磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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119甘いものちょうだい!

2007年02月18日 | ライト小説
アカネさんシリーズ001
恋のタイムマシーン

十一、アンパンじいちゃんと子ども



119甘いものちょうだい!


そこに、井上ケース・ワーカーがいて息子さんに話しかけている。

「また、ポテトチップス買ってきたの〜」

「ああ・あ……!」

アンパンじいちゃんの子どもは情けない顔している。

「あなたのお父さんは、甘いものが好きなのよ」

茜と小池はデイ・ルームのテレビを見ているふりをしている。

羽田はいう。

「アンパンちょうだい!」

子どもにもいつもの決まり文句をいう。

「ねぇ、ほら、甘いものが好きなのよ。お父さんを喜ばせたかったら、甘いものよ。わかるわね。あなたの好きなものを持ってくるより、お父さんの好きなものをもってくるか方が、お父さんの喜ぶ顔を見れるというものよ」

それでも、何か食べ物だということを感じとったのか、アンパンじいちゃんはポテトチップスを素早く奪う。

こんなに敏捷なんて、考えられないわ! 茜は驚いた。

袋を握りしめたアンパンじいちゃんは、開けようと試みるが、開かない。

「開けてあげるから、わたしにわたしてよ」

と、井上はいう。

アンパンじいちゃんは、大切な宝物をとられたくないので、決して離そうとしない。

「駄目だよ、じいちゃん」

「無理なんだからね」

「うん」

「息子さん、開けてあげてよ」

「ああ、あ……」

子どもは袋を開けた。








閑話休題


こどもたちが、壁画をかいたようです。


原爆を表現しているので、怖そうです。


原爆テーマの大作絵画を童美展で展示
 銭座小6年共同で制作【長崎新聞】'07/2/17










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