『なさけないけどあきらめない-チェルノブイリ・フクシマ-』
鎌田実・著/朝日新聞出版2011年
山下俊一を「原子力ムラ」の住民と思っていないかのような著者……。
なさけない……。と、被害をうけるだろう人たちは思っておられるのでは?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/cf/e21cc033925d9db3075bc0d2f2cfe53a.jpg)
介護「いいたてホーム」 下「」引用。
「職員は飯舘村の出身者が9割だという。地元のお年寄りのために仕事をしたいという意識は立派だと思う。だけど、移住した職員たちが、ずっと冬場の雪深い山を越えて通い続けられるだろうか。子どもを持つ職員は、時間的に通えなくなるのではないか。そうして誰かが抜けたら、飯舘村出身者以外の人が、介護のために飯舘に入ってくれるかどうか。そうした懸念もある。
それでも「いいたてホーム」が埼玉県に分散して移るか、飯舘村はに残るかを「自己決定」できたことは重要だ。-略-」
南相馬……。下「」引用。
「南相馬市は人口は約7万数千だが、震災直後は2万人まで減った。それがいまは4万人まで戻った。商店街など8割方戻ったように見えたが、桜井市長に言わせると、
「まだ5割ですよ。自営業の人はかなり戻ってきましたが、大型チェーン店はまだまだです。鎌田先生はご存じてしょうが、病院などもまだまだ。入院治療もできない。不安ですよ」」
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「「だいじょうぶ」は改善を止めてしまう」 下「」引用。
「「だいじょうぶ」と学者が言う。政治家も「だいじょうぶ」と言う。「当面は」なんて言葉も付けて。ぼくは、今回みたいに国民が切実な不安のなかにいるときには、適切な言葉ではないと思う。食べ物もだいじょうぶ、グラウンドもだいじょうぶ。だいじょうぶという言葉は改善を止めてしまう。本当の安心ができるように行動するべきだ。口だけではダメ。」
「埋葬の村」 下「」引用。
「チェルノブイリの放射能の高汚染地域では、「埋葬の村」といい、人が住んではいけない村がいくつもできた。」
日本には“生き埋めの村”もあるやもしれませんね……。
学者としての役割を果たしてほしい。下「」引用。
「チェルノブイリ原発事故から2年後の1988年4月27日、ソ連(当時)の原子力の大家レガソフが自殺した。原発労働者の町プリピャチの避難が遅れたことと、事故の重大さ、放射線の影響を正しく評価していなかったことを悔いたためとされている。日本の原子力村の学者に言いたい。原発を推進した一人として痛みを感じながら、学者の役割を果たしてほしい。国民に不安感を与えないようにという気持ちはわかるが、ただ「だいじょうぶ」というのでは不安になるだけだ。テレビ局に掛け合ってでも、「だいじょうぶ」の理由を国民にわかりやすく、時間をかけて説明するのが専門家の義務だと思う。」
そんな大丈夫があるとでも思っているのか? 著者は本気で書いているのか???
仕事……。下「」引用。
「仕事は、どんな精神安定剤よりも、精神的安定をもたらし、希望を持つことにもつながる。「雇用」を生み、守るために、政府はお金を投入すべきだ。」
納得の言葉ですね!!!
双葉町ワースト6。下「」引用。
「双葉町は、原発を置くことによって裕福になった。そして、原発がありながら、貧しくなった。双葉町は7千人の町。2007年度には実質公債費比率が30.1%と、全国ワースト6位になっている。信じられないことに早期健全化団体となっているのだ。結局、悪化した町の経済を改善するために、原発を増設する方法を仕方なく選んだ。増設計画にかかわる初期対策費53億円が払われている。」
山下俊一との対談がありました。
本当? 下「」引用。
「鎌田 マスコミはあんまり大きく取り上げませんでしたが、妊婦と乳幼児に対する対応はよかったです。それでも、少人数の子どもがしばらく残っていた。-略-」
「100回以上チェルノブイリに山下は行った」と書かれてあるが、タイトルは「対談を終えて「民主的な議論をしてほしい」」……。世の中の人は忙しい中、本を読みます。明確に表現してもらいたとボクは思う。勘違いする人もいるのでは?
山下俊一は電気会社から一円ももらっていないと誉める著者。しかし、放影研のメンバーの山下俊一。下「」引用。
「ただ、「原子力村」の学者が声をひそめているのに、電力会社から研究費を一銭ももらっていないという山下さんが、なんでこんなよごれ役をするのか不思議です。得なことなんてないはず。」
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よごれ役? そんな表現でいいのか? 本当に情けない……。一銭ももらわなかったら、殺人もいいのか? あきれた論理だ……。被爆者をモルモットに見殺しにした放影研のルーツ(ABCC)を忘れてはいけない!!!
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本当の友人は、人道をはずれた友人ならば、わが身を削ってでも、非難する人だろうとボクは考える。
住田健二「なぜわれわれが謝らなければならないんだという声が原子力村の3割でした。」
住田は核融合の専門家……。何を行ったのか、住田も含めて理解していない原子力ムラの住民。
「すぐに原発廃止しても節電と自然エネルギーで対応できる」田中優との対談。
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目 次
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鎌田実・著/朝日新聞出版2011年
山下俊一を「原子力ムラ」の住民と思っていないかのような著者……。
なさけない……。と、被害をうけるだろう人たちは思っておられるのでは?
