磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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浜岡ストップ!原発震災

2012年05月24日 | 読書日記など
『浜岡ストップ!原発震災』
   東井怜・著/野草社2012年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「3.11以後、福島県内各地から聞こえてくる呻吟
--大震災の中で原発が過酷事故を起こせば、
人類が経験したことのない未曽有の惨禍「原発震災」に見舞われる。
「地震で止められないが、
原発はひとの意思で止められる」
と警鐘を鳴らし続けたい。」



「なぜ「原発震災」と呼ばないのか?(2011/03/17/10 : 03)」 下「」引用。

「マスコミはどこも「原発震災」と表現していない。なぜだろうか。少なくとも静岡県内では、これまでにそれなりの市民権も得ていたと思うのだが……。-略-
 原発より北に位置する南相馬市は、津波により1000人以上の死者・行方不明者が出たが、第一原発からの距離により避難・屋内退避・その外と機械的に3分断された。20km圏内の住民は行方不明の身内を残したまま12日間避難を余儀なくされた。
 同市長は「海岸線から2km半まで津波にやられているのに被災者の捜査に行けない。30km圏内の屋内退避者にはガソリン、灯油、生活救援物資、食料などが届かず不足している」と証言。「情報も入らない。避難場所を確保して。国と県がなんとしても支援を。(マスコミは)現地に入って報道してほしい」と悲痛な訴え。
 また静岡県がへ救助に向けた派遣隊員を、被曝の危険性が出たため福島県内の予定先から他地点へ変更した。-略-
 しかし、事故による退避に対しては、政府はあたかも原発事故単独と同様の対応しかできていないようだ。従来の防災で、震災との複合災害は否定してきており、原発震災に対しては無策だったからだ。-略-」

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【手づくり感覚】福島原発市民ニュース(双葉郡全域に新聞折込した市民ニュース)。



「双葉郡で出会った忘れえぬ人々」 下「」引用。

「どこへ行っても私が頼るのは組織ではなく、ひとである。どうしても記しておきたいのは、双葉郡で出会った古老たち。いぶし銀のようなその姿は、すでにない。しかし当時の筆者にらとっては、地域の物識り以上に人生の善き師であり、何かと相談にお邪魔した。-略-」

「数字が示す「世界で一番危険な原発」浜岡原発(2005/04/09)」

林信夫の勇気ある告発。下「」引用。

「インターネット新聞『JanJan』で大きな反響を呼んでいる林信夫さんの勇気ある告発「設計者からの諌言『浜岡原発は制御不能になる』」(20052/04/05)は、まさに原発震災が危惧されている中部電力浜岡原発の、ずばり耐震設計に関するものだ。この貴重な情報の提供は、原発震災を危惧する人々にとって思わぬ展開をもたらした。-略-」

「浜岡がダントツ」 下「」引用。

「文部科学省が、全国の原発の中で浜岡原発が最も危険であることを、一目瞭然としてくれた。-略-」

「「合格は取り消さない」という審査」 下「」引用。

「事業者に再評価された結果は、行政庁である保安院が審査することになっている。そこで合格できれば「耐震安全性を再確認した」ということになるわけだが、問題なのは、その結果落第点が出ることを全く想定しないことだ。むしろ、どんな結果が出ようと、「設置許可等を無効にするものではない」とわざわざ明記している。-略-」

「原発では稀な刑事事件扱いに」2004年8月美浜原発事故。 下「」引用。

「ともかく犠牲者が出たため刑事事件となった。そもそも県警が原発事故の捜査に入るということは滅多にない。原発では、およそ事故を起こした当事者が、原因・対策すべて自ら調査・報告し、国がそれを追認する。だが、サリー原発事故の際の対応について上に見たとおり、規制当局も「同罪」と言っていい。県警に過大な期待はできないが、それでも電気会社自身による捜査よりはるかに常識的に行うだろう。
「事故の約1か月前に耐用年数が過ぎた可能性があることを知りながら、点検を先送りしした責任を問い、当時の点検を先送りした責任を問い、当時の関西電力若狭支社長を含む約10人を業務上過失致死容疑で、書類送検する方針を固めた」(毎日新聞)と報道されている。」

「「大丈夫」というウソこそ危険」 下「」引用。

「まず、予測していない事態に、人は対応できない。「大丈夫」というウソこそ危険だ。地震で事故・故障は起こらないとして、国も電力会社も、原発の過酷事故対策から、地震を原因とするケースをまったく除外してきた。しかし、地震は同時多発で事故・故障を生じさせる。このことが明瞭に示されたこと、これが最大の教訓である。」

「東京電力が「でんき予報」を開始」 下「」引用。

「東京電力では、柏崎刈羽原発全機停止を受けて、「でんき予報」という節電を呼びかけをホームページに掲載している。「でんき予報」はえてしてはずれがちだからオススメではない-略-」

ひとは耐えられる? 下「」引用。

「何も手を下させないような激しい揺れの最中、わが身に迫る恐怖に加えて、原発が暴れて危害を及ぼすかもしれない恐怖と責任感に耐えられるような運転員が、いったい何人いるだろうか。今回あらためて強調したいこと、それは「ひと」の問題だ。」

凸レンズ「地下に隠れた増幅装置が潜んでいた」 下「」引用。

「増幅に大きく寄与したのは、原発サイトの地盤が深さ5~6km以浅で大きくうねっていて、レンズのように地震波を屈折させた結果だとしている。レンズでも凹レズであれば地震は広がり分散するが、凸レンズであれば地震波を集めてしまう。
 とくに2kmの深さより上部の地層構造の解析によれば、よりによって1号機が、ちょうどレンズの焦点のような、最も地震動(揺れ)が強まる位置に建設されていたことになるという。片や、かなり離れた5~7号機(刈羽村)は、焦点から少しずれていたために、1~4号機(柏崎市」の半分低手度の地震動で収まったとした。-略-」

本書は……。下「」引用。
 
「本書は、インターネット新分『JANJAN』に掲載した内容をもとにの作成した冊子『ストップ! 原発震災』に、「序章 警鐘は間に合わなかった!」を加えたものである(文中の肩書きは当時のもの)。-略-」







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