磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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全体主義の起原 1 2 3

2010年06月18日 | 読書日記など
『全体主義の起原 1 反ユダヤ主義』
   ハナ・アーレント(著)/大久保和郎(訳)/
     みすず書房1972年、1981年新装版
全体主義の起原 2 帝国主義』
   ハナ・アーレント(著)/大島通義、大島かおり(訳)/
     みすず書房1972年年新装版
『全体主義の起原 3 全体主義』
   ハナ・アーレント(著)/大久保和郎、大島かおり(訳)/
     みすず書房1974年、1981年新装版


いつの時代も同じというわけではない……。下「」引用。

「武器携行する権利は「フランスとドイツのユダヤ人には十三世紀にはいってまでも」認められていた」

サルトルの解釈……。下「」引用。

「最近の神話--ユダヤ人なるものは他人からユダヤ人とみなされ規定されているものであるというサルトルの〈実存主義的〉解釈」

17世紀に宮廷ユダヤ人……。下「」引用。

「宮廷ユダヤ人はすでに十七世紀にごく普通のものになりはじめた。十八世紀中葉にはユダヤ人はヨーロッパのほとんどの君主国の宮廷に属していた」

ロスチャイルド家の名前がよく出てくる本である……。下「」引用。

「ロスチャイルド家やその他のユダヤ人はもっぱら国債発行業務や国際的な資本の融通にの専念していたので……大きな工業的企業を設立する--ことなどは決して試みなかった」とアンドレ・セイユーが言っている。」

戦争に参加しなかったユダヤ人。下「」引用。

「ユダヤ人は君主の使用人であり軍需物資供給者だったが、戦争そのものに参加しなかったし、また誰もそんなことをユダヤ人に期待しなかった。」

反ユダヤ主義……。下「」引用。

「フランスの反ユダヤ主義はロスチャイルド家によって点火されただけではなく、まさにその急進的な色彩の故に長いあいだロスチャイルド家を中心として動いていたからである。」

日本人もかつて名誉白人などと呼ばれていましたね……。下「」引用。

「例外ユダヤ人 Ausnohmejuden--に対してのみサロンの扉をほ開いたのである。」

ドレフュス事件。下「」引用。

「それとともにドレフュス事件は、ユダヤ人がその中心にいる国際政治問題となっていたのである。イギリスがフランスからエジプトを奪ったことはユダヤ人の罪となったし、同様にまたイギリスとアメリカの提携は「ロスチャイルド帝国主義」の所為とされた。」

「アフリカ争奪戦」は大企業と銀行資本。下「」引用。

「「アフリカ争奪戦」をもって帝国主義が八十年代に政治の表舞台に登場してきたとき、それに断乎として抵抗したのは権力の座にあった各国政府であり、支持を与えたのはおおむね大企業と銀行資本だった。意外だったのは、知識層の相当な部分が熱狂的に帝国主義を迎えたことである。」

ヒトラーの道徳……。下「」引用。

「この場合ヒットラーが〈道徳〉という言葉を、良心ではなく組織的な〈訓練〉によってすべてのドイツ人に全生涯をわたって叩きこまれた国民社会主義の世界観と解していた。」

秘密警察はナチス・ドイツよりも、ソ連のほうがひどかったという……。








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