磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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講談社文芸文庫 原民喜戦後全小説 上

2008年11月10日 | 読書日記など
『講談社文芸文庫 原民喜戦後全小説 上』
   原民喜・著/講談社1995年

解説が印象に残りました……。
--古典に出てくるようなことを現代人でも書く人たちもいたんだと思った……。



■目 次■
夏の花
 夏の花  9
 廃墟から  31
 壊滅の序曲  55
美しき死の岸に
 忘れがたみ  107
 小さな庭  123
 吾亦紅  130
 冬日記  145
 秋日記  160
 画集  177
 雲の裂け目  181
 魔のひととき  194
 苦しく美しき夏  215
 夢と人生  229
 遥かな旅  244
 美しき死の岸に  257
 死のなかの風景  275
 心願の国  292
解説 川西政明  302
年譜 島田昭男  320
著書目録  330


「解説 花の幻--「夏の花」三部作と「美しき死の岸に」の連作について」川西政明・著。下「」引用。

「一九八三年三月十三日、原民喜の三十三回忌の集まりが広島でもたれた。原家から招かれた佐々木基一、遠藤周作といった人々とともに私も参加した。」

--その時、まさに幻というものを川西は見たという。
それを佐々木基一に話すと、佐々木も見たと話した……。それは『岩波文庫版「夏の花」』に書かれてあるという……。

原民喜の伝記やテレビドラマをはじめるなら、ここからはじめていいかも?

また、注意書きがあった……。下「」引用。

「本書は、一九七八年八月及び九月青土社刊、『定本原民喜全集I』『定本原民喜全集II』を定本とし、多少ふりがなを加えた。また、定本にある人種・身分・職業・身体等に関する表現で、今日から見れば、不当・不適切と思われる表現があるが、時代背景と作品価値とを考え、著者が故人でもあるので、そのままにした。」








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