『かえってきたつりがね』
児玉辰春・作/長澤靖・絵/すずき出版1996年
表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。
「戦時中、お寺のつり鐘が軍隊に供出された。
心の支えを失った村人のかなしみと、
原爆で幼友(おさなとも)だちを亡くした戦争体験を、
ごん太じいさんが子どもたちに語り聞かせるる
恒久平和の願いをこめて……。」
こんな文章ではじまります。下「」引用。
「「なあ、みんな、よう きいとけよ」
ごん太じいさんは こういって みんなを 見まわししました。
一九九四年(平成六年)十二月の さむい ある日のことです。
ここ、広島県豊平町志路原の浄土寺に ふるい つりがねが かえってくるというので、そのはなしを きくために、みんなは お寺の保育所に あつまりました。-略-」
豊平町は今でなくなって、北広島町になっているようです。
本当にあるお寺のようです。
--お寺のある鐘、そのような情緒を感じる生活をしていないなあーと思う。
遠く思いおこせば、京都市内に住んでいたころ、お寺の鐘をきいたものです。
いっぱいお寺がある京都では、煩悩の数もいっぱいだと大人が大笑いしていました。
108つどころではなかったですね……。
今では、お寺の鐘がうるさいという人物もいるらしい……。
そして、この物語もすんなりとは入ってきませんでした。
もちろん受け手に問題がある場合もありますね。
お寺の鐘が返ってきたら、それだけでいいのだろうか?
お寺の本当の宝は鐘などではなく、やはり、仏法を守る僧侶だとボクは思う。
戦争は罪悪である-反戦僧侶・竹中彰元の叛骨-
その住職なら、どんな行いをされたのだろうか?
ふと、そんなことを思った……。
今も生活にあがく人々はいっぱいいる……。
積極的平和は、構造的暴力をなくしていくことである……。
もくじ
児玉辰春・作/長澤靖・絵/すずき出版1996年
表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。
「戦時中、お寺のつり鐘が軍隊に供出された。
心の支えを失った村人のかなしみと、
原爆で幼友(おさなとも)だちを亡くした戦争体験を、
ごん太じいさんが子どもたちに語り聞かせるる
恒久平和の願いをこめて……。」
こんな文章ではじまります。下「」引用。
「「なあ、みんな、よう きいとけよ」
ごん太じいさんは こういって みんなを 見まわししました。
一九九四年(平成六年)十二月の さむい ある日のことです。
ここ、広島県豊平町志路原の浄土寺に ふるい つりがねが かえってくるというので、そのはなしを きくために、みんなは お寺の保育所に あつまりました。-略-」
豊平町は今でなくなって、北広島町になっているようです。
本当にあるお寺のようです。
--お寺のある鐘、そのような情緒を感じる生活をしていないなあーと思う。
遠く思いおこせば、京都市内に住んでいたころ、お寺の鐘をきいたものです。
いっぱいお寺がある京都では、煩悩の数もいっぱいだと大人が大笑いしていました。
108つどころではなかったですね……。
今では、お寺の鐘がうるさいという人物もいるらしい……。
そして、この物語もすんなりとは入ってきませんでした。
もちろん受け手に問題がある場合もありますね。
お寺の鐘が返ってきたら、それだけでいいのだろうか?
お寺の本当の宝は鐘などではなく、やはり、仏法を守る僧侶だとボクは思う。
戦争は罪悪である-反戦僧侶・竹中彰元の叛骨-
その住職なら、どんな行いをされたのだろうか?
ふと、そんなことを思った……。
今も生活にあがく人々はいっぱいいる……。
積極的平和は、構造的暴力をなくしていくことである……。
もくじ