磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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144 喘息

2008年03月31日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


六、早瀬夫婦




144 喘息


『人間は自然を支配したのではなく、自然を支配なんて思うやつは自然を破壊しただけだ』と小一郎がよくいうことだ。

茜の足は自然に一歩前にでた。

カップの中の紅茶がこぼれかけた。

半分ほど、飲んでいたから、床にこぼれたり、服を汚すことはなかった。

早瀬が、咳こみはじめた。

--持病の喘息が彼をおそっているようだ。

妻が走ってきて、大きな声で『大丈夫』と叫んだ。

妻は梯子に沈着冷静にのぼっていく。

夫の体をつつむようにしていた。

茜は梯子の下にきた。

「お嬢様、大丈夫です。ご心配をかけてすいません」

妻は巨体を動かしてお辞儀をしている。

「いいえ、それより、気をつけて」

「はい。あなた、お嬢様まで心配してくださったわよ。もう安心よね。一歩ずつ下におりていくのよ。わたしが体をささえているから、あなたは一歩ずつ降ろしていくのよ。右から、右足からにしましょう」

茜は梯子が揺れるのを抑えようと、梯子を押さえつけていた。

それをみた斉藤や中根もやってきた。

「担架、担架」

「医者もだ!」

「もう、電話をかけたわ」

「みなさん、もうし分けありません」

「そんなこと気にするものじゃない。しっかり! がんばれ!」

男と女の声が入り乱れる。








閑話休題

テレビの政治評論で、

福田さんは、いい人とか?

人格者などといっている……。

それが、政治評論?

いつものことが、頭に浮ぶ……。












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