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介護「いいたてホーム」 下「」引用。
「職員は飯舘村の出身者が9割だという。地元のお年寄りのために仕事をしたいという意識は立派だと思う。だけど、移住した職員たちが、ずっと冬場の雪深い山を越えて通い続けられるだろうか。子どもを持つ職員は、時間的に通えなくなるのではないか。そうして誰かが抜けたら、飯舘村出身者以外の人が、介護のために飯舘に入ってくれるかどうか。そうした懸念もある。
それでも「いいたてホーム」が埼玉県に分散して移るか、飯舘村はに残るかを「自己決定」できたことは重要だ。-略-」
南相馬……。下「」引用。
「南相馬市は人口は約7万数千だが、震災直後は2万人まで減った。それがいまは4万人まで戻った。商店街など8割方戻ったように見えたが、桜井市長に言わせると、
「まだ5割ですよ。自営業の人はかなり戻ってきましたが、大型チェーン店はまだまだです。鎌田先生はご存じてしょうが、病院などもまだまだ。入院治療もできない。不安ですよ」」
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「「だいじょうぶ」は改善を止めてしまう」 下「」引用。
「「だいじょうぶ」と学者が言う。政治家も「だいじょうぶ」と言う。「当面は」なんて言葉も付けて。ぼくは、今回みたいに国民が切実な不安のなかにいるときには、適切な言葉ではないと思う。食べ物もだいじょうぶ、グラウンドもだいじょうぶ。だいじょうぶという言葉は改善を止めてしまう。本当の安心ができるように行動するべきだ。口だけではダメ。」
「埋葬の村」 下「」引用。
「チェルノブイリの放射能の高汚染地域では、「埋葬の村」といい、人が住んではいけない村がいくつもできた。」
日本には“生き埋めの村”もあるやもしれませんね……。
学者としての役割を果たしてほしい。下「」引用。
「チェルノブイリ原発事故から2年後の1988年4月27日、ソ連(当時)の原子力の大家レガソフが自殺した。原発労働者の町プリピャチの避難が遅れたことと、事故の重大さ、放射線の影響を正しく評価していなかったことを悔いたためとされている。日本の原子力村の学者に言いたい。原発を推進した一人として痛みを感じながら、学者の役割を果たしてほしい。国民に不安感を与えないようにという気持ちはわかるが、ただ「だいじょうぶ」というのでは不安になるだけだ。テレビ局に掛け合ってでも、「だいじょうぶ」の理由を国民にわかりやすく、時間をかけて説明するのが専門家の義務だと思う。」
そんな大丈夫があるとでも思っているのか? 著者は本気で書いているのか???
仕事……。下「」引用。
「仕事は、どんな精神安定剤よりも、精神的安定をもたらし、希望を持つことにもつながる。「雇用」を生み、守るために、政府はお金を投入すべきだ。」
納得の言葉ですね!!!
双葉町ワースト6。下「」引用。
「双葉町は、原発を置くことによって裕福になった。そして、原発がありながら、貧しくなった。双葉町は7千人の町。2007年度には実質公債費比率が30.1%と、全国ワースト6位になっている。信じられないことに早期健全化団体となっているのだ。結局、悪化した町の経済を改善するために、原発を増設する方法を仕方なく選んだ。増設計画にかかわる初期対策費53億円が払われている。」
山下俊一との対談がありました。
本当? 下「」引用。
「鎌田 マスコミはあんまり大きく取り上げませんでしたが、妊婦と乳幼児に対する対応はよかったです。それでも、少人数の子どもがしばらく残っていた。-略-」
「100回以上チェルノブイリに山下は行った」と書かれてあるが、タイトルは「対談を終えて「民主的な議論をしてほしい」」……。世の中の人は忙しい中、本を読みます。明確に表現してもらいたとボクは思う。勘違いする人もいるのでは?
山下俊一は電気会社から一円ももらっていないと誉める著者。しかし、放影研のメンバーの山下俊一。下「」引用。
「ただ、「原子力村」の学者が声をひそめているのに、電力会社から研究費を一銭ももらっていないという山下さんが、なんでこんなよごれ役をするのか不思議です。得なことなんてないはず。」
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よごれ役? そんな表現でいいのか? 本当に情けない……。一銭ももらわなかったら、殺人もいいのか? あきれた論理だ……。被爆者をモルモットに見殺しにした放影研のルーツ(ABCC)を忘れてはいけない!!!
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本当の友人は、人道をはずれた友人ならば、わが身を削ってでも、非難する人だろうとボクは考える。
住田健二「なぜわれわれが謝らなければならないんだという声が原子力村の3割でした。」
住田は核融合の専門家……。何を行ったのか、住田も含めて理解していない原子力ムラの住民。
「すぐに原発廃止しても節電と自然エネルギーで対応できる」田中優との対談。
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