磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ちくまプリマーブックス60 戦争がやってくる

2009年02月20日 | 読書日記など
『ちくまプリマーブックス60 戦争がやってくる』
   藤井治夫・著/筑摩書房1991年

自衛隊の歴史も書かれてあります……。
--着実に憲法を守っていかず、イラク戦争では自衛隊を派遣。
しかし、違憲であること間違いないのに、それを無視するマスコミ……。
そして、今はアフガンなどでも武器が使用できるようにと画策している……。
--明らかに憲法違反である!



「ヒロシマ--冷たい戦争のはじまり」
--歴史の大きな流れからいってもそうだろうと思います。
これで、軍拡され、恐喝が正義となった社会……。
--人道や人権をどんどん失っていく……。

日本は幸いにも平和憲法をえたが、どうしてそれを与えたアメリカが逆のことをするのか?

日本政府がイラク戦争に送りたいだけで、イラク派兵できたわけではない。
--アメリカの要望があったからだ……。

軍事大国・日本……。下「」引用。

「アメリカが約二千九百億ドルで、ソ連とトップを争っていますが、第三位は日本となるわけです。」

しかし、実力はない……。
--腐敗政治はここでも、威力をみせている……。

日本の腐敗はさらにひどく、他国は力をつけている……。

自衛隊のスマート爆弾。下「」引用。

「自衛隊が装備するスマート爆弾は、目標の赤外線を察知してホーミング(自動追尾)します。ホーミングとは、ハトなどの帰巣性(きそうせい)からきた言葉です。誘導爆弾はミサイルよりも安いため、たくさん使えるのです。アメリカのテレビ誘導爆弾は、点目標にたいし半径三メートル以内に半数を命中させることができるとされています。」

他国もこのような武器は当然もっていた……。

アメリカの湾岸戦争……。下「」引用。

「 湾岸戦争でアメリカは、ベーブウェイ(舗装(ほそう)道路)とよばれるレーザー誘導爆弾でイラクを駁撃しました。その状況はテレビでも放映されたので、照準器の十字マークが当てられたところへ爆弾が確実に命中していたのを見た人も多いと思います。
 爆弾は砲弾(ほうだん)よりも大きく、炸裂(さくれつ)もたくさん詰まっています。五○○ポンド爆弾には一五五ミリ砲の七倍の炸薬が入っていまから、爆発力は大きいのです。榴弾(りゅうだん)は破片による被害が大きいのですが、爆弾は爆風で大被害をあたえます。五百ポンド爆弾が爆発すると直径十二メートル、深さ七メートルのクレーター(じょうごの穴)ができます。三十メートル以内は爆風で死傷し、子百五十メートル以内は破片で死傷する危険範囲とされています。米空軍が保有する二千ポンド(一トン)爆弾であれば、五百メートル以内が破片による危険範囲です。」

「戦車vs対戦車兵器」のことも書かれてあった。

シェルターは造られているという……。下「」引用。

「自衛隊の指揮所は、地下に入っただけでなく、その地上部分にも巨大な土手を積みあげています。この土の山を爆圧九収層といいます。その下に厚いコンクリートでシェルターをつくっているのです。
 一トン爆弾がつぎつぎ八発直撃したときでも安全なシェルターは、厚さ三・五メートルのコンクリートで壁や天井を固め、そのうえを七・五メートルの爆圧吸収層で覆(おお)うことが必要だとされています。自衛隊の指揮所は、このくらいの強度をもっているとみられます。そこに入れるのは、だれでしょうか。陸上自衛隊の市ケ谷駐とん地内には、旧日本軍の大本営陸軍部が使った大地下壕が残っています。陸軍大臣室の天井は、厚さが四メートルの鉄筋コンクリートです。」

平和の処方箋……。下「」引用。

「小中学生を対象にした中央教育研究所の調査で、「戦争をなくすにはどうしたらよいか」とたずねたところ、小学四年生は、自分たちのけんかと同じように考えた解決策をしめします。「自分のほうからあやまる」という答えもあります。小学六年生、中学二年生になると、国際的視野から考えた答えを出します。「核兵器や武器をなくす」「貧富の差をなくす」「人種差別をしない」などです(朝日新聞九○年一月三十一日)。」

戦争は人為的なものですね……。







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