磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

週刊金曜日 2011-12-2

2012年01月19日 | 読書日記など
『週刊金曜日 2011-12-2』
   平井康嗣・編/金曜日2011年

特集名 雨宮処凛 本誌を占拠する!



「ベトナムへの原発輸出に異議続出 徹底討論を避けた外務省、経産省、財務省」満田夏花。下「」引用。

「一一月二一日、衆議院第二議員会館で「徹底討論!『原発輸出』」と題した市民集会が開かれ、ベトナム、ヨルダンへの原発輸出への問題点が討論された(主催はFoE Japanなど三団体)。原発計画が進む現地の具体的な情報を踏まえ、政府と徹底討論を行なうために企画されたもの。事前に詳細な公開質問状を外務省、経済産業省、財務省の三省に提出したが、政府との討論は実現しなかった。メディア取材が入らないことを条件としきたからだ。」

進む「原発輸出」。下「」引用。

「原発輸出は、二国間の原子力協定の締結が前提となるが、ベトナム、ヨルダンともすでに協定の署名手続きを終えており、このままいけば今国会で批准される見込みだ。批准承認の前に、市民団体がしかけた論戦は、政府の不在で肩透かしをくらった格好となった。
 東京電力福島第一原発事故を経験してもなお、原発輸出は政府内で着々と進められている。とりわけベトナムへの輸出の方針が変わらないことは、一○月三一日の日越首脳外交でも再確認された。」

一部のプラントメーカーの儲けために、すでに20億円の血税が使われた。下「」引用。

「二○億円という、実施可能性調査としては破格の予算により、現在、ベトナム中南部のニントゥアン省で日本原子力発電が調査を実施している。一部のプラント・メーカーの利益にしかならない事業に日本の税金がつぎ込まれている。-略-」

建設予定地。現地の人に「原発安全・安心神話」を洗脳する。下「」引用。

「筆者は一一月一○日から一二日まで、建設予定地を訪れた。
 ニントゥアン省の省都ファンラン市から北東に二○キロメートル。ウミガメが生息する美しい海岸線と国立公園に囲まれたヴィンハイ地区のタイアン村。人口約二○○○人にこの村は、ニンニク、ネギ、ブドウなどの農業と漁業、家畜の飼育の組み合わせで暮らしをたてている。-略-しかし原発建設に伴い、住民は北に一キロほど離れた土地に移転を余儀なくされる。-略-
 住民の関心は、原発事業そのものというよりも、移転の際の補償や移転先の土地に集中している。
 日本政府の招聘(しょうへい)で日本に来たことがあるという村のリーダー格の男性。福島原発事故については、「あれは神様のせいであり、技術のせいではない」と断言する。住民に原発のPRをするための研修も受けたという。住民に原発のリスクについては知らされず、「夢のエネルギー」といったバラ色の側面だけが強調されている。」

問題提起。下「」引用。

「冒頭の市民集会では、ベトナムへの原発輸出に対する多くの疑問が提起された。
 ベトナムでは、土木事業での手抜き工事や水力発電所の放水などで、事故が多発する。原発でこのような事故が生じたらどうなるのか。日本でも解決していない放射性廃棄物の処理はどうするのか。温排水により、ウミガメに象徴される海洋生態系や漁業にどのような影響が及ぶのか。
 そもそも、先進諸国においては斜陽産業となっている原発を途上国に持ち込むのか。むしろエネルギー多消費型の社会構造を生むことになるのでないか。
 公的資金の注入でしか成り立たない原発輸出で、得をするのは誰なのか。
 何より、福島原発事故後、多くの人々が苦しんでおり、これからもこの苦しみが続く状況で、日本政府は原発輸出をするのか。-略-」

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「上関で「地域ビジョン検討委」 原発「あり」「なし」双方を検討」

「「脱原発をめざす女たちの会」キックオフ集会に400人超」

「反原発だ! デモだ! 占拠だ!」

「差別を拡散する週刊誌に異議あり!」 下「」引用。

「一○月二七日の朝刊に出た『週刊新潮』と『週刊文春』の広告を見てびっくりした。橋下氏と彼の実父の出自に関わるセンシティブな情報が、人々の好奇の目と歓心を買うような文言で躍っていたからだ。-略-」

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