磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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日本原爆論体系 第1巻 なぜ日本に投下されたか

2007年11月28日 | 読書日記など
『日本原爆論体系 第1巻 なぜ日本に投下されたか』
     坂本義和、庄野直美(監修)/
     岩垂弘、中島竜美(編)/日本図書センター1999年

またも全巻ものですね。だけど、けっこう、いろいろなところからとってきてバラバラな感じをうける……。



『合衆国大統領の声明』ホワイトハウス新聞発表(一九四五年八月六日)。

ホワイトハウス新聞?
文字通り、政府の新聞なのでしょうか?
  

「米機の新型爆弾による攻撃に対する日本政府の抗議文」大日本帝国政府(一九四五年八月一○日)
「本件爆弾は落下傘を付して投下せられ空中において炸裂し極めて広き範囲に破壊的効力を」
と、最初のころから、落下傘で原爆が投下されたと間違っていたようです。

8月6日、従軍牧師ウィリアム・ドウニー氏は原爆投下に神の祝福を祈った。
それに対してクリスチャン・センチュリー誌は、ウォルサー牧師の一文を載せた。下「」引用。

「その末文は「かかる牧師と同じアメリカ人であることを恥ず」と結んでいる。--(谷本清『ヒロシマの十字架を抱いて』」

恥ですむのですね……。

それが神のご遺志なのでしょうか……。

マルチン・ニーメラーの言葉。下「」引用。

「三月末ニューヨークのブルックリン・メソジスト教会での説教でこう述べている。
 “ヒロシマという一言は人類に未来への希望を失わせる。われわれがもし人類を大量に殺す新しい世界紛争をさけようとするならば平和的な交渉をしなければならない”」

--女子挺身隊
塩月さんが語られていました。
長崎で看護婦さんのかわりに働かれた女子挺身隊の方が。
--髪の毛がぬけてきて、二、三日で亡くなられたことが書かれてありました。

--「白血球の作用」(膿むことと腐ることのちがい)
果物のくさった時のようであったという。
--白血球がこわれているので、細菌は一方的にとどめなく増えて普通ではなかったという。

ディヴィスという親ソ派のアメリカ人は原爆に対して憂慮していたようです。


原爆はアメリカ巨大財閥とともにあったという。
--いわば、国有民営だという。

--モルガン財閥とデュポンがその民間。
ゼネラル・エレクトリックはモルガン系。

デュポン社が水爆を製造。下「」引用。

「もっとも、これはデュポンにゆだねられた水爆計画のほんの序の口で、その後一○億ドル以上の予算でサウス・カロライナ州に二五万エーカーの敷地をもつ水爆工場が、デュポンの手で建てられることになった。」

ユニオン・カーバイトという会社もあるという。下「」引用。

「ユニオン・カーバイトは特定の財閥に従属せず、モルガン、ロックフェラー、デュポン、メロンが共同支配する会社である。」

永井隆博士のことも書かれてありました。









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