磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

【ビデオ】もし、この地球を愛するなら

2006年05月13日 | 読書日記など
【ビデオ】カラー26分
IF YOU LOVE THIS PLANET

もし、この地球を愛するなら


第55回(1982)アカデミー賞ドキュメンタリー部門
第25回(1982)アメリカン フィルム フェスティバル ブルーリボン賞

出演医学博士 ヘレン・カルデコット
監督 テリー・ナッシュ
解説 渡辺美佐子

提供 DREAM LIFE CORPORATION
   NFBC カナダ国立映画制作庁
  (株)ドリームライフコーポレーション


【解説】
 1983年4月、第55回アカデミー賞授賞式で、監督のテリー・ナッシュ女史はオスカーを手に「この映画を宣伝してくれた米国司法省に感謝する」と皮肉まじりに授賞の挨拶し、満場の拍手を浴びた。それは司法省が「この映画は政治的プロパガンダだ」と名指しで非難したことに対する市民の良識の勝利であり、世界中の反戦・反核ムードのあらわれでもあった。続いて行われたアメリカン・フィルムフェスティバルでも最高賞であるブルーリボン賞を授賞している。
 カナダ国立映画庁制作になるこの映画の特に勝れているのは、医学的立場からの原爆被害の解明、何故、こんなにまで核兵器が発達したのか? もし、現在米・ソ両国を初め核保有国がそれを使用したら、私たちの住んでいる世界は一体どうなるのか? 今、考えるべき核保有国の本質を判りやすく解明している点である。そして、もし、私たちが自分たちの生きているこの地球を愛するなら、人類の未来を考えるなら、今、何をすべきかを訴えている。
 日本語版制作に際しては、10フィート運動に参加したスタッフをはじめ、多くの人々の協力で制作され、特に主演とも云うべき医学博士ヘレン・カルデコット女史の熱気溢れる講演は、名優渡辺美佐子さんの熱演で、核戦争の恐しさと現在の状況を知らせ、今、私たちは何をなすべきか? を忠実に伝え、観る人々に大きな感動を与える。

【鱧男の感想】
 この作品は26分ですが、内容は濃いです。医学博士ヘレン・カルデコットさんが厳しい口調で、講演されています。
 感情的だと非難する人がいるが、こんなことに感情的にならない人の方がどうかしているといわれていました。私も、その通りだと思います。
 核戦争にそなえてくださいとレーガン大統領がいったそうで、あきれたものですね。もう少しで核戦争になったのは、模擬用のテープを実際に使用していたという。人間というものは間違うものですね。それなのに、人類絶滅につながる技術を持っているのは愚かなことですね。
 学校でも核戦争にそなえた勉強を子供たちもしたという。



 そんなことをしたとしても、子供たちの命も大人の命も守ることはできないでしょう。
 おもしろいのは、「子供の命」を守ることこそが保守といわれていた。いつから、こんなに保守派は現実検討能力が低くなってしまったのだろう? 原爆信仰という新しいことをはじめたからだろうか?



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