磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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おじいちゃん戦争のことを教えて-孫娘からの質問状-

2009年06月23日 | 読書日記など
『おじいちゃん戦争のことを教えて-孫娘からの質問状-』
   中条高徳・著/致知出版社1998年

図書館の説明文。下「」引用。

「ニューヨークの高校に通う孫娘から分厚い手紙が届いた。孫は歴史の授業で、太平洋戦争を勉強することになったという。手紙は戦争を体験した祖父への質問状であった。孫娘の真摯な問いと、軍人を志した祖父の誇り高き応え。」



「軍人を志した祖父の誇り高き応え。」というのは、理解できませんでした……。

どうも、ある種のイデオロギーに染まっていて、パール判事のことも、都合のいいところだけをとっているのでは? とは思えました……。

同じ教育が受けられるから、平等というのはおかしいという著者。
アサヒビール名誉顧問! のおじいさんは、孫にそう教えている……。
そりゃ、留学させているのだから、とても平等な環境では、孫も育っていないのでは?

八月十五日、天皇……。下「」引用。

「無条件降伏の敗戦。まさか、と思った。どう考えても信じられない。みんなも混乱してくる。
「無条件降伏など、天皇陛下の御心であるはずがない。もし、無条件降伏を受け入れたとするなら、それは鈴木貫太郎(当時の首相)の老いぼれの世迷言だ。天皇が戦いをやめろなどとおっしゃるはずがない。」

現実とは異なる……。

戦後、戦犯扱いされたという……。下「」引用。

「陸軍士官学校が閉校になり、私が故郷に復員したのは九月の末だった。-略-汽車はデッキや窓から人が溢れ出るほどの大混雑だ。そこに乗り込もうとして、私は罵声を浴びた。
「あいつらは戦犯だ!」
「お前たちのような軍国主義者のおかげで、おれたちは苦労しなければならないのだ」
「戦争犯罪者が一人前に汽車に乗ったりするな。歩いて行け!」」

--原爆についても書かれてある。

原爆の死者の数……。下「」引用。

「そういえば、景子がニューヨークに行って間もなくのころ、向こうでは授業で原爆をどう教えているかについて、知らせてきたことがあったね。アメリカでは原爆の犠牲者の数を、原爆が投下された瞬間の数だけで教えていて、その後毎年増えていく死者の数は犠牲者には加えていない、ということだった。-略-」

他の本では、ベトナム餓死者の数ではこう書かれてあるが……。下「」引用。

「南京虐殺を上まわるこの餓死者について、日本側は三十万の発表であり、二百万はベトナム民主共和国が大戦後に発表したものである。」『続 慰安婦たちの太平洋戦争』より

さらに、南京大虐殺はなかったという数値0まで出している日本人たちもいる……。








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