磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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030 ラッキー・アイテム

2007年05月09日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

二章、首つりの木の下で




030 ラッキー・アイテム


顔の上で声が聞こえる。

「真美、生きているかあー、生きているって素敵だなあー。夜はこんなに冷たいのに、真美の息はとても温かいじゃないか。生きているって素敵なことだよ、真美」

ぼくはヒゲずらの頬でこすられた。

少し痛かった。

この人は僕のことを真美という人と勘違いしているのではないかと思えた。

でも、こう考えている僕自身が、嘘の自分のようにも感じた。

「ソーリィー! その人は真美さんじゃない」
「何!」

「その人は、真美さんじゃない。どこかの知らぬ少年だよ」
「少年? 真美じゃないのか」

「真美さんは死んだ」
「真美は死んでなんかいない。ここにいるじゃないか」

「……」
「真美は、ここに生きている。ほら、息をしている」
「それは、少年だ。真美さんは娘だったろう」

「娘、決まっているだろう、真美は娘に……」
「ソーリィーの膝の上にいるのは、少年だよ」

桜の木の枝から、ロープが下がっている。

「この少年も、真美さんのように苦しいことがあって、若い身空でこの世とおさらばしようとしたんだなー」

ぼくは、ここでまた気を失った。

すっかり目がさめたとき、熊谷老人と高橋青年がいた。

あの人に会いたいと思うことは不自然なことではないような気がした。

ぼくが求めていた何かを彼がもっているような気がした。

ビデオ・ゲームでいうラッキー・アイテムを彼が持っているような気がした。








閑話休題

ブッシュ大統領の支持が低下。

当然のことだろうと思う。

戦争とは何か、未だに理解されていない。

多くの人はこんな結果になると……。

しかし、このことをアメリカ人が忘れても、

イラクや中東の人たちは忘れないだろう。

中東から中国に石油のパイプライン。

安くつくそうだ……。

日本も協賛したらいいものを……。

しかし、テロリストに睨まれるような、

バカな行動をとっている国は、

そんなことはできないだろう……。

破壊されることを計算にいれれば、

余計に高くつくことだろう……。

ロシアからのエネルギー関連の輸入は

サウジアラビアを抜いたという……。











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