。粉雪がゆっくりと舞い散る時も。
あたたかな風が追う時も。少しの雨が降る時も。

揺られ揺られて、かの地へと。
二人はともに。ゆるやかな道すじを。

悲しみも憂いもない。君を後ろにいつも思いながら。
ひたむきにおだやかに。あなたの背中をいつも感じながら。かの地へと。

その建物はもうすぐそこに。屋根の上のきらめく印。
ゆるやかにおだやかに。揺れる動きは二人に心地よく。
君とともに。あなたと一緒に。
かの地へと。あの建物へと。二人でむかうおだやかな道。

あたたかな眠り

2008-01-10 | poem
今夜こそはおだやかなあたたかな眠りを。
胸の奥から安らぎがこみあげてくるような、そんな夢の中へ。

遠く遠く私の国へ。
そこは大好きな安らぎの場所。
力の入らない。すべてが自然体の。
すうっと吸い込まれていくような、やさしい場所。

おだやかな風が吹く。美しい花々の舞。
虫たちは楽しそうに戯れ。やすらぎでいる国。

私の身体は休まっていき、心は草原を走る雲のように。
透き通る風をつかむように、あの人のもとへと。

安らぎの国。愛しい人の待っている場所。
自然に笑顔に満ちていき、潤いのある場所。

ほら、すうっと眠りについて、ここにおいでよ。
安らいだ風を感じながら、いとしい人のもとへと。
その人のいる家はもうすぐそこに。
美しい花々を越えて、あの丘のもとへと。

さぁ、あたたかな眠りの中へ。深い深い夢の国へ。
ここは安らいだあなたの国。なにものもいとおしい、愛にあふれるあなたの国。

夜空を見上げる目

2008-01-10 | poem
広大な星々を眺めるあなたの心は、今なにを思い浮かべている?
果てしない深い夜空を見つめるあなたの心は、今なにを求めている?

遠い星々があなたにささやきかけているよ。
この世の大きさというものを。果てしない観念というものを。

あなたが目にするものは、日頃の小さな、それでもあなたにとっては大切なものかもしれない。
でも、そういったささやかなものだけじゃなくて、この上に広がっているような、大きな極めて大きな存在がそこにはあるということを。
この夜空を見上げるあなた自身も、この夜空と密接に結ばれていることを、この夜空や星々はわからせようとしているのかもしれない。

この吸い込まれていくような深い夜空が。
おびただしいまでの星々の輝きが。

この広大な夜空はあなたになにを感じさせようとしているのか?
星々の輝きはあなたになにを伝えようとしているのか?

あなたの瞳には、あなたの心には、今なにが映っているのだろう?

新たなはじまり

2008-01-06 | poem
聞こえるかい? 空にさまよい出てみなよ。
遥か彼方のヒカリに身を委ねるようにして。
君の居場所へ戻っておいでよ。

悲しみは癒されていくよ。
イヤなつながりも消えていく。
自分を失う事じゃない。
それは本当の自分に還っていくこと。

ほら、力を抜いてみな。すべての力を。
流れに身をゆだねるようにして。
怖がらないで。彼方のヒカリを信じていて。
灰色の空間のむこうに、君の居場所は待っている。

暗闇に目を向けずに。
流されながらも、ヒカリを気にしていて。
あなたの居場所は、ほらもうすぐそこに。
不安も悲しみもない。 
その場所から、あなたの新たなはじまり。

あなたを救う者

2008-01-04 | poem
心配しなくてもいいよ。
その物陰に、あの暗がりに。彼はいるから。
君の窮地にはいつも駆けつけてくれる。
君の気づかぬうちに。君への最良の方法で。
いつも救ってくれるから。

心配しなくていいよ。
いらぬ気持ちはもう捨てて。
彼がいるから。あなたのそばにはいつも。
心強い味方。君にそっと教えてくれる人。

考えてみなよ。君の窮地を救う人。
綱渡りのような毎日だけど。過去を照らし合わせてみなよ。
窮地は君からなにを奪った? 君は今までなにを失った?
たとえ失うものがあったとしても、それが何なのかよくわからなくても、いずれ時が論してくれる。
その時君になにが必要だったのかを。

