欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

望春

2008-01-30 | message
"今動いてはいけません。あなたの心も身体も凍えてしまい悲劇だけしか待っていないのですから。
今は待つべきです。陽の勢いが増してくるのをただじっと待っているべきです。"

大勢の人が歩いていく中で

2008-01-28 | poem
ねぇ、このままそこにじっとしているつもり?
みんなこうして歩いてるというのに。
苦しいながらもみんななにかを見つけようとしているのに。
疲れて動けないの?
それとも動こうとしないだけなの?

身体に傷を負っていないのはわかるけど。心に傷を負ってしまったの?
自分でもわからないくらい、なにかにとらわれてしまったの?
みんな歩いているよ。
そんな物陰に隠れていてもなにもはじまらない。
休んでいるわけじゃないでしょう?
そこでなにかを待っているの?
でも、なにも起きはしないよ。
このまま寂れた街の物陰で、いつまでもなにか小さなものを抱いているつもり?
いつ消えるかもわからない小さな希望を抱いたまま、これからも過ごしていくつもり?
聞こえはいいけど、とてもはかない道よ。

歩いていきましょう。
迷いも疲れも引きずりながら。
大勢になびくわけじゃない。今はなにも考えずにただ歩いていきましょう。探していきましょう。
あなたに用意されている印を。あなたの生きていくヒントを。

今は迷いのただ中にいたとしても、けっしてそればかりではないから。
多くの意見や常識を語ってみたところで、今のあなたには響かないでしょう。
ただ、あなたの道を見つけることに、これからの突破口があるとしたら。
信じてみることです。
信じる。とても勇気のいることですが、今のあなたには必要なものなのです。

夕の鐘

2008-01-27 | poem
"この綱をしっかりと握って。自分の持っている力いっぱいに引くのです。
あなたのためだけじゃなく、この街の人たちのためにも。"
私は力いっぱいに綱を引きます。そして、手離すのです。
大きな鐘の音が街の方へと響いていきます。
その音は街へと広がっていき、夕空に抜けていくのです。
この街に夕を知らせる高台からの鐘なのです。

"もう一度しっかり綱を引き寄せて。今の鐘よりもさらに大きな響きをつくるのです。あの街のさらにむこうの人たちにも聞こえるように。"
私はまた力いっぱいに綱を引いて、そして、鐘の音を響かせます。
街のむこうにいる人たちのことを考えながら。ここから見える屋根や夕空を望みながら。
強い鐘の振動が私の胸にも伝わってくるのです。

"さぁ、もう一度。もう一度。"
鐘の音は何度も何度も街の方に広がっていきます。
そして、遠い夕空へと消えていくのです。
もうすぐ夜が来るのを知らせるために。
この街の人たちにあらゆるメッセージを伝えるために。
鐘の音は私の心の中に生きている強い振動となって響いているのです。

願い

2008-01-26 | poem
顔をあげて。笑みをうかべる練習をしよう。
これからの生活を明るいものにするために。
気持ちを楽にして。胸を心を開け放つ準備をしよう。
しめきったままの部屋を青空にさらすように。
ピュアな空気を部屋いっぱいに受け入れて。

これまでのことはこれまでのことで。
区切るというほどの、強いものでなくていいのだから。
新たな軌道に乗るために。良いあなたになれるように。

いろんな要因であなたが振り回されていることもわかる。
ここに立ち止まってみて、なぜ私だけがって、そんな気持ちになることもわかる。
でも、それもこれもすべてわたしの中のもの。そう受け入れて。
受け入れるとは心に保つことではない。
それを知り流していくということだから。
自分の流れに、そのものを手放し流していこう。

なにかに固執していれば、それで自由性は保てなくなる。
いびつなカタチの展望にはどこかに不自然な要因が含まれるから。
楽になる必要がある。いろんなことから自由になる必要がある。
そして、そこからが本当の道を歩んでいくとき。
そこまで静かになったら、あなたの幸せの道を探していきましょう。

あなたはここにいる。
あなたはあなたとしてここに生きている。
それを心に響かせてみて。
大いなるものがあなたに希望を託したのです。
あなたにいろんなことが訪れようとも。あなたがなにかを得るために必要なものなのだから。
そう、あなたは希望のカタチ。
願いを実現に変えていける、かけがえのない希望の存在なのです。

希望の地へ

2008-01-24 | poem
さぁ、私の後についておいで。
あなたを静かな場所へ連れて行ってあげる。
あなたは疲れているのです。身体だけじゃなくて心も。
そして、あらゆるものが味気なく思えて、あなたは今、むなしい牢屋のような世界をさまよい歩いている。
あなたの望んでるものはそのような世界ではないでしょう?
あなたの望んでいるものは、色あざやかな、あたたかい豊かな世界のはずなのに。

さぁ、私の後についておいで。
心配しないで。あなたの不安を安らぎに変えてあげる。
静かな入り江に、長い旅路の船が入ってくるように。
その入り江に入り、しばらく力を蓄えておいで。
この静かな場所があなたの目的地ではない。
しかし、これからの旅路を希望のある明るいものにするためにも。
私とともに静かな場所へ行きましょう。

身体が安らいでいけば自然と心も自由をとり戻す。
やがて、あなたの中に、わき上がる希望を感じられるはず。
それから一緒に目的の地を探しましょう。
かならず行き着く、あなたの希望の地を。これからの喜びの船出のためにも。

