磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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戦争と沖縄 岩波ジュニア新書19

2009年09月19日 | 読書日記など
『戦争と沖縄 岩波ジュニア新書19』
   池宮城秀意・著/岩波書店1980年

裏表紙に書かれてあります。下「」引用。

「一九四五年、沖縄は悲惨な戦場になりました。圧倒的な力をもつアメリカ軍によって、沖縄守備の日本軍は、激戦の末に壊滅しました。その闘いでは、中学生や女学生も直接戦闘にかり出され、何十万もの住民は家を失い、一家離散の苦しみをあじわいました。この本は、その時の状況をつぶさに語ります。そしてさらに、アジアの中心点に位置している沖縄の独特な歴史と、戦争後日本に復帰するまでの沖縄の人びとの歩みをも語った興味深い本です。」



三隻の出航……。下「」引用。

「八月二一日、対馬(つしま)丸、僥空(ぎょうくう)丸、和浦(わうら)丸の三隻の船団が五○○○名の疎開者を乗せて、護衛艦(宇治(うじ)、蓮(はす))に守られて那覇(なは)港を出航しました。
 対馬丸は、六七五四トンの陸軍の御用船で、最大一○ノットしか出ない老朽(ろうきゅう)船でした。
 翌八月二二日、「この近海がもっとも危険な水域である。だから注意事項をきびしく守るよう、今日一日無事にすごせば、きっと無事に鹿児島につくことができる」と指揮官にいわれ、引率の先生がたは、学童にの救命胴衣をつけさせて、甲板に寝かせ、万一に備えていました。
 ところが夜一○時過ぎ、悪石(あくせき)島近海で、アメリカの潜水艦からの攻撃を受け、三発の魚雷が命中した対馬まるは、暗黒の海上でたちまち地獄と化したのです。-略-
 ともに那覇を出航した他の二隻は無事でしたので、護衛艦は救助もしないで、そのまま鹿児島に向かっていってしまったのです。」

「破壊された那覇市のメソジスト教会前での戦闘」



「犠牲となった住民たち(集団自決のようだとアメリカ軍は記録している)」











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