磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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平和に生きる-私の原点・東京大空襲-

2009年06月30日 | 読書日記など
『平和に生きる-私の原点・東京大空襲-』
   早乙女勝元・著/草土文化1982年

戦争が平和の原点……。それは個人的なものだろうと思います。
--さらに、すすめて平和学を学んでいただきたいものです……。
イデオロギーではなく……。
--かつて、あるイデオロギーの人たちは、ソ連や中国の核兵器が平和の武器などといっていた……。
中国はアフリカなどで、昔の日本のようなこともしています……。



母のメガネに……。下「」引用。

「母のメガネのレンズに、炎がまだらもように揺れるのもすさまじい。」

死んでいた赤ちゃん……。下「」引用。

「夢中で火の海の中を逃げているうちに火の粉が、袖かわきあたり燃え移り、風を受けて赤ちゃんのおなかを焦がしてしまったのであろう。帯をしていめるおかあさんの背中は、何の異常もない。
 死んでいる赤ちゃんのことを、どのように母親に告げたらよいのだろうか。ふるえる声を気にしながら、私はすぐそばの医院を指さした。軽く会釈して行きかけた背中の赤ちゃんを、もう一度見た。ねむっているとしか思えない。ろう人形のような白いやさしい顔、閉じている目じりに、一すじの涙のあとが光っている。その涙にも黒い粉のような油煙が、苦しかったであろうあとを、くっきりとくまどっていた」

寒い日だったという……。下「」引用。

「とにかく異常な寒さなんですよ。私がそれをどうして覚えているのかと言いますと、防火用水の水がありますね。氷か張ってたんじゃ水が使えませんから、空襲警報が鳴りますと、私がトビ口で氷を割るわけでする九日の夜は割ったかけらが路上に、ちょっとぶっかきを放り出したみたいになったんですが、大変な氷が張り詰めていました。風も強い日でしたね。」

戦後「リンゴの歌」がはやる……。
--当時リンゴは高くて、替え歌をうたっていたという。下「」引用。

「リンゴ高いや、高いやリンゴ……」

鎌田定夫との会談が掲載されている。下「」引用。

「鎌田 『長崎の証言』運動もその前史を別にすれば、ちょうど十年になりますが、あの頃そういう運動の出てくる教津の歴史的背景もあったようですね。松浦さんの追求しておられる米国の戦略爆撃思想の問題、つまり東京大空襲より始まる日本全土の焼土作戦から、硫黄島、沖縄戦、そしてその極点としての広島・長崎への原爆投下に至る、一連の人類みな殺し戦争の意味が見えてくる-略-」

「美濃部亮基地東京都知事へのお願い」が掲載されている。

昨年8月、大阪に「大阪府平和祈念戦争資料室」が、オープンと書かれてあった……。
ピースおおさかというWebがありますね……。






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