磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

ヒロシマ・ナガサキを考える 第59号 もっと生きていたかった-子どもたちの伝言-

2008年10月17日 | 読書日記など
『ヒロシマ・ナガサキを考える 第59号 もっと生きていたかった-子どもたちの伝言-』
   ヒロシマ・ナガサキを考える会・編著/
     石川逸子・著/ヒロシマ・ナガサキを考える会1997年

うすい冊子です。
--手作りだと思います……。
日常さえも平和ではない毎日……。
……そりゃ、核兵器保有論者が総理大臣の時代ですからね……。



■目 次■
1 笛の音  3
2 一枚の絵  5
3 テレジン収容所  9
4 一枚の誕生プレゼント  13
5 一枚の地図  17
6 蝶になって  22
7 一九四五年冬・ベトナム  25
8 一本のくすの木  29
9 一通の学籍簿  34
10 一つの歌  38
11 小さな手  43
12 一枚の写真  46
13 一通の遺書  49
14 再び笛の音  53



「一本のくすの木」下「」引用。

「ここに
一本の老いたくすの木が立っています

一九四五年八月六日
まだ若かったくすの木の下で
一人の男の子が死にました

男の子の名前はわかりません
原爆が落された朝
火の海となった川の向う岸から
お母さんと一緒に逃げてきました

-略-」

被爆樹と少年をうたった詩だと思います。
どんな時にも、人間には生きる環境がある……。
人間は木々といっしょに生きてきた……。
--自分の手でエネルギーをつくることのできない動物である……。

いじめもテーマにありました。下「」引用。

「-略-
「この子は生きたいのに
殺されたのです
クラスでなにが起きていたのか
どんないじめかこの子の魂を死へと追ったのか
どうか知らせてください
この子の供養のため
この子と同じ目にあう子がもう決してないように」

懸命な親の訴えに
学校から 教育委員会から PTAから
返ってきたのは
保身のための事実隠しと 冷たい答えだけだったといいます
-略-」

戦時システムを続けている限り、このことも繰り返されるでしょう。

民主主義を取り入れたら大変だから、教育者もまるで政治家のようなことを言います!

教室の独裁者は、教室の責任をとろうとしません。

きれいなイメージだけを投げつけ、他者の非難をしていれば、正義と思っている。
--そんな戦時システムの人たち……。

きれいごとだけの平和を訴え!
「戦争責任」をとらなかった戦時中の教師たちのように……。

昭和天皇はまだ「戦争責任」をとったほうだと、少数ですがいう人もいます……。
--まだ……、そうかもしれません……。

教育システムこそ、人を愛そうと努めるシステムにかえないと……。

戦争愛国主義と、イデオロギー唯物史観教育の冷戦。

どちらも傲慢、独善!

相手を倒すためには平気でウソをつきつづける……。

「こんな人たちになってはいけませんよの見本のような人たち……」

そうあきれて見ているまともな教師の傍観が続く……。

また、一人とびおりたというニュースが……。






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