磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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自衛隊員が死んでいく-“自殺事故”多発地帯からの報告-

2009年09月02日 | 読書日記など
『自衛隊員が死んでいく-“自殺事故”多発地帯からの報告-』
   三宅勝久・著/花伝社2008年

さすまじい、ひどさです。
--ボクは小泉純一郎の影響が大きいと思います。まるで組織が小泉になったような感じです……。

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しかし、この本に書かれてあるように旧軍の影響もあることでしょう。
--敗戦して、占領されているのに、日本国民は戦中よりよかったと思う。
それは、愛国心からはずれているのではなく、日本軍がいかにひどかったか!
--愛国心などと彼らはいう資格さえない。まず同じ人間に戻れ!



帯に書かれてあります。下「」引用。

「年間100人を越す自殺・不明者
防衛官僚・腐敗の陰で 自衛隊に何が起きているのか?
セクハラを告発する現職女性自衛官、多発する陰湿なイジメ、隠蔽される暴力、蔓延する不条理、絶望、怒り…。
総理よ、防衛大臣、幕僚長、国防族議員よ!
巨大組織が踏み潰す、隊員たちの叫びを聞け!!」

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「よみがえる旧軍の“伝統”
 イージス艦「あたご」の漁船衝突事故では、一機五○億円以上もする高価な哨戒ヘリを、不明者の捜索を中断して、航海長を本庁に呼び寄せるために飛ばした。名古屋高裁のイラク派遣ににたいする意見判断では、田母神空幕長は、民間人の犠牲が多いクラスター爆弾についても「占領されることと、どちらがいいかと考えた時、防衛手段を持っておくべきだ」などと、市民の犠牲はやむを得ないと見解を示している。傲慢としか言えない行動や発言の数々である。しかし、これらも旧軍からの伝統と思えば納得できる。
 自衛隊で、自殺者や犯罪者が多発する実態もまた、「伝統」からすると不思議ではない。国内最大の役所、防衛省は、戦後六○余年を経て、旧軍がそうだったように、再び「兵隊」を踏み潰しはじめた。悲鳴を上げる隊員たちの姿は、ブレーキの壊れた巨大組織の暴走を暗示する、『炭坑のカナリア』のような気がしてならない。」

■目次・主なものだけ■
プロローグ 護衛艦「きりさめ」異常なし
第1章 整備隊員の死--イラク派遣の陰で
第2章 暴力護衛艦「たちかぜ」--旗艦の実像
第3章 曹候いじめ--脱走兵の告白
第4章 和歌山駐屯地殺人事件--陸曹はなぜキレたのか
第5章 市民を襲う自衛官--空挺団員連続強姦事件
第6章 「私はたたかう!」--自衛隊史上初 現役女性隊員のセクハラ告発裁判
エピローグ 遺族座談会--「息子は自衛隊に殺された」
あとがき よみがえる旧軍の“伝統”  211


自衛隊という組織を大切に思うなら、このような組織でいることを見過ごすことはできないだろう。

日本共産党でさえ大きな問題としている……。

吉岡吉典・共産党元参議院議員。下「」引用。

「自衛隊というのは憲法上いろいろ意見があります。僕のところ(日本共産党)は憲法違反だと言っているわけですが、自衛隊の自殺という問題はそういう問題じゃない。自衛隊員であろうと誰であろうと、人間の生命ほど大事なものはない。-略-」

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しかし、自民党は駄目なんだろうと思う……。

レイプ事件についても、男はクロヒョウなどと福田までいっていた……。

こんな野蛮人たちに、守ってもらえるのでしょうか?

無理でしょうね……。

実生活は破壊されましたね……。

戦争も日常の延長ですよ!








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