欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

新年のごあいさつ

2008-01-01 | essay
あけましておめでとうございます。
今年も皆さまにとって良い年になることを、心からお祈り致しております。

今年もさらに創作活動に励んでいくつもりでいます。
私の世界をさらに明確に表現していきたいと思っています。
そして、ぼちぼちカタチとしてあらわしていけるように。

心の詩。祈りの詩。よろしくお願いします。

※新年元旦から初詣に行ってきました。
雪が降ったり、そうかと思うと雲の切れ間から日ざしがさし込んできたり。
きっとそんな年になるのでしょうね。
おみくじは小吉でした。
望み事は遠いが焦らずに進んでいくが良いと書いてありました。
帰りに買ったりんご飴が懐かしくおいしかった。


漆黒の大地は

2008-01-01 | poem
あなたはこの大地に立って、なにをしようとしているの?
両手を天にかかげるようにして、なにを語りかけているの?
あなたのいる場所は草木も生えていない漆黒の大地。
冷たい岩の群がる簡素な大地だというのに。

あなたはじっと空を見上げるように、どこかほほ笑んでいるようにみえる。
あなたの着ている白いドレスがはっきり遠くからでもわかるような、なにもない簡素な大地。
そんな場所にあなたはいて、どうしてそんなに落ち着いていられるの?
なぜほほ笑みのような表情を浮かべていられるの?

雲の切れ間から光がこの漆黒の大地へ。
あなたは待ち望んでいたようにそれを見守っている。
ひとり、おだやかな姿でそこにいて。
大地が光によって明るくなるのを、あなたはじっと見守っている。
そのおだやかな表情はなにかの確信を得ているように。

この大地に立って、あなたはなにを待っているの?
両手を天にかかげるようにして、あなたはなにを語りかけているの?
あなたのいる場所は草木も生えていない漆黒の大地だというのに。
冷たい岩の群がる簡素な大地だというのに。

でも、そんな大地に光が差し込んでいる。
その光がやがて大きな明るみになって、あなたの足元を照らしはじめている。
あなたはそれをわかっていたの?
やがて、あなたの足元から色あざやかな草花が芽吹いてくることを。
あなたはずっと以前からわかっていたの?
なにもない岩ばかりの大地だったというのに。
簡素で冷やかな風が吹き過ぎていた場所だったというのに。
あなたはおだやかに天に手をかざして、まるでこれを待ち望んでいたかのようだった。

ここは色あざやかな大地へと変わっていくんだね。        
いずれあなたの表情のように、おだやかであたたかな場所へと移り変わっていくんだね。
あなたの祈りのとおりに。あなたの胸の確信のとおりに。