だから、心配することなく、前を向いていればいい。
その物陰に、あの暗がりに。彼はいるから。
君の窮地は彼が救ってくれる。
そして、君はいろんなことを学び、まだまだ歩いていける。
君の物語を正しく語ろうとする者。
読後の感動はすべて君のものなのだから。

街の姿

2008-01-03 | poem
見よ、あの赤いランプ輝く摩天楼が、私たちの生きる場所。
霧雨に白くぼやけているのが私たちの街。
あそこには欲望が渦巻いている。人と人の凌ぎを削る音が聞こえる。
愛情も裏切りもすべてを含んで輝く街。

自分を見失い街の隅で倒れゆく者。
貧困に押し流され、すべてを失いつつある者。
無垢な感情しか知らず、目の奥に魔性を宿す人に背中をみせる者。
苦しみながらも、誠実さを手放さない者。
すべてを宿す街。すべてを包み込んでいる街。

ネオン輝き、街はまるで珠玉の宝石を散りばめたよう。
霧雨けむる暗闇にどんよりと存在感を漂わしている街。
見よ、あれが私たちの生きる場所。
あそこが私たちを変え、私たちを導く場所。
導かれる場所ははたしてしあわせの園か。灰色の空間か。
激流のような街での出来事。
その果てに私たちに待っているものは・・。

祈りの先にある希望を見失わないように。
現実にあらわれるあらゆるものに心を明け渡さぬように。
あなたはあなたなのだから。
街の魔性にほほ笑むなかれ。
悲しみに心を奪われるなかれ。
自らを抱き、激流に吹き飛ばされぬように。
そして、あらゆる時にも光の印を見逃さぬように。

新年のごあいさつ

2008-01-01 | essay
あけましておめでとうございます。
今年も皆さまにとって良い年になることを、心からお祈り致しております。

今年もさらに創作活動に励んでいくつもりでいます。
私の世界をさらに明確に表現していきたいと思っています。
そして、ぼちぼちカタチとしてあらわしていけるように。

心の詩。祈りの詩。よろしくお願いします。

※新年元旦から初詣に行ってきました。
雪が降ったり、そうかと思うと雲の切れ間から日ざしがさし込んできたり。
きっとそんな年になるのでしょうね。
おみくじは小吉でした。
望み事は遠いが焦らずに進んでいくが良いと書いてありました。
帰りに買ったりんご飴が懐かしくおいしかった。


漆黒の大地は

2008-01-01 | poem
あなたはこの大地に立って、なにをしようとしているの?
両手を天にかかげるようにして、なにを語りかけているの?
あなたのいる場所は草木も生えていない漆黒の大地。
冷たい岩の群がる簡素な大地だというのに。

あなたはじっと空を見上げるように、どこかほほ笑んでいるようにみえる。
あなたの着ている白いドレスがはっきり遠くからでもわかるような、なにもない簡素な大地。
そんな場所にあなたはいて、どうしてそんなに落ち着いていられるの?
なぜほほ笑みのような表情を浮かべていられるの?

雲の切れ間から光がこの漆黒の大地へ。
あなたは待ち望んでいたようにそれを見守っている。
ひとり、おだやかな姿でそこにいて。
大地が光によって明るくなるのを、あなたはじっと見守っている。
そのおだやかな表情はなにかの確信を得ているように。

この大地に立って、あなたはなにを待っているの?
両手を天にかかげるようにして、あなたはなにを語りかけているの?
あなたのいる場所は草木も生えていない漆黒の大地だというのに。
冷たい岩の群がる簡素な大地だというのに。

でも、そんな大地に光が差し込んでいる。
その光がやがて大きな明るみになって、あなたの足元を照らしはじめている。
あなたはそれをわかっていたの?
やがて、あなたの足元から色あざやかな草花が芽吹いてくることを。
あなたはずっと以前からわかっていたの?
なにもない岩ばかりの大地だったというのに。
簡素で冷やかな風が吹き過ぎていた場所だったというのに。
あなたはおだやかに天に手をかざして、まるでこれを待ち望んでいたかのようだった。

ここは色あざやかな大地へと変わっていくんだね。        
いずれあなたの表情のように、おだやかであたたかな場所へと移り変わっていくんだね。
あなたの祈りのとおりに。あなたの胸の確信のとおりに。