磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

原爆ドームと産業奨励館の模型をつくろう

2006年08月23日 | 読書日記など
『原爆ドームと産業奨励館の模型をつくろう』
    関根一昭・編著/平和文化2006年

下「」引用。

「本書は、原爆ドームと産業奨励館の模型をつくりながら、平和について学び、調べ、表現することを目的としています。模型づくりは、アート紙やボール紙などを使ったペーパークラフトを基本にしています。」



インターネットで呼びかけると、20カ国以上の国から返事が届き、よ模型をつくったという国もあったそうです。

(1)ペーパークラフト紙でつくる場合
(2)発泡スチロールで粘土をつくる場合
(3)レンガでつくる場合
などが書かれてありました。

奨励館には、エレベーター棟や避雷針があったことを知りました。

広島・長崎の原爆の説明も書かれてありました。
そこで、キュリー夫人のことが書かれてありました。下「」引用。

「ひとりで二度ノーベル賞を受賞したのはマリー・キュリーだけです」

これは間違いだと思います。二度とった人は他にもいます。初めて2度とったのはマリー・キュリーでした。

「核の冬」理論についても書かれてありました。
1982年、スウェーデンの王立科学アカデミーの国際的環境専門誌『アンビオ』は「核戦争とその結果」と題する特集されたときに書かれたようです。


「黒い雨」の新降雨域図というのには強く関心がありました。
それは被爆者健康手帳にも関わることです。

坂道の家 原爆健康手帳【NHK1973年8月17日】

戦後まもなく作成された「黒い雨」の降雨域は図A。
図Bは、増田善信氏が1987年の気象学会で発表した降雨域図。
図Aと比べて降雨域が複雑で、面積は約2倍になりました。
増田氏は翌年、図Cの降雨域図を発表。最初の図Aに比べると実に4倍。



A図しか認めず、図の中で雨が降っていない、ゆえにウソだと市役所の人が言い、被爆者健康手帳申請を拒否していたとしたら……。


原爆ドームの歴史も書かれてありました。
原爆ドームにおられた方は全員即死。



この本で、夏休みの自由課題ができるかもしれませんね。






もくじ





エンタメ@BlogRanking


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。