磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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生きるんだ  ヒロシマから 今 いのちのメッセージ

2007年06月13日 | 読書日記など
『生きるんだ
  ヒロシマから 今 いのちのメッセージ』
    ごとう和(かず)・作/秋田書店H18年

原爆に関連する創作。ぼくは小説などよりも、コミックが好きですね。それは庶民的だからです。高いところから、教養があってボクたちは君たちとは違う……そんな書き方をされているのは読んでいて何を書きたかったのかも、ボクには理解できない時が多いです。



「命ある日まで、“あの日”のことを語りついでいく。
原爆野原となったあの日から60年以上の月日が流れても、けっして癒すことのできない傷、忘れてはならない記憶がある--。」

宣伝文句通りだと思います。

目次
生きるんだ…………3
 (2005年フォアミセス9月号掲載作品)
母ちゃんの折鶴…………53
 (2005年フォアミセス7月号掲載作品)


「生きるんだ」は、
兄と妹の愛情を描いたものです。
そして、大人になった妹は、ちょっと、へそ曲がりな人を愛します。
「生きるんだ!」
この言葉は、そのへそ曲がりが100%本気で叫んでいるようです……。

生きるということ……。
それはそれだけで「聖なる」ものだとボクは思う。
それを権力などで潰そうとする者たちは、邪悪だと思う。

広島の平和公園での語り部さんから物語ははじまります。
等身大の物語で、どこかにこんな人たちがいるような気になる、ある意味ほほ笑ましい作品だと思います。


「母ちゃんの折り鶴」
--広島から離れて学童疎開で暮らしていた主人公。

いろいろな状態の母親が、子どもの元へ。

こんな物語もいくつもあったような気がします。

白い町ヒロシマ


そして、冷たい社会を生きていく主人公……。

われわれ、庶民と同じような生活です……。

だけど、何が大切か、静かに伝えてくれる主人公の生き様でもあると思います……。











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