『DAYS JAPAN 2012-4』
広河隆一・編/デイズジャパン2012年
特集名 これからの世界にむかって 立ちあがる市民たち
【TOPICs】「シリア まるで虐殺戦のようなホムス包囲」 下「」引用。
「本格的な反政府出もが発生して1年を経たシリアでは、
政府軍と反体制派の先頭が新たな段階に入った。-略-」
「若き原発作業員たち」小原一真(写真・文)。下「」引用。
「3.11は被曝を前提とした労働という、原発のもう一方の暗部を白日のもとにさらした。
過酷な状況下で彼らはなぜ働くのか。作業員の想いを知りたいと、
フォトジャーナリストは震災から1年が経った今も、若い原発労働者を撮り続ける。」
2011年で19歳~21歳の男性5人の作業員の写真。
「仕事なく、生きるため20キロ圏内に」 下「」引用。
「「いままで色々と迷惑をかけてきたから、地元への恩返しかな。がんばっぺ福島ですよ」
原発で働く理由を問うと、21歳の作業員は冗談めかした顏で笑いながら答えた。津波による直接的な被害は受けていないものの、放射能の影響によって震災前に働いてた鳶(とび)の仕事が減り、それに伴って原発の仕事を始めた。家は20キロ圏内にあるという福島県出身の若者たちは、5人とも同じような状況だと言う。彼らは皆、成人式を迎えたばかりか、まだ10代だ。放射線管理区域では18歳からの労働が可能なのである。」
40年後も同じ……。下「」引用。
「彼は、一か月に一度受けるホールボディ・スクリーニングにおいて、医師からは大丈夫だと言われているが、その指標となる数値は知らない。働き始めの頃は、放射能への恐れをよく口にしていた彼だが、半年以上経ち、そういった言葉を滅多に聞かなくなった。
収束まで30~40年、それ以上もかかると言われている原発事故。40年後に現場の最前線で働いている作業員は、どのような人たちなのだろうか。私たちの、今ある当たり前の生活は、現場に作業員があるからこそ成り立っていることを忘れてはならない。
それは、今も、40年後も同じである。」
【写真集】「RESET-BEYOND FUKUSHIMA」
index
「日本中で広がる子どもたちの保養プロジェクト」 下「」引用。
「-略-週末保養から始め、中長期休暇のような保養を足がかりにローテーション保養へのステップを踏むこと。定期的な保養で心と体のバランスを取り、さまざまな学びの効果を得る手段も選択できるように考えて行きたいと思います。」
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「問題だらけ! 内部被曝測定」おしどりマコ・ケン。下「」引用。
「2月21日にの原子力安全委員会から、興味不快資料が出ました。甲状腺の内部被曝を測る追加検査を、原発事故直後の昨年3月末から再三要請していたにも関わらず、国の原子力災害対策本部が拒否していた-略-
子どもの甲状腺エコー検査は「急いでこまめにやっておけばよかった」とならないよう、このやり方で本当にいいのか、気になるところです。
甲状腺以外の健康被害についても、見落とされないよう、気をつけねばなりません。「甲状腺ばっかり言うのは目くらましじゃないか? 放射線の影響が早く出る健康被害は他にもあるよ!」とおっしゃるお医者さまとも出会いました。」
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「市長ならぬ橋下社長は経営者としても二流」
「小出裕章「原発は犯罪である」」
チェルノブイリで失敗、安全といわれ帰還して20年以上たって病気多発。「編集後記」より。下「」引用。
「被災地の避難指示解除準備区域という名前の場所が生まれる。汚染が比較的低いので、住んでもいいでしょうという地域だ。故郷に戻れるという希望に水を差してはならないとは思うものの、チェルノブイリではこうした試みは失敗してきた。
放射能汚染地図を見ると、風向きの変更など、汚染の程度が低いまま取り残された場所がそこここに見られる。隣の村は危険として避難させられ、道一本隔てて安全とされた地区ができる。
このかつて安全宣言とされた場所から、20年以上たって、多くの病気が発生していることを、一昨年の取材の時に知った。子どもの病気の多発地帯は、かつて安全とされた場所だった。
子どもたちの避難解除は、時期尚早と思う。さらに福島や郡山など、子どもが避難した方がいいホットスポットも多い。
3.11から1周年を迎えた。-略-」
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広河隆一・編/デイズジャパン2012年
