磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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面白読本 反原発

2008年05月12日 | 読書日記など
『面白読本 反原発』
   天笠啓祐・著/みついぎんこ・絵/柘植書房1988年

何ぺージか、まんがで表現してありました。



『原発にバクダン落とせば原爆と同じ』とマンガとともに表現。

チェルノブイリの雲……。下「」引用。

「放射能の雲は、それから一○日間にわたって風の方向が変わるたびに、風に乗ってさまざまな方角へと向かった。翌四月二十七日に事故炉の上空を通過した風は、西ヨーロッパの方角へと向かった。」

目 次

電離作用が、ガンや白血病の原因。下「」引用。

「ある種の放射線が通ると原子から電子をひきはがしていく。電子の数が欠けた原子をイオンと呼ぶ。人間の細胞も高分子から成り立っており、細胞を電離放射線が通るとイオン化が起き、傷つけ、破壊される。この傷や破壊が修復されることがないと、ガンや白血病の原因となる。」

日本政府の無責任。下「」引用。

「日本政府は、六月六日、ヨウ素-131の汚染が一段落するのを待って、早々と「安全宣言」を出して、放射線対策本部を事実上、店じまいさせてしまった。ヨウ素と共にセシウムも到来しているにもかかわらず、あたかも汚染はヨウ素だけだったかのように、である。そして、主役がセシウムに移ろうとしている段階での店じまいであった。」

汚染食品が食卓に入ってきた。
--今の毒入り餃子事件だけではありませんね……。

日本企業の犯罪と書かれてありました。下「」引用。

「日本の食糧自給率低下については、アメリカの政府や産業だけが悪者なのだろうか? そうではない。日本の食糧自給率を下げるのに、日本の企業も大きな役割をはたしている。
 穀物メジャーに迫る力をもち始めたのが、日本の総合総社である。三井物産、三菱商事、丸紅飯田、住友商事などの企業-略-。
 また、ネッスルやコカコーラとならんで、有害な食品を売りこみ、第三世界に悪名をとどろかせているのが、味の素などの日本の食品企業である。
 住友化学や三菱化成などの化学企業は、第三世界に農薬や化学ひりようなどを売り込み、それを通して、現地の農業を支配してきた。」

平時でも戦争経済。下「」引用。

「二つの世界大戦をへて、世界の産業はすっかり戦争を前提とした構造に変わっていた。世界大戦はそれまでの戦争と異なり、国と国との総戦力となり、大量生産のシステムがつくり上げられた。そのため大戦後、平時に戻ったときにも、戦争時の生産力を維持していかなくてはならない状態に陥ってしまった。平時でも戦争状態が必要となったのである。
 軍事産業の特徴は、つくったものは戦場で消費するためのものであり、再生産過程にまわってこないこと、つまりつくって消費するだけであることに特徴がある。」

不動産屋も開発に手をかし、大儲けしたのだろう……。下「」引用。

「県が開発の枠組みを固める舞えから、六ケ所村をかけめぐる人々がいた。三井不動産などの大手不動産会社を筆頭に、地元の中小不動産会社が、土地を買いあさって歩いていた。」

イタリアでは国民党必要で原発は“NON”など、当時の世界各国のことも書かれてありました。










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