磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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四国五郎平和美術館1 ひろしまの母子像

2006年06月24日 | 読書日記など
四国五郎平和美術館1
 ひろしまの母子像』
       汐文社1999年

『おこりじぞう』の絵本をかかれた四国五郎さんの本です。



四国五郎さんが最後の方に文章をかかれています。
「三歳年下の弟は17歳で原爆被爆、三週間苦しみ死亡。原爆症で苦しむ母と末弟だけが半壊した家に生き残った。
 敗戦一年後に音信不通で死んだと思われていた次兄が南方から帰還。三年後に私からシベリアから帰還。

 私は、いつの間にか芸術を創造する人間ではなく、絵によって平和のメッセージと考える絵描きになってしまった。
 世に子のない親はいても母のない人間はいない。私の作品が芸術であろうとなかろうと、これからも老人から幼い子まで通じる絵画言語「母子像」で語りつづけることになりそうだ。   (四國五郎)」


すばらしい絵です。
やはり愛情を感じます。

聖パウロの言葉を
思い出してしまいました。

絵に短い文章も書かれて
あるものがあり、
なおさら理解しやすいものでした。

原爆の像のモデル「佐々木禎子」の
絵もありました。

ちょっと大人びたサダコですね。
サダコは聖母マリアの像のように、
いろいろなサダコがいますね。(^^)







絵本 おこりじぞう

四国五郎平和美術館2 ひろしまの街





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