創元文庫D-17 0（ゼロ）の暁 原子爆弾の発明・製造・決戦の記録

『創元文庫D-17　0（ゼロ）の暁
　　　原子爆弾の発明・製造・決戦の記録』
　　　　　W.L.ローレンス（著）/崎川範行（訳）/創元社1951年

文学というものには、普遍性がなければ……という方がいます。もっとも現代では、新聞の文藝評論でも普遍性をちがった意味でとらえているようですが……。そもそも、彼らには人道もないのに、本当の文学はなかろうという方を私は否定できません……。



もし、原爆が正義というのなら、イランがもって北朝鮮がもっても正義ですね。

ところが、そんな論理は通らない。

このような本をアメリカの敵国の原爆開発者や、それと関わるマスコミの人間が書いたら、悪魔のように彼らは否定することでしょう……。

それはやはり、歴史とも関わりがないというものではないと思います。

彼らが反キリストという時、それはインチキな大義名分となって、気楽に同じ人類を殺戮していった歴史があるのです。

反キリストとは何か？


その子孫たちがそのような思考をしても、別に驚きではないと思うし、三位一体とかゼロとか宗教的なことを意識して彼らは書いているように思えてならない。

いわゆる「原爆神話」をつくりあげるための一冊。

この本をうのみして平和はむかえることはできないでしょう。

科学的なことや、事実以外はここから得たいとは私は思いませんでした。

「原爆神話」など、私は信じません。

それはどの国の人がいってもです。

日本人でも、核兵器を持とうとする人たちがいます。

しかし、彼が「原爆神話」などをつくろうとしても、私は否定します。

そんなものは神ではない……。






メディアの嘘

民衆のアメリカ史［下］1941～





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