あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 136 差別はどちらも傷つける…… 茜はこの世界では戦争に行き、傷ついて帰るのは、女性なのねと思う。 はたして、本当に女尊男卑の社会? どちらも尊くなんてないわ! 結局、差別主義の社会じゃないかしら……。あの小一郎が話していた。 「戦争は究極の差別!」という言葉を思い出した……。 抑圧という差別主義者の武器は、その人の命や身体をも傷つけていく……。 テレビ画面では、小見屋はへらへら笑いが止まらない。 「宏ちゃん、チベットのことを、お願いしちゃいますね」 八女宏は、誠実にチベットでの中国軍の虐殺を伝えている。 中国側がダライ・ラマのことを血の飢えた独裁者といっている……。 どこがだろう? 人殺しをしているのは、中国だというのに、ダライ・ラマは中国の支配者だったのだろうか? そんな疑問をオカネスキーは思っている。 ダライ・ラマの宗教はオカネスキーには理解できるものではなかった。されど、彼が非暴力であり、その教えを説いているのは世界中の人たちが知っているというのに……。 中国では、平和主義者を血に飢えたというのだろうか? 差別をしているわけでもない、非暴力の人たち。 武器も持たぬ人たちを、マシンガンで撃ち殺している。 そのどこが、民主主義なのだろう……。 アメリカ流の民主主義だろうか? 中東でアメリカがおこなっていた正義の行動……。 女も子供も、赤ちゃんでさえも殺していく……。 そんなのが、アメリカでは警察なのだろうか? --ニューヨーク市警は腐敗しているときいたが、そこまでひどいのだろうか? しかし、オカネスキーはやはり思う。 「相手を傷つけているだけではすまないのでありんす! 傷つけている人たちも傷つくものでありんす! 戦いはすぐにやめて欲しいでありんす!」 そう、中国はあれほど、大日本帝国の軍国主義を憎悪したにも関わらず、今、チベットで同様のことをしている……。そしてダルフールも無関係ではない。 されど、自国内であったことは、もっとひどかった。同国人同士で大虐殺を繰り返した……。史上最大最悪の独裁者は・ヒトラーではなく、毛沢東というのが事実らしい……。毛沢東は死んだけれど、その独裁主義体制が今も続いている……。
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