週刊文春 ２０１２年３月２２日号

『週刊文春　２０１２年３月２２日号』
　　　島田真・編/文芸春秋2012年

特集名　東電「最悪の再建計画」舞台裏をスッパ抜く！



【モノクロ口絵】「東電、本日モ反省ノ色ナシ」　下「」引用。
「何を聞いても「はいはいはい」と心のない社長と同じ謝罪セリフを棒読みで繰り返す会長」
「－略－結局、彼らにとっての原発事故とは「経営上の大問題」に過ぎないのではないか。被災者の声が彼らに届くことは、これからもないのだろう。－略－」

「【内部告発】東電「最悪の再建計画」舞台裏をスッパ抜く！　国費2兆6千億投入、枝野大臣やらせパフォーマンス」

「原発の是非は議論もされず」　下「」引用。
「－略－機構関係者はこう指摘する。
「本来これだけ大事故があれば、原発の是非について当然、国民的な議論を経て、国家としての方針を決めなくてはなりません。ところが、この事業計画において、原発の是非が議論になったことは一度もなかった。経産省と東電の間では『早期の原発再稼働」を当然の前提としている。いわば『原発事故の賠償を原発で賄う』という構図になってしまっているのです」－略－」

枝野大臣やらせパフォーマンス。下「」引用。
「ところが、東電関係者はこの“枝野指示”は「ヤラセだった」と指摘する。
「実は一月の時点で、機構と東電の協議で、経費削減て五千億円上積みできることは確認済みだったのです。当然、枝野大臣にもその報告が上がっていたはず。それを、あたかも枝野大臣の指示によってさらなる経費削減を呑ませたかのように演出したのです」
　つまりは政治的パフォーマンスを演じたに過ぎなかった、というわけだ。」

「高すぎる関電工の工事費用」　下「」引用。
「「東電の工事・修繕費用は通常より二～三割は高い。その要因になっているのが東電最大の子会社である関電工の存在なのです」（経産省関係者）－略－
「関電工は子会社なのに東電より立場が強く、なかなか工事コストを公開しない。事業計画の中にもぜひ関電工改革を明記したいという議論になったのですが、ストップがかかった。－略－」

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「野村証券はなぜ“ワル”を輩出するのか　オリンパス、AIJ事件で浮上」

「【就活】原発の質問はお控えください」　下「」引用。
「昨年は震災や原発事故の最中での就活だったが、
「放射性廃棄物の容器を作っている会社の説明会に行った時に、『今日は、原発に関する質問はお控え下さい』と言われました」（別の日大商学部・女子）」

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