磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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イラク占領と核汚染

2009年07月24日 | 読書日記など
『イラク占領と核汚染 Iraq occupation and nuclear contamination』
   森住卓(写真・文)/高文研2005年

図書館の説明文。下「」引用。

「米英軍のイラク攻撃は、イラクの人々に何をもたらしたのか? 開戦前夜から占領下にかけ前後5回、イラク各地を取材。軍事占領と劣化ウラン弾などによる放射能に苦しむ人々の姿を、鮮烈な写真と文章で伝える。」



「白血病のサファア」
表紙の女の子です。下「」引用。

「戦争前、世界中を駆けめぐった反戦の波。その波の中に白血病の少女・サファアの写真を掲げた人々がたくさんいた。「ニューヨークタイムズ」や「ワシントンポスト」に掲載されたイラク戦争反対の意見広告にも彼女の写真が大きく掲載された。戦争中から「サファアは大丈夫?」と心配するファンの声が、メールでたくんさ寄せられていた。-略-」

「ムスタファの村」……。下「」引用。

「ムスタファ君と初めて会ったのは、バスラのイブン・カズワン小児病院をドキュメンタリー映画「ヒバクシャ・世界の終わりに」を製作中の鎌中ひとみさんとともに訪れたときだった。ムスタファ君はお父さんに連れられて、白血病の治療に来ていた。-略-」

2 ムスタファの村-イラク共和国-

国連やアメリカはごまかしている……。下「」引用。

「国連やアメリカは“イラクは医薬品を十分輸入しているのではないか、それなのに経済制裁で医薬品がないと不平を言う”と批判するが、事実は納品の意図的なサボタージュだ。その患者に必要なときに必要な薬が欲しいから注文を出すのに。投与の時期を逸した薬はその患者に使えない。時期を失った薬は無駄になり、結局患者を死なせてしまう。イラクの子どもたちの命が弄ばれている」と。」

日本は……。下「」引用。

「近くのユーフラテス川に行った帰りのことだ。畑道を歩いていた鎌中さんに一人の老農夫が近づき、「日本は何でアメリカに協力するんだ。アメリカはイラクをこんなにメチャクチャにした。俺の着ているものはこんなにボロボロだ。こんな貧しい国にしたのはアメリカだ。日本はアメリカと一緒になって俺たちの首を絞めようとしているんだ」と叫んだ。彼女は老農夫に何と答えてよいのか困っていた。」

クリスマスを祝う人たち……。下「」引用。

「イラクでクリスマスを祝う人々を見た。イラクのキリスト教徒は全国民の三パーセントに満たないが、イスラム教徒も仏教徒の日本と同じようにクリスマスを祝う。もちろん、敬虔なモスリムは見向きもしないが。」

タクシー代なども戦時価格になっているという。

「虐殺の村--クルジア」
--クラスター爆弾の被害を知ることができます。

「III 核汚染 劣化ウラン弾とは何か」というタイトルの文章などもありました。

そして、こんなことを言われたという。下「」引用。

「別れ際、「日本を私はとても好きです。しかし、米軍に協力する軍隊を送った日本を好きになれません」と厳しい顔で言った。」







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