『計画的戦争準備・軍需動員・経済統制 続『政府の能力』』
三輪芳朗・著/有斐閣2008年
おもしろい切り口の本だと思います。
--ボクはいつものことを頭において読みました。
ボクは司馬遼太郎が日本が戦争に負けた原因というのを、今もあるイデオロギー団体は続けていると思います。
--熱狂させて、道理などなくなって、いい加減体制のヒトたち……。
そんなヒトたちには、平和の時にも政治はまかせられません。なのに、戦時という、むしろ厳しい時代にはなおさら、まかせられないと思う。
帯に書かれてあります。下「」引用。
「「軍部の暴走による先の戦争……」
とわかったつもりになっていた。
しかし、「本当か?」「誰が、どのように暴走し、どのようにして暴走させ続けたか?」と自問し、途方に暮れた。
なぜあんな戦争を始めたのか? なぜ止められなかったのか?
有効・適切な再発防止策は何か?--「一部の悪者」が仕組んだとする
図式的理解への安住は「臭いものにフタ」の類で危険だ。」
いい加減体制だから、暴走できたのではないかとボクは思います。
--今も同じですね。
表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。
「1930-40年代の「戦争」(主に日中戦争期)の準備・遂行過程を素材とした「政府の能力」の経済分析。(軍部を含む」政府が企図・実施したとされるさまざまな「計画」「政策」は実体のない「デスクプラン」にすぎず、軍需品の開発から利用に至る調達「現場」などの実態から乖離した。「計画的」に「準備」された「戦争」が有効な「軍需動員」「経済統制」に基づいて実施されたとする「通説」「常識」「通念」に関する冷静・厳密な実証研究。
--「計画的戦争準備」「軍需動員」「経済統制」の基礎となり、これらを条件づけた日本「政府の能力」ははなはだ貧弱であった。「有能な政府」が本来持てる「能力」の発揮に失敗したと考えるべき理由は見あたらない。「戦時統制の成功体験が戦後の経済政策・産業政策の成功につながった」とする「通念」は実態から乖離した神話である。」
ゼロサムゲームをしたがるバカモノが多い時代。
--不満をもっている国民が多いから、煽動もできるのだろう……。
きちんと物事を考えていないヒトたちが多い。
戦争は簡単なことではない。
それをクリアーできるような人物はいない!
この本はおもしろかったが、この本の著者は、【goo wikipedia】では三悪人と書かれてある。
index
三輪芳朗・著/有斐閣2008年
おもしろい切り口の本だと思います。
--ボクはいつものことを頭において読みました。
ボクは司馬遼太郎が日本が戦争に負けた原因というのを、今もあるイデオロギー団体は続けていると思います。
--熱狂させて、道理などなくなって、いい加減体制のヒトたち……。
そんなヒトたちには、平和の時にも政治はまかせられません。なのに、戦時という、むしろ厳しい時代にはなおさら、まかせられないと思う。
帯に書かれてあります。下「」引用。
「「軍部の暴走による先の戦争……」
とわかったつもりになっていた。
しかし、「本当か?」「誰が、どのように暴走し、どのようにして暴走させ続けたか?」と自問し、途方に暮れた。
なぜあんな戦争を始めたのか? なぜ止められなかったのか?
有効・適切な再発防止策は何か?--「一部の悪者」が仕組んだとする
図式的理解への安住は「臭いものにフタ」の類で危険だ。」
いい加減体制だから、暴走できたのではないかとボクは思います。
--今も同じですね。
表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。
「1930-40年代の「戦争」(主に日中戦争期)の準備・遂行過程を素材とした「政府の能力」の経済分析。(軍部を含む」政府が企図・実施したとされるさまざまな「計画」「政策」は実体のない「デスクプラン」にすぎず、軍需品の開発から利用に至る調達「現場」などの実態から乖離した。「計画的」に「準備」された「戦争」が有効な「軍需動員」「経済統制」に基づいて実施されたとする「通説」「常識」「通念」に関する冷静・厳密な実証研究。
--「計画的戦争準備」「軍需動員」「経済統制」の基礎となり、これらを条件づけた日本「政府の能力」ははなはだ貧弱であった。「有能な政府」が本来持てる「能力」の発揮に失敗したと考えるべき理由は見あたらない。「戦時統制の成功体験が戦後の経済政策・産業政策の成功につながった」とする「通念」は実態から乖離した神話である。」
ゼロサムゲームをしたがるバカモノが多い時代。
--不満をもっている国民が多いから、煽動もできるのだろう……。
きちんと物事を考えていないヒトたちが多い。
戦争は簡単なことではない。
それをクリアーできるような人物はいない!
この本はおもしろかったが、この本の著者は、【goo wikipedia】では三悪人と書かれてある。
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