特集名 これからの世界にむかって 立ちあがる市民たち
【TOPICs】「シリア まるで虐殺戦のようなホムス包囲」 下「」引用。
「本格的な反政府出もが発生して1年を経たシリアでは、
政府軍と反体制派の先頭が新たな段階に入った。-略-」
「若き原発作業員たち」小原一真(写真・文)。下「」引用。
「3.11は被曝を前提とした労働という、原発のもう一方の暗部を白日のもとにさらした。
過酷な状況下で彼らはなぜ働くのか。作業員の想いを知りたいと、
フォトジャーナリストは震災から1年が経った今も、若い原発労働者を撮り続ける。」
2011年で19歳~21歳の男性5人の作業員の写真。
「仕事なく、生きるため20キロ圏内に」 下「」引用。
「「いままで色々と迷惑をかけてきたから、地元への恩返しかな。がんばっぺ福島ですよ」
原発で働く理由を問うと、21歳の作業員は冗談めかした顏で笑いながら答えた。津波による直接的な被害は受けていないものの、放射能の影響によって震災前に働いてた鳶(とび)の仕事が減り、それに伴って原発の仕事を始めた。家は20キロ圏内にあるという福島県出身の若者たちは、5人とも同じような状況だと言う。彼らは皆、成人式を迎えたばかりか、まだ10代だ。放射線管理区域では18歳からの労働が可能なのである。」
40年後も同じ……。下「」引用。
「彼は、一か月に一度受けるホールボディ・スクリーニングにおいて、医師からは大丈夫だと言われているが、その指標となる数値は知らない。働き始めの頃は、放射能への恐れをよく口にしていた彼だが、半年以上経ち、そういった言葉を滅多に聞かなくなった。
収束まで30~40年、それ以上もかかると言われている原発事故。40年後に現場の最前線で働いている作業員は、どのような人たちなのだろうか。私たちの、今ある当たり前の生活は、現場に作業員があるからこそ成り立っていることを忘れてはならない。
それは、今も、40年後も同じである。」
【写真集】「RESET-BEYOND FUKUSHIMA」
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「日本中で広がる子どもたちの保養プロジェクト」 下「」引用。
「-略-週末保養から始め、中長期休暇のような保養を足がかりにローテーション保養へのステップを踏むこと。定期的な保養で心と体のバランスを取り、さまざまな学びの効果を得る手段も選択できるように考えて行きたいと思います。」
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「問題だらけ! 内部被曝測定」おしどりマコ・ケン。下「」引用。
「2月21日にの原子力安全委員会から、興味不快資料が出ました。甲状腺の内部被曝を測る追加検査を、原発事故直後の昨年3月末から再三要請していたにも関わらず、国の原子力災害対策本部が拒否していた-略-
子どもの甲状腺エコー検査は「急いでこまめにやっておけばよかった」とならないよう、このやり方で本当にいいのか、気になるところです。
甲状腺以外の健康被害についても、見落とされないよう、気をつけねばなりません。「甲状腺ばっかり言うのは目くらましじゃないか? 放射線の影響が早く出る健康被害は他にもあるよ!」とおっしゃるお医者さまとも出会いました。」
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「市長ならぬ橋下社長は経営者としても二流」
「小出裕章「原発は犯罪である」」
チェルノブイリで失敗、安全といわれ帰還して20年以上たって病気多発。「編集後記」より。下「」引用。
「被災地の避難指示解除準備区域という名前の場所が生まれる。汚染が比較的低いので、住んでもいいでしょうという地域だ。故郷に戻れるという希望に水を差してはならないとは思うものの、チェルノブイリではこうした試みは失敗してきた。
放射能汚染地図を見ると、風向きの変更など、汚染の程度が低いまま取り残された場所がそこここに見られる。隣の村は危険として避難させられ、道一本隔てて安全とされた地区ができる。
このかつて安全宣言とされた場所から、20年以上たって、多くの病気が発生していることを、一昨年の取材の時に知った。子どもの病気の多発地帯は、かつて安全とされた場所だった。
子どもたちの避難解除は、時期尚早と思う。さらに福島や郡山など、子どもが避難した方がいいホットスポットも多い。
3.11から1周年を迎えた。-略-」
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