さぁ、私の後についておいで。
あなたを安らぎの場所へと案内してあげる。
そして、あなたは再生するのです。
新たな船出のために。
自分の目的地をもう一度しっかりと見定めるために。

大きな心に

2008-01-22 | poem
広い広いどこまでも広い空のことを思いなさい。
ゆっくりと雄大に流れいく雲の群れを。
そんな雲を包むような空のことを思ってみなさい。

深い深いどこまでも深い海のことを思いなさい。
魚たちやサンゴやあらゆるものを含んだ、海のことを。
おだやかで荒々しくて、それでいて多くのものを含んで離さない、そんな海のことを思ってみなさい。

美しい一輪の花のことを。はてしないこの大地のことを。
私たちの住むこの青い星のことを思ってみなさい。
自分の頭の中だけじゃなくて、実際に外に出て。目で見て。手で触れて。
自然はおだやかで雄大で、あらゆるものを兼ね備えている。
そんな大きなものを心の中にとり入れていきなさい。

あなたの中にも、自然の持つ広さや美しさ、深淵性があるのだから。
自然のものに関心を向けなさい。
純粋なものに心惹かれていきなさい。

ただそれだけのこと

2008-01-21 | essay
生きるってどういうことだろう?
本で読んだり、聞いたりする分には、学びだの苦しみの連続だの、そんなことにはなっているけど。
毎日は淡々とやってくる。悲しみや苦しみ、不安や悩みもあらわれては消えていく。それの繰り返し。
あぁ、これが人生なのかって。
たぶん死ぬ前に思うのだろうか?
それともある日、あぁ生きるっていうのはって。そんな気持ちが訪れるのだろうか。
とにかくわからないのが現状さ。
良い夢みながらとか。希望を持ちながらとか。
縁がどうの。恩義がどうの。
いろんなことが多すぎて、まったくわからないよ。
気持ちはいつものこと。たまに明るくなったり。わけもなく不安になったり悲しくなったり。

どうなんだろう? 生きるってことは。
やりたいこと。今の仕事。環境。まわりの人たち。日々の出来事。
心の天気はいつも変わるし。
いろんなものは移り変わるっていうけれど、それではピンとこないよ。
なにかハッと思い立つものがほしいけど。
そうじゃない?
たまになにかの確信が欲しいって。
なにかの確信を得るために生きるって?
もうそんな簡単単純理論にはうんざりしているんだ。
いろんなことがある。もう、それくらいはわかっているんだから。

自分探しか。自己責任か。幸福か。使命か。
今はわからない。
ただ、今はいろんなものをマクロに見るんだ。
目先だけにとらわれず、なるべく冷静にモノを見ていくんだ。
ただ、それだけ。今はただそれだけのこと。


海について

2008-01-18 | essay
"海について書こうと思うが、その深さにおびえて未だに書けていない。
それは夜空にしても同様。
ただ、夜空には神秘性や幻想性が備わっているから、星の力を借りて何作かは書いた。
ただ、海については未だ満足するものを書けそうにない。"

静かな部屋

2008-01-16 | poem
雨が降っていても、そこは濡れない。
雪が降ったとしても、そこには降り積もらない。
風もよけて通り、日ざしもおだやかにさけていく。
そこは静かな部屋。誰にもジャマされない私だけの場所。

さぁ、ここに来て、ゆっくりと安らいでおいで。
この部屋で、自然体のままに、自分をとり戻しておいで。

ここは誰にもジャマされない場所。清潔で居心地のいい。
私の香りのする場所。

さぁ、目をつぶって、ゆっくりと安らいでおいで。
おだやかに呼吸して、休んでおいで。私の中で。
そこは私だけの場所だから。
あなたを特別に招待してあげる。

いろんなことをゆっくり話しましょう。いろんなものをひとつひとつ探っていきましょう。
美しいものも、心安らぐものも。
いろんなことを感じながら、ゆっくりと自分自身をとり戻していきましょう。

ここは私だけの部屋。居心地のいい私の胸の中でくつろいでいって。
こんな部屋の存在を、あなたは知らなかっただけ。
私とともにあなたの部屋を探していきましょう。
あなたの部屋で、あなたがゆっくりと安らいでいけように。
部屋のありかをゆっくりと見つけていきましょう。

安らぎの岸

2008-01-14 | poem
胸に悲しい思いが浮かんでいるのは、あなただけのせいじゃない。
悲しい自分を演じているのは、思えば仕方のないことなのかも。
でも、このまま悲しみに負けてはいけない。

心に浮かぶ悲しみは、いろんなものを見たり聞いたり、そんなあらゆるものに左右されるから。
悲しい自分に思えるのは、あなたの心の反映だから。
でも、あなたは悲しみに染まってはいけない。

悲しい時にはムリに笑顔をつくってみたり、楽しいフリをしてみたり。
そんなことをしてみても、空しい結果に終わるだけ。
かといって、悲しみにおぼれるわけにはいかない。
あなたが疲れていたり、不運があったりすると、悲しみは起こってくるものだから。
でも、それに便乗しないように。これ以上悲しみを大きくしないように。感じるままに流されていかないように。
それだけは気をつけて、悲しむのはいいのかも。

そう、今の悲しみは単純な悲しみがただ心にあるのではない。
体の調子だったり、心の傾向性だったり、いろんなことが重なってのことなんだから。
そのひとつひとつを解きほぐす。まずはゆとりをつくりましょう。
安らぐ岸を探しましょう。
悲しみの波間で船は揺らぎ続けるだけだから。
そこで慌てることなく、安らぎの岸を探していきましょう。