磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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拡大する放射能汚染と法規制-穴だらけの制度の現状-

2012年07月25日 | 読書日記など
『拡大する放射能汚染と法規制-穴だらけの制度の現状- 早稲田大学ブックレット 「震災後」に考える 006』
   日置雅晴・著/早稲田大学出版部2011年

図書館の説明文。下「」引用。

「日々明らかになりつつある、放射能汚染の実態。政府や国会は市民のいのちをどのように守ろうとしているのか。日弁連原子力PTメンバーの弁護士が、法制度の現状と問題点を解説する。」



いずれにしても……。下「」引用。

「いずれにしても、地震直後に放射能による被害は全く心配ないなどという発言をマスコミで流していた原子力専門家の予想に反して、きわめて大きな被害が発生してしまったのである。」

秘密主義だったチェルノブイリ原発事故。下「」引用。

「しかしながら、ソ連時代には共産党独裁体制の下、徹底した情報統制がとられていたことから、チェルノブイリ原発事故の情報について秘密主義がとられていた。その後ウクライナやベラルーシが独立したことなどがから、ようやく事故情報が公開されだしたが、ソ連崩壊に伴う経済的混乱などもあり、十分な被害者調査がされてきたとはいい難い。」

「モニタリングポスト値の問題点」 下「」引用。

「しかし、モニタリングポストの値(特に現在の空間線量)が今回の事故の汚染を適切に示しているとはいえない。
 今回の事故の特徴は、事故初期、3月20日頃までに大量に放出された放射性のヨウ素やセシウムなどの放射性物質が、その直後に地面に降下し、そこに沈着してしまった点にある。-略-
 モニタリングポストは、高い建物の屋上などに設置されている。東京都の場合、18mのビルの屋上のさらに高さ1.8mの位置に測定装置が設置されている。これは、遠くで大気圏内核実験が行われ、成層圏に拡散した放射性物質がその後徐々に降下してくる場合の測定としては適切な設置といるが、今回のように地面に降下した放射性物質による影響が大半になっている場合には、地面からの放射線量を反映しない結果となる。-略-」








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