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週刊金曜日 2012-1-13

2012年03月27日 | 読書日記など
『週刊金曜日 2012-1-13』
   平井康嗣・編/金曜日2012年

特集名 むき出しにされたこの国の真景



「忘れさせていく装置」落合恵子。下「」引用。
 
「新しい年が明けたからといって、わたしたちが暮らすこの社会が直面している過酷な問題が、消えてリセットされたわけでは当然ない。
 -略-わたしたちの周囲には、現実を「忘れさせていく装置」がたくさんある。現実から遠ざかる一瞬が次々に増えていけば、「忘れさせていく装置」は稼働していると言える。-略-
 昨年暮れの首相の「収束」宣言は、原発再稼働と海外輸出のためのものだろう。
 意図的であろうと、意図不在であろうと、「忘れさせていく装置」は無数にある。だから、わたしたちはもう一度、このシビアアクシデントを自分に引き寄せ、二○一二年をスタートさせたい。
「忘れさせていく装置」というタイトルの本を年始から書きだしたいところだ。」

「【オーストラリア】インドへのウラン禁輸装置解除へ 脱原発と逆路線の政府に抗議も」 下「」引用。

「豪州与党労働党は昨年十二月四日、シドニーで開催された党大会で、「インドと豪州両国の経済発展」を理由にインドに対するウラン禁輸措置の解除方針を固めた。
 インドでは現在二○基の原子炉が稼働している。一九六九年一○月の二基営業運転開始以来、強制立ち退きや環境への影響を理由に国内で様々な反対運動が行なわれてきた。原発事故も後を絶たず、九三年には首都デリーからわずか一二五キロにあるナローラ原子力発電所で、大火災とメルトダウン寸前の事故が発生した。-略-
 インドは核拡散防止条例非加盟国であり、隣国パキスタンとの核競争は周知の事実である。「3.11」後、核問題の真の恐怖に世界が改めて気づき始めた中、豪州のこの動きが今後どのように世界に受け止められるのか、注目である。」

【原発輸出】「フクシマの事故が脱原発へ イタリア国民投票後の課題」 下「」引用。

「二○一一年六月の国民投票でイタリア国民は、脱原発を選んだ。だが、イタリア反原発運動の理論的市中であるアンジェロ・バラッカ教授は、闘いはまだ終わっていないと語る。-略-
「国内での原発建設は違法ですが、イタリアは間接的に原発稼働に関与しています。イタリアの電力会社ENELは、スロバキア、スペイン、ブルガリアの原発運営企業の株主です。国営であれば国民投票に従う義務がありますが、民間企業には何も言えません。」
 イタリアでもまだ闘いは終っていない。国を超えた脱原発に向けて、何をすべきか。
「政策を変えていく挑戦はできます。そのひとつが、再生可能エネルギーに有利な法律の整備です。やるしかないのですね。まだまだがんばっています」

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「測って、見て、放射能を知るために 今年も食品の放射能汚染について注目を集めるのは間違いなし、市民による放射能測定機関と、お役立ちDVDを紹介。」 下「」引用。

「市民による市民のためのも放射能測定所開設が活発化している。そのひとつ、昨年九月二五日に開所した「C-ラボ 市民放射能測定センター」(愛知県名古屋市)をのぞいてみた。「C-ラボ」とは「Citizen's(市民の)laboratory(測定室)」の略。-略-
 測定機器は高木仁三郎市民科学基金からの助成と、市民から寄付で購入した。-略-
「不確実領域に踏み込んだ科学技術では、専門家も知らないことがたくさんある。専門家も知らないことがたくさんある。専門家まかせにしてはいけない。平等な立場で市民と一緒に歩く科学者と、科学を学んで育つ市民との協働が市民科学だ」-略-」

「セルフで測る「ベクミル」上野店がオープン」

「【DVD】メカニズムから食生活の工夫まで映像で学ぶ内部被曝」
「放射線内部被曝から子どもを守るために ノーモア被曝者」

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「除染予算を転居費用に移行させよ」 下「」引用。

「-略-被曝地の親も子どもがいつ発症するか、を恐れており子どもを持つ世帯全部が転居するなら同意するという意見を持っている。チェルノブイリでの子どもの一○年後はすでに明らかであり、子どもと親は一生の問題である。
 手練手管によるその場しのぎは許されない。」

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