箱庭のような我が家の庭に山毛欅(ぶな)林の若葉が出そろい年間で一番に美しい姿を見せてくれていますます。種々な花々が順序を間違えずに咲いて、散って行き、クレマチスがたった一輪の蕾を付けたのが、雨上がりのきょう開花してくれました。この花、何年か前に花も咲き終わり、花屋さんの店先で売れ残った鉢を半値以下で求めたのに毎年律儀に花をつけてくれます、余り手をかけてあげないのに。
今月の2日のNHK「にっぽん紀行 丸亀での”笑顔咲く、魔法の絵手紙”」にほのぼのさを感じたので少し感想を書くことにします。四国丸亀城外の芝生の片隅で自筆の絵手紙を通りすがりの観光客に差し上げている、おばあさんの話です。絵のうまさはもとより、書き添えられる文面がこれまた、何気ない文章の中で哲学的な臭えさえ漂う。しかも達筆。せいぜい10文字くらいしかな文字数なので、後にメモして残すつもりでしたが、番組が終わったときにはすっかり忘れてしまい、どれ一つまとまった文章で残せませんでした。オンデマンドで追っかけましたが、たどり着けませんでした、しかし、頂いた人びとに笑顔と、濁世に生きる人々に力を与えることは確実に読み取れました。しかも、1日の大半を絵手紙の製作に費やし常時300種の手持ちがあるという。よわい80歳と聞き、しかも続けること10幾年とも聞き、30分の番組を数行にまとめるほのぼの情景を伝えるのは悪文の小生には無理ですが、興味ある御仁はオンデマンドを追っかけてほしい、何か得るものが、きっとあります。なに事も先送りする怠け者の小生など、仏に出あった思いがしました。
このようなお話の後でパナマ文書の話は無粋極まりないのですが、違法性がないと言われながら世界のイスタブリッシメントを震撼させている中身について触れてみましょう。違法性がないと言っても、国民の税金から生計を立てる政治家や公務員は話は別のように思います。倫理感が伴うからです。そして真っ先に税金を払う立場だからです。
誰が何のために漏らしたのかが、ネッㇳの上では、かまびしい、CIAの陰謀説、つまりロシア、中国、英国への嫌がらせ。AIIB潰し、中国共産党政権潰し、大量破壊兵器(核兵器)の存在する現状でめったに熱い戦争は出来ませんので、そこでクーデター狙い、と諸説飛び交っています。はては米国大統領選へと飛び火説、おそらく綿密に仕組まれた闇の人物によって、大きく変貌するのでしょう、ただの暴露事件で終わらないように思います。臍曲がりで貧しい死にかけの老人には、ある意味で快也と心の中で叫んでいます。