磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

平和教育実践事典

2008年12月30日 | 読書日記など
『平和教育実践事典』
   広島平和教育研究所・編/労働旬報社1981年

どこが『教育実践』なのか?
--ボクには理解できませんでした……。



積極的平和は構造的暴力をなくしていくこと……。下「」引用。

「ノルウェーの平和学者ガルトゥング(John Galtung)は暴力を「直接的暴力」(direct violence)と「構造的暴力」(structural vioence)に分け、現代の平和の条件は、むしろ構造的暴力の除去にあることを強調している。直接的暴力が戦闘行為に代表されるような物理的・身体的暴力であるのに対し、構造的暴力は一見暴力のかたちをとらないが、階級・民族・人種・身分・性の差別、貧困、言論圧迫、人権抑圧など社会の体制や制度そのものの構造のもつ暴力である。ガルトゥングによると、平和教育は直接的暴力のみでなく、構造的暴力をも問題にしなければならない。その立場からは人権の教育、民族解放の教育、あらゆる差別に反対する教育なども平和教育の内容に含まれてくるであろう。-略-」

差別がなくなると、困る圧力団体の人たちもいます。
--利権を守るため、あるいは新しい差別をつくりだすためのイデオロギーの人たちもいます。

ボクは積極的平和、つまり構造的暴力をなくそうとしない限り、それは平和主義ではないと書く人が正しいと思います。

index

映画についても書かれてありました。
この映画は若いときにみて、泣きました。
--『クリスマス・ツリー』 下「」引用。

「ミシェル・バタイユの小説。休暇中の米軍爆撃機の爆発により、突然放射能に見舞われた10歳の少年。急性白血病という診断による父と子の悲しい物語をリリカルに描いた人間味のある作品。」

東京大空襲のことも書かれてありました。

もくじ

特攻については疑問があります。下「」引用。

「45 特攻隊
 日本陸・海軍の第二次大戦末期に生れた特別攻撃隊の略で、主として空軍のそれを指し、通常の攻撃方法を無視し、人間(搭乗員)の生命を代償しに、飛行機もろとも、目標に体当たりする自殺的攻撃をいう。」

真珠湾攻撃の時にも、九軍神が同様のことをしていたという……。

Index


「59 知識・文化人の厭戦・反戦」で以下の人たちの説明があった。
1 植木枝盛の軍備全廃論
2 中江兆民と非武装中立
3 内村鑑三
4 幸徳秋水と平和主義
5 与謝野晶子と「君死に給うことなかれ」
6 片山潜と反戦運動

原爆乙女が作詞したという。下「」引用。

「53年の式典では-略-原爆乙女佐古智子詩の「ほほえみよ還れ」のフォークダンスが式典後女子高生によって演じられた。」

もくじ

ABCCのことが書かれてありました。
本の紹介もありました。下「」引用。

「1) はやみちかこ「私の血はあげたくない」新日本婦人の会広島県本部『木の葉のように焼かれて』所収、1964年。
2) 中江良江「こんな恥かしい思いを」原水爆禁止協議会『加害者への怒り』所収、1966年」

index









もくじ

もくじ

index






エンタメ@BlogRanking


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。