磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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遺品は語る

2008年02月13日 | 読書日記など
『遺品は語る』
   森下一徹・写真/深沢一夫・文/
     広島平和記念資料館・監修/汐文社1982年

遺品は語る……。まさに、その通りですね。ヒロシマ・ナガサキには沢山の遺品が残され、原爆の恐ろしさを語っている……。



被爆された方の語られることは貴重です。

それは人間というのには感情というものがあるし、五感というものがあるからです。

戦後生まれのボクたちにも五感はあるし、感情もある……。

だから、その貴重さを理解できると思う。

ジョン・レノンは感情を大切にすることを教えてくれた……。

平和をすすめるためには、平和的手段をとることを教えてくれた……。

大衆を扇動して危険な目に遭わせようとするジョン・レノンではなかった……。

でも、ジョン自身のことは危険も承知だった……。

物品も語る。ジョンのサングラスを思い出す……。

暴力の恐ろしさは平和を強く訴えるやさしい心の人にも襲いかかる……。


「出征中だった父昌雄さんは、復員後わが子の遺品をみて、当時の惨状をはじめて知った。」



当時のボタン……。下「」引用。

「1981年、元安川川床で旧制中学生の学生ボタンが、地元の高校生の手によって発掘された。戦争末期、金属回収令によってすべての貴金属類が軍需物資として供出させられたが、学生服の金ボタンも姿を消し、代用品の陶製ボタンとなっていた。その陶製ボタンが、戦後30数年の間、川水に洗われ泥にまみれながら移り変わる世相に耳かたむけていたのである。」


「子供のワンピース : 寄贈者・江木マツ子/爆心地で被爆死した夫が、前夜、駅で行列して買ってくれた自宅までの切符と、失明したわが子の着衣。」

子どものワンピースと8月6日の国鉄乗車券

昔の切符はボール紙でしたね。

子供のころ、切符と切符切りの玩具で、駅員さんの真似をして遊びました……。





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