磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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チェルノブイリ旅日記 ある科学者が見た崩壊間際のソ連

2006年04月30日 | 読書日記など
『チェルノブイリ旅日記 ある科学者が見た崩壊間際のソ連』
   京都大学原子炉実験所・瀬尾健(著)/風媒社1992年

多くの人たちがチェルノブイリについて、
原発について誠実に考えておられます。



京都大学の原子炉実験所の方が書かれていますね。
各国の専門家とのやりとりのことも書かれてあります。

スリーマイル島原発事故のとき、著者はアメリカに
質問の手紙をアメリカの関係当局に送ったという。

数カ月後には、NRC(原子力規制委員会)から
大量の資料を送付されたという。

それに引きかえ日本は最悪だそうです。
データはひた隠しにするし、問い合わせの手紙を
出しても返事をもらえないという。

この当時のソ連ではグラスノスチがいわれ、一年が過ぎたころ、
レガノフ氏本人から手紙が届いたという。

それは質問に対して一つ一つきちんと答えたものであったという。
それから数カ月後、氏が自殺したことを新聞で知ったという。

その情報が誠実なものかどうかはわからないが、
日本よりもマシだということだろう。

100キロ地点というのも、日本に適応すれば、
若狭の原発銀座からちょうど大阪までの距離だという。

30キロ圏から出るときは、検問所に設けられた
汚染検査のゲートを通らねばならない。

このようなことが日本で起こらないとを、
世界中のどこでも起きないことを願います。



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