磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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絵本 おこりじぞう

2006年04月29日 | 読書日記など
『絵本 おこりじぞう』4・5・6歳児から
  山口勇子・原作/沼田曜一・語り
   四国五郎・絵/金の星社/1979年、1999年53刷


名作です。大人の方も読んでいただきたい。
全国学校図書協議会選定第13回緑陰図書



「わらった顔して、町のよこちょうに
たっていたおじさんは、8月6日
原子爆弾を受け、爆風でふきとばされた。
水をもとめ、にげのびてきたひとりの
女の子の目には、そのおじぞうさんが、
おかあさんにみえた。
やがて、おじぞうさんは、目をぐっと
らみ、口をぎゅっとむすび、
仁王の顔になった。目からあふれた
涙が女の子の口もとにながれた……。」

絵本だけでなく、
『ストーリー・テリングのために
おこりじぞう 原作』がついています。

原作とちがって、この絵本は
語りを重視されているようです。

語りは僕にはわかりません。
僕は原作が好きです。

はかなく消えるのではなく、
「おこりじぞう」として、
生き続けて欲しいと願うからです。

怒りは悪いことではありません。
怒りから悪いことをする人もいますが、
怒りは悪いものではありません。

原爆を落とされたことに、
怒りをもって、おこり続けること。
これは悪いことではないと思います。

他の本で子どもの感想文があり、
本当にやさしいから、おこりじぞうは
怒っているんだと書かれてありました。

その通りだと僕も思います。

核兵器については、怒り続けましょう!



それが理性、それが愛!





おこりじぞう


海はるか *「おこりじぞう」のこと……


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