磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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なぜアメリカはこんなに戦争をするのか

2010年06月10日 | 読書日記など
『なぜアメリカはこんなに戦争をするのか』
   C・ダグラス・ラミス(著)/晶文社2003年

先制攻撃は戦争犯罪。下「」引用。

「先制攻撃はいまの国際法では明確に戦争犯罪です。ナチス・ドイツを裁いたニュルンベルク裁判での訴因の一つ「平和に対する罪」です。つまり、戦争がおきていないところで戦争をひきおこすことは犯罪です。ニュルンベルグ裁判でも東京裁判でも、その罪でかなりの人が死刑判決を受け処刑されました。でも、今度はアメリカはそれをやってもよいのだと言っています。もちろん、アメリカだけです。他の国はやってはいけません。」



大犯罪「イラク侵略の理由はすべて嘘だった」
--嘘の共犯者=日本政府。

「この紛争に中立領域は存在しない」ジョージ・W・ブッシュ。
--国家テロに鈍感になっているアメリカ、日本……。

「当たり前」になった空襲。それ以前のナチス・ドイツや日本には非難していたアメリカ。アメリカがすると正義。

「無限の正義」ブッシュ。実際は「無限の暴力」。下「」引用。

「ブッシュはこの「テロに対する戦争」を「無限の正義」(Infinite Justice)と名づけた。これは恐ろしい。無限の正義は神の領域で、人間が触れるものではない。「無限の正義」の戦争は戦争法も国際法も条約も国連も全部無視していいはずだ。「無限の正義」の名目で戦争するなら、「無限の暴力」になりやすい。」

犯罪(テロ)なら戦争にならないので新しい定義をしたブッシュ&マスコミ。

ビン・ラディンはCIAの教え子で「悪」、彼はCIAの正職員とそんなに変わらない。

バークレーでの集会。下「」引用。

「そこでは「核兵器を使え!」とか「彼らの赤ん坊を殺せ!」というプラカードが見られたそうです。」

ブッシュは傲慢。下「」引用。

「特権階級の金持ち息子の傲慢さ+キリスト教原理主義の傲慢さ(私の信念は絶対に正しいという傲慢さ)が一緒になって、「無知でも結構だ」という態度になったようだ。その態度は「国連を無視しても結構だ」「同盟国の考えを無視しても結構だ」「世論を無視しても結構だ」「アメリカは単独で結構だ」という態度につながる。」

アフガニスタン戦争は21世紀最初の戦争。テロリスト容疑者はすぐに引き渡さないと、軍かCIAを送る……。

小沢一郎と憲法九条。下「」引用。

「小沢一郎氏たちが「憲法九条を停止して日本を普通の国にしよう」と言っていますが、-略-つまりアメリカのような国なろうということだと思います。-略-」

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戦後、国家の交戦権のもとで、誰一人海外で人を殺していない日本。

【米国】で、大人になるということは……。下「」引用。

「アメリカのように戦争ばかりしている国では、男の子が大人になるということは人を殺せる人間になるとということです。人を殺せなければ一人前の男ではない。-略-」

「日本の自衛隊が、人を殺せる自衛官を本当に育てようとしているかどうかはわかりません。」

「軍の基礎教育がきびしい洗脳教育であることはよく知られています。」

戦争をする国……。下「」引用。

「アメリカのなかには、人を殺せる人間を大量に生産している、大きな権威をもった組織が存在する。そして、実際に人を殺したことのある人がたくさん存在する。戦争がはじまると国内の殺人事件の発生率が上昇するという統計があります。」

防衛戦争はそうではないが、朝鮮やベトナム戦争の帰還兵の犯罪率は高い。

「戦争は犯罪」中世のキリスト教者。

「正義の戦争」があるという著者。「植民地解放戦争」……。これも非暴力でするが正しい。正しい戦争などない。むしろ、力なら、植民地の時代が長くなるのでは? 同国人に植民地にされるのが正しいのか? 民主主義を求めるべきだ。

ヒトラーを抑える方法があるのか? という外務省に対して。下「」引用。

「「日本の侵略政策を抑える方法として、その他になかった」と言って支持する準備があるでしょうか。
 この安保の下で半世紀も働いた経験から、外務省ではこのように混乱した歴史記憶、しかも自分の職場の本質に関してこのように混乱した記憶をもっている若い役人の存在が可能になったのでしょう。」

「平和憲法は本当にあるのか?」 下「」引用。

「もちろん、ある。
 その憲法は政府に戦争を禁止し、戦場で人を殺す法的権限(交戦権)を与えていない。
 そしてその憲法は単なる理念や希望ではなく、拘束力のある法である。
 ないのは、それに従う政府だけだ。」

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「つくる会」の危険性。下「」引用。

「危険なのは、そういう教育を受ける子どもたちが、真実の歴史などというものは存在しない、「歴史」というのは権力者が決めるものだ、と信じるようになることだ。ハンナ・アーレントは『全体主義の起源』(邦訳・みすず書房)で次のように書いた。
 洗脳の最も確実な最終的な結果としてよく指摘されるのは一種の冷笑主義になること、つまりあらゆることに対して、たとえその根拠がいかにしっかりしていようとも、そこに真実があるとは絶対に信じなくなることだ。-略-」

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有事法は憲法改正しないと合法的ではない。
基本的人権を破壊する法律=有事法。










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