磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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写真集 チェルノブイリルポルタージュ

2006年08月28日 | 読書日記など
『写真集 チェルノブイリルポルタージュ』
   イーゴリー・フョードロヴィッチ・コスチン、
   ワレーリ・アレクサンドロヴィッチ・ズファロフ(撮影)/
   ニコライ・ダニロヴィッチ・エレムチェンコ、
   ユーリィ・ゲオルギェヴィチ・ノビコフ(構成・監修)/
   アンドレイ・ポクロフスキー(写真解説)/
   桃井久直、瀬尾栄吉(訳)/アイピーシー1989年

この本もゴルバチョフのグラスノスチによって、出版されたようです。




「最近私たちを襲った不幸、チェルノブイリ原発事故のことはあなたたちが皆が知っている。それはソ連の人々を傷つけ、国際世論を心配させた。制御を脱した核エネルギーの恐るべき力に私たちは始めて遭遇した。チェルノブイリの恐るべき力に私たち初めて遭遇した。チェルノブイリで起こった出来事の重要性、危険性に鑑み、政治局は迅速な復旧と被害拡大阻止対策の責任の当時者となった。政府委員会が結成され、現場に急派され、また政治局内部にルイシコフ首相を長とするチームが事務的な問題を検討するために創設された。(ゴルバチョフ書記長のテレビ演説より(1986年5月14日)」

子どもたちが、配られた薬を苦いので飲まなかったと書いてありました。

下のように書かれてあります。下「」引用。

「放射線量の非常に高い場所は残った。でもそこに行かなければならない。無線操縦の機械は動かなくなることがあった。空気の高度のイオン化、ちょっとした故障から機械は動かなくなることがあった。しかし人間だけには仕事の停止はなかった。破壊ロの上へ行く時は、防御服を着た。しかしその防御服を着た。しかしその防御も数分間しか訊かなかった。だからこそその限られた数分間しか効かなかった。−略−」

効いたのでしょうか?
現在、困っている方たちがたくさんいることを聞くと、やはり効果はなかったという方が現実なのではないでしょうか?

いくら権威があろうと、目の前の現実とかけはなれては信用できないと思います。

この本ではこう書かれてあります。下「」引用。

「原子力が発電の主体となっている国もある。ブルガリアでは全電力の30%、スイスは35%、スウェーデンは39%、ベルギーは50%、フランスは65%。」


脱原発へむかっている国。
「公害と原発があるところに民主主義はない」という方がいる。


「原子力立国計画」


いつものこと
がさらに悪化しているようです。

その悪化とは、安全を経済効率でみていくというもので、チェルノブイリよりもさらに危険な技術、新型炉に向っています。

この安全を経済効率でみるというのは、核産業に限らず、全分野におけるようです。

公共交通が危ない 規制緩和と過密労働

また、アメリカではBSE問題も、経済効率ではかっているようです。

昔の日本では、安全は100%をねがって、それでも事故が起きたものです。
人命の尊さがわかっているからだと思います。

この社会は人命の軽視の社会にもなってきているというわけです。






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