磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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こんなにこわい身近な放射線

2006年12月29日 | 読書日記など
『こんなにこわい身近な放射線』
   原子力資料情報室1992年

われわれの日常にも、放射線はまったく
関係がないということではないようですね。



放射線も【イメージ戦略】をたてているようですね。
国策として、「原子力の多目的利用」というのが
あるからかもしれませんね。


アリス・スチュアート博士
は医療で使われるX線に対して警告した人らしいですね。


アメリカのローザリー・バーテル博士は、
X線(レントゲン線)は老化をすすめるとされ、
その例が白血病だと書かれてありました。

永井隆博士は被爆する前から、レントゲンのせいで白血病でしたね。
そして、被爆者の方にも多い病気ですね。

必要でもない検査をしても、
検査すればお金が入る仕組みになっている
日本の医療制度では不必要な場合も、
X線をかけられる場合があるでしょうね。

からだに良いなんて、とんでもないラドン温泉。
そういうことも書かれてあります……。

照射食品
日本では唯一、北海道の士幌町農協でジャガイモで使用。

許可を出したときのデータがないということが、
1990年の参議院社会労働委員会でわかったという。
しかし、採算ベースにも乗らない照射ジャガイモは
続けられているという。それは国策だからという。

タバコにふくまれるポロニウム-210による
肺の被曝について書かれてありました。

事故はたくさん起きていますね。
1983年末にメキシコで起きた医療機器が
建築補強材やテーブルの脚に再利用され、被曝者多数。
1989年にブラジルのゴイアニア町で起きた事故。

「放射線ホルミシス」はとんだマヤカシと書かれてあります。
これは政府の援助をもらっている方が主張されているとも
本の最初に書かれてありました。

国策という魔法は、残酷なことやひどいことであったとしても、
お金にかえたり、名誉にかえたり、恐ろしい魔法ですね。

魔法は現実の世界にはないけど、
心の世界では展開しているものですね。




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