磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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国民講座・日本の安全保障 5

2008年07月16日 | 読書日記など
『国民講座・日本の安全保障 5』
   国民講座・日本の安全保障編集委員会(編)/原書房1968年

核保有論者もいます……。
--しかし、『核の冬』もしらない時代ですね……。
あまりにも、愚かな論理ばかりと、今ではそう思われることが多い……。



大して効果はないという……。下「」引用。

「抑止力を効果的ならしめためには、相手方より憂愁な、迅速に目標に達しうる、最新型の核兵器を、相手方より多数持っていなければならない。そうでなければ、自国よりも強力な侵略国は、相手方から受ける報復以上をやっつけることができることを知っているのであるから、そうした劣勢な核兵器によって抑止されることはない。
 それゆえ、すでに米ソという突出的に巨大な核保有国が存在している以上、米ソいずれの陣営に属する国も、自ら多大の犠牲を払って核武装してみても、大した効果はないといわなければなるまい。」

徹底抗戦というのなら、そうだろうけど……。
--パキスタンではそういう意味では保有しようとしたとは思わない。
--彼らも原子力帝国にすることが、最大の狙い目のように、ボクは思える。
なぜなら、保有しようとするような国に民主主義はないからである……。
原発もそうであるが、核兵器はさらに、ファシズムの象徴となりうるものだろう……。
--もちろん、アメリカにもファシズムはありますね……。

査察の不均等……。下「」引用。

「しかし問題はある。査察はよいとしても、ヨーロッパ諸国は、いわば仲間同志の査察であるユーラトム方式で、日本インドなどはIAEAで、米ソともなれば査察なしという点は、まさに「核保有国と非核保有国、さらに非核保有国間にも、査察の不均等性を招き、わが国の原子力産業の発展に悪い影響をもたらす」という見方も成立する。しかこれはあくまでたてまえ問題に知覚現実の査察が、原子力産業に悪影響を及ぼすかどうかは、IAEAの査察規定の運用問題である。」

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核武装論を展開する。下「」引用。

村松剛氏は、「核は単に軍事的な道具であるだけでなく、むしろ国際政治面でのシンボルであり、いわば精神面での効果が大きい」(時事問題研究編『核なき日本の安全保障』一七八頁)ことを指摘され、アメリカによる心理的占領から解放され、無力感から回復されることが、いま日本人にとって非常に大切なことで、「核は民族独立のシンボル」であり、「そのうえ核兵器の開発は、核時代の科学工業を促進すする、重大な支柱となってゆく、工業の面は、核の平和利用の開発をすすめればそれでいいというわけだけれど、兵器としての開発と、平和利用との場合とでは、精密度がまるでちがう。平和利用では、予算の兵器の場合ほど大量にとれないのが普通であり、だからこそ科学工業は、つねに武器とともに発達してきた。日本はこのままだと、核技術の技術面で、たいへんなおくれをとる危険がある」(*同上、一八一頁)と警告している。」*「時事問題研究所編『核なき日本の安全保障』

さらに増税されるというわけですね……。

原子力帝国がさらに憎悪するわけですね……。

--ラッセルを共産主義と同一歩調という……。
--ラッセルは核兵器反対で、ソ連や中国の核保有国とは、同一歩調をとってはいない。
ソ連や中国のようになりたいのは、日本の原子力帝国推進者である……。

平和利用というのにも問題があるが、それはスルー……。下「」引用。

「岸田純之助氏の指摘せられているように「日本の核政策は、日本が核兵器をもつべきか、もたざるべきかといった選択ではなくて、日本の原子力平和利用の開発をどのような体制で進めれば、核保有国諸国の達している原子力平和利用の水準にまで、急速に追いつけるかという問題のほうを、真剣に考えなければならい」(「国防」昭和四十二年七月号)ことはたしかである。」

このころの日本の国防費1.1%だったという……。下「」引用。

「イギリスの戦略研究所の報告によると、国民総生産に占める国防費の割合は日本が最低で一・一%である。」

これに戻し、庶民に減税したら、生きていける人たちも増えるだろう